高血圧症って何?わかりやすく解説

親の健康診断の結果を見て「血圧が高いって何が悪いの?」って思ったことないですか?実は、血圧が高い状態が続くと、心臓や血管に大きなダメージが加わっていくんです。この記事では、高血圧症とは何か、どうして危ないのか、そして予防するにはどうすればいいのかを、簡単に説明していきますよ。

血圧って何ですか?

血圧というのは、心臓が血液を送り出すときの力のことだよ。心臓がポンプのように働いて、血液を全身に送るときに、血管に対してどのくらいの力で押し出しているか、っていうのを測ったものなんだ。
血圧が高いってどういう状態なんですか?

血圧が高い、つまり高血圧症というのは、その血液を押し出す力が基準より大きい状態が続いている状態のこと。血管に対して強い圧力がかかり続けるから、血管がボロボロになっていくんだ。
ボロボロになるとどんなことが起きるんですか?

血管が傷つくと、そこから血栓、つまり血の塊ができやすくなる。それが脳や心臓の血管を詰まらせると、脳卒中や心筋梗塞という命に関わる病気になるんだ。
どうしたら血圧が高くなるんですか?

塩分の多い食事、運動不足、ストレス、太りすぎなんかが原因になることが多いよ。でもね、原因がはっきりしない人も多いんだ。そういう場合を一次性高血圧って呼ぶんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 高血圧症とは、血管にかかり続ける圧力が強い状態で、健康診断で140/90mmHg以上が目安
  2. 血管がダメージを受けて、脳卒中や心筋梗塞といった重い病気につながる危険性がある
  3. 塩分・運動不足・ストレス・肥満が主な原因で、生活習慣の改善で予防・改善できる
目次

もうちょっと詳しく

高血圧症が怖い理由は、自分では気づきにくいところにあります。血圧が高い状態が続いても、最初は症状がないことがほとんど。だから「サイレントキラー」なんて呼ばれることもあるんです。つまり、気づかないうちに血管や心臓にダメージが蓄積していくということ。だからこそ、定期的に血圧を測って、早めに気づくことが大切なんですよ。血圧は年をとるにつれて高くなりやすくなるので、若いうちからの生活習慣が重要になってくるんです。

💡 ポイント
症状がないから危険!定期的に血圧を測ることが予防の第一歩だよ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「血圧が高い=すぐに倒れる」
→ 高血圧症は症状がないことがほとんどなので、血圧が高いだけではすぐには何も起こりません。でも、その間に血管はダメージを受けているんです。
⭕ 「血圧が高い=今は大丈夫でも、放っておくと危険」
→ 血管へのダメージは少しずつ蓄積します。気づかないうちに進行して、ある日突然脳卒中や心筋梗塞になることもあります。
なるほど〜、あーそういうことか!

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血圧って何?どうやって測られているの?

血圧というのは、心臓が血液を送り出すときに、血管にかかる圧力のことです。心臓がドクドクと拍動するたびに、血液が全身に送られていくんですけど、このときに血管の壁にどのくらいの力がかかっているかを測ったものが「血圧」なんですよ。

血圧を測るとき、必ず「上の数字」と「下の数字」の2つが出てきますよね。これらは何を表しているのかというと、上の数字(収縮期血圧)は心臓が収縮して血液を送り出すときに最も圧力が高くなった状態を、下の数字(拡張期血圧)は心臓がリラックスして血液が戻ってくるときの圧力を表しているんです。つまり、心臓の動きに合わせて、血圧は常に変動しているということですね。

具体的な例で説明すると、ホースで水を噴く場合を思い浮かべてみてください。蛇口をぎゅっと締めるのが心臓の収縮で、蛇口を開くのが心臓の拡張というわけです。蛇口をぎゅっと締めたとき、ホースの中の水の圧力が最も高くなりますよね。それが上の血圧です。そして蛇口を開いたとき、ホースの中の水の圧力が下がります。それが下の血圧というわけです。

ちなみに、正常な血圧の目安は上が120以下、下が80以下とされています。そして、140以上/90以上になると「高血圧症」と診断されるんです。ただし、診断は1回の測定ではなく、複数回測定して判断するのが一般的ですよ。

血圧はいつ高くなるの?

血圧は時間帯によっても変わります。朝目覚めたときから昼間にかけてだんだん高くなって、夜間に低くなるのが普通です。これは体内時計と関係があるんですね。また、運動したときや、興奮しているときも血圧は高くなります。そのため、健康診断で血圧を測るときは、安静な状態で数分間休んでから測ることが大切なんです。

どうして血圧が高くなるの?高血圧症の原因

高血圧症の原因は大きく分けて2つあります。1つは「一次性高血圧」という、原因が特定できないタイプです。日本人の高血圧症患者のうち、約9割がこのタイプなんですよ。もう1つは「二次性高血圧」という、ほかの病気が原因で血圧が高くなるタイプです。

一次性高血圧の場合、複数の要因が組み合わさって血圧が高くなることがほとんどです。主な要因としては、食べ物に含まれる塩分が挙げられます。塩分を多く摂取すると、体は塩分を薄めようとして血液の量を増やします。血液の量が増えると、血管に対してかかる圧力も大きくなるというわけです。

それ以外にも、運動不足も大きな原因です。運動をしていないと、血管の弾力性が失われて、血圧が高くなりやすくなるんです。また、ストレスも影響します。ストレスを受けると、体は緊張状態に入って、血管が縮まり、血圧が上がるんですね。さらに、太りすぎ、つまり肥満も高血圧症につながります。体重が増えると、心臓はより多くの血液を送る必要が出てくるので、血管に対してかかる圧力が大きくなるというわけです。

そのほかにも、アルコールを多く飲む習慣、喫煙、睡眠不足なども血圧を上げる要因として知られています。つまり、高血圧症は1つの原因ではなく、複数の悪い生活習慣が重なることで発症しやすくなるということなんですよ。

年をとると血圧が高くなりやすい理由

高血圧症は年を重ねるにつれて患者数が増えていきます。これは、血管が年をとるにつれて硬くなっていくからなんです。若い時代の血管は柔らかくて、心臓からの圧力を吸収できます。でも、年をとると、血管の壁に脂肪やコレステロールが溜まって、血管が硬くなっていくんですね。硬い血管は圧力を吸収できないので、血圧が高くなりやすくなるというわけです。

高血圧症が危ない理由:血管へのダメージ

高血圧症がこんなに怖い病気として扱われるのは、その合併症にあります。血圧が高い状態が続くと、血管の内側がどんどんダメージを受けていくんです。

まず、血管の内側を覆っている細胞(内皮細胞)が傷つきます。血液の圧力が強くかかり続けるので、ちょうどホースに強い水圧がかかり続けるのと同じように、血管の壁もボロボロになっていくんですね。そうすると、傷ついた部分にコレステロールや脂肪が溜まりやすくなって、血管の内側がどんどん狭くなっていきます。これを「動脈硬化」、つまり血管が硬くなって狭くなる状態といいます。

動脈硬化が進むと、血液が流れにくくなります。特に、脳の血管や心臓の血管で動脈硬化が進むと、血液が詰まりやすくなるんです。脳の血管が詰まると「脳梗塞」という病気になって、脳への血液の供給が止まってしまいます。心臓の血管が詰まると「心筋梗塞」という病気になって、心臓の筋肉への血液の供給が止まるんですね。どちらも命に関わる重い病気です。

また、血圧が高いと、血液の塊である「血栓」ができやすくなります。傷ついた血管の内側に血栓ができて、それが流れていって脳や心臓の血管に詰まると、脳卒中や心筋梗塞になるんです。さらに、血圧の高さが続くと、脳の血管が破裂する「脳出血」という病気になることもあります。

つまり、高血圧症は自分では気づきにくいまま、着実に血管にダメージを与え続けているということなんですよ。だから、症状がなくても、血圧が高いと診断されたら、放っておいてはいけないんです。

高血圧症が引き起こす病気の連鎖

高血圧症がもたらすダメージは血管だけではありません。血圧が高い状態が続くと、心臓も大きな負担を受けます。心臓がより強く、より頻繁に拍動しなければならなくなるので、心臓の筋肉が疲弊して「心不全」という状態になることもあります。心不全というのは、心臓のポンプ機能が低下して、体全体に十分な血液を送り出せなくなる状態のことです。

また、高血圧症が腎臓にダメージを与えることもあります。腎臓は血液をろ過して、不要な物質を尿として排出する臓器ですが、血圧が高いと腎臓の細かい血管がダメージを受けて、腎臓の機能が低下していくんです。腎臓の機能が低下すると、さらに血圧が高くなるという悪い循環が始まってしまいます。

高血圧症の予防と改善:生活習慣の見直し

ここまで読んで、「高血圧症は怖い病気だ」ってわかったと思います。でも、実はいい知らせもあるんです。高血圧症は、生活習慣を改善することで、かなり予防・改善できる病気なんですよ。

まず1番大事なのが「塩分を減らす」ことです。日本人は塩分を摂り過ぎていることが多いんです。毎日の食事で塩分を減らすだけで、血圧を下げられます。具体的には、醤油やソースをかけすぎないようにする、加工食品や塩辛いスナック菓子を減らすなどが挙げられます。コンビニのお弁当や外食は塩分が多めですから、家で料理するときは塩分少なめを心がけましょう。

次に大事なのが「運動」です。週に3日以上、30分以上の運動を心がけましょう。歩くだけでもいいんですよ。運動をすることで、血管の弾力性が戻って、血圧が下がりやすくなります。軽いジョギングや水泳、ダンスなど、自分が続けられる運動を選ぶことが大切です。

そして、「ストレスを減らす」ことも重要です。瞑想をしたり、好きなことをしたり、友達と遊んだり、音楽を聴いたりすることで、ストレスを軽くしましょう。ストレスが減ると、血管が緊張した状態から解放されて、血圧が下がるんです。

また、「体重を正常範囲に保つ」ことも大切です。太りすぎている場合は、ダイエットすることで血圧を下げられます。そして、「禁煙」と「アルコールの量を減らす」ことも重要ですね。喫煙は血管を縮めるので、血圧が上がる原因になります。アルコールも同じく、多く飲むと血圧を上げてしまいます。

これらの生活習慣の改善で血圧が下がらない場合は、医師の指示の下で「降圧薬」という血圧を下げるお薬を飲むことになります。ただし、生活習慣の改善はお薬を飲んでいる場合でも、続けることが大事なんですよ。

若いうちからの予防が大事

高血圧症の患者数は年をとるにつれて増えていきます。でも、これは必ずしも年をとったから血圧が高くなるというわけではないんです。若いうちから悪い生活習慣を続けていると、その後血圧が高くなりやすくなるからなんです。

逆に言うと、若いうちから良い生活習慣を心がけることで、高血圧症を予防できるということですね。毎日の食事で塩分に気をつけて、運動をして、ストレスを減らす。こういった小さな心がけが、将来の健康を守るんです。あなたがもし親の血圧が高いのを見て心配しているなら、それは親に良い生活習慣を勧めるいい機会かもしれません。そして、あなた自身も今から良い生活習慣を心がけることで、将来高血圧症になるのを予防できるんですよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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