高校3年生になると、友だちが「予備校に行こうかな」って言い始めるよね。そもそも予備校って何なのか、学校の塾と何が違うのか、本当に必要なのか、いろいろ疑問が出てくると思う。実は予備校は、大学受験に特化した「受験専門の学校」で、高校の勉強とは全く違うアプローチをしているんだ。この記事を読めば、予備校がどういう場所で、どんなメリット・デメリットがあるのかがはっきり分かるよ。
- 予備校は 大学受験に特化した専門学校 で、塾とは目的が全く違う
- 効率的な勉強法や受験戦略が学べる メリット がある反面、年間100万円以上 のコストがかかる
- 予備校に行かなくても受かる人はいるが、時間が限られた高3生には 役に立つ選択肢 の一つになりうる
もうちょっと詳しく
予備校と高校の最大の違いは「目的」にあります。高校の先生は「みんなが基礎をしっかり理解すること」を重視しているけど、予備校は「限られた時間で、いかに多くの生徒を第一志望の大学に合格させるか」だけを考えています。だから、受験に出ない単元は思い切ってカットされたり、逆に「毎年この問題パターンが出る」という部分は徹底的に掘り下げます。また、予備校の講師は、その科目の「有名講師」ばかり。つまり、教え方がプロで、何千人もの受験生を見てきた人たちなんです。だからこそ、「この単元は生徒がここでつまずきやすい」「この問題は試験本番で焦りやすい」という細かいポイントまで把握しているんだよ。
予備校は「受験合格率を上げるプロ集団」。高校とは別の世界だと思った方がいいよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 予備校は「効率的な環境」を提供するだけで、実際に勉強するのはあなた自身です。予備校に通いながらスマホをいじってたら、成績なんて上がりません。
→ 予備校の講師は優秀だし、環境も整ってるから、「やる気が出やすい」「分かりやすく教えてくれる」というメリットはあります。でも、最後は自分の頑張りが大事です。
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予備校の種類と特徴
大規模予備校とその強み
日本全国にある大規模予備校、例えば「河合塾」「駿台」「東進」といった名前を聞いたことがあると思うよ。こういった大規模予備校の最大の強みは、まず「経営規模が大きいこと」です。つまり、何百人もの講師を雇ってて、その中から「各科目の日本トップレベルの講師」を選んで授業をさせています。例えば、英語の有名講師だと、全国で数千人が彼の授業を受けてるような人もいるんだ。それくらい優秀なんです。次に、「データが豊富」というメリットもあります。何万人もの受験生が受けた模試の結果データがあるから、「東大に合格する生徒の特徴」「落ちる生徒がやっちゃう間違い」みたいなことが分かるんです。このデータを授業に生かして、「今年の入試傾向」とか「どうやって対策するか」を教えてくれるんだよ。
さらに、大規模予備校は「コース制」になってることが多いです。つまり「東大対策コース」「医学部受験コース」「共通テスト対策コース」みたいに、目指す大学や試験ごとにコースが分かれてるってわけ。だから、自分のレベルや目標に合った授業が受けられるんです。例えば、国語が得意で数学が弱い子なら、数学は「基礎コース」、国語は「応用コース」に入ることもできます。こういう柔軟性があるから、自分のペースで勉強を進められるんだよ。
でも、大規模予備校のデメリットもあります。授業が「一方通行」になりやすいんです。教室に100人とかが座ってて、講師が話してるだけだから、質問しづらいんですよ。質問したければ、別途「質問時間」に予約を入れて、別室で個別に答えてもらう…みたいな感じになることもあります。だから、「講師と距離が遠い」感じがするかもしれません。また、費用も高いことが多いです。大規模予備校は、有名講師の給料も高いし、校舎の家賃や運営費も高いから、月謝が高めになっちゃうんですよ。
小規模予備校と個別指導塾との違い
一方、「地元の小規模予備校」みたいな、生徒数が50人未満の予備校もあります。こういったところの強みは「講師との距離が近い」ことですね。授業の後で質問しやすいし、「この大学を目指してるけど、どうやって対策する?」みたいな個別の相談も気軽にできます。また、費用も比較的安いことが多いです。有名講師を雇わない代わりに、「受験経験が豊かな先生」が教えることが多いから、月謝は大規模予備校の3分の2くらいの場合もあります。
ただし、小規模予備校のデメリットは「コース数が少ない」「情報量が少ない」ことです。大規模予備校みたいに「東大対策コース」「医学部コース」みたいに細かく分かれてないから、「うちの塾は東大向け」みたいな感じで、一つの大学を狙う生徒ばかりになることもあります。また、入試情報も、大規模予備校ほど新しくはないかもしれません。
ちなみに、「個別指導塾」も「予備校」っていう場合もあります。個別指導は、先生が1人か2人の生徒に教える形式ですね。例えば、「私立大学対策」とか「共通テスト対策」に特化した個別指導塾もあるんです。これは、講師との相性が大事になります。良い先生だと成績がぐんぐん上がるけど、合わない先生だと逆効果になることもあります。だから、「体験授業」を何回か受けて、相性を確認してから申し込むべきなんですよ。
予備校のメリット
時間を効率的に使える
予備校の最大のメリットは、「時間を効率的に使える」ことです。高校の授業は、中学3年間、高校1年間、高校2年間…みたいに、基礎から応用まで、時間をかけて教えるんですよね。だから、「三角関数の基礎」から始まって、「三角関数の応用問題」まで、何か月もかかります。でも、大学受験には「今年の入試に出そうな単元」と「出そうにない単元」があります。予備校は、そのデータをもとに、「この単元は20時間で終わらせよう」「この単元は試験に出ないからスキップしよう」みたいに、カリキュラムをカットしちゃうんです。だから、高校の授業より「1か月以上も早く」受験範囲を終わらせることができるんだよ。
具体例をあげると、高3の最初の頃、高校はまだ「高2の内容」を復習してたりするんです。でも、予備校なら、その頃には「共通テスト対策」に入ってます。だから、予備校に通ってる子は、同じ高3でも「準備の時間」が違うんです。特に、浪人生が強い理由も、この「時間の効率性」なんですよ。浪人生は、丸1年かけて、受験対策だけに集中できるから、高3生よりも有利になっちゃうわけです。
有名講師の授業が受けられる
予備校には、「その科目のスター講師」がいます。例えば、数学の「黒板に図をサラサラ書いて、複雑な問題を10分で解く先生」とか、英語の「構文を図解で超わかりやすく教える先生」とか。こういった有名講師の授業を受けると、本当に「目からウロコ」なんです。高校の先生も頑張ってるけど、「教える専門」として1000人以上を教えてきた人の説明は、やっぱり違うんですよ。
特に「分かりづらい科目」を選べるのが強いです。例えば、古文が苦手だったら、古文専門の有名講師の授業を受けることで、「古文の読み方のコツ」が一気に分かるかもしれません。高校の先生も同じ内容を教えてるはずなんだけど、説明の「工夫」や「視点」が違うんです。これが、子どもが「あ、そういう見方もあるんだ」って気づくキッカケになるんですよ。
受験仲間ができる
予備校に行くと、同じように「大学合格を目指す仲間」がたくさんいます。高校だと「大学に行く子」と「高卒で就職する子」が混在してるから、モチベーションのレベルが違うんですよね。でも、予備校は「みんな大学に合格したい」って思ってる子ばかりです。だから、自分も頑張ろう!って気になるんです。
また、「同じ目標の友だち」ができるのも大きいです。例えば「俺も東大志望だ!」っていう友だちができたら、「一緒に頑張ろう」って励まし合えるんですよ。これが、モチベーション維持の秘訣になったりするんです。特に、試験前で疲れてる時期に、仲間の存在は本当に大事なんですよ。
予備校のデメリット
費用がかかる
予備校の最大のデメリットは「費用」です。大規模予備校なら、月謝が10万円〜15万円、年間でいうと、授業料だけで100万円以上かかることもあります。夏期講習や冬期講習といった「特別講座」を追加すると、さらに20万円〜30万円上乗せされることもあるんです。つまり、家族の経済的な負担が大きいんですよ。
特に「複数の科目を申し込む」と費用が増えます。例えば、英語・数学・国語の3科目を受けたら、一科目の費用の3倍になっちゃうんですよ。だから、「どの科目を重点的に勉強するか」をよく相談してから申し込む必要があるんです。また、テキスト代とか、講習費とか、細かい費用も積み重なります。
講師との相性がある
いくら有名講師でも「全ての生徒に合う」わけじゃないんです。例えば「ダジャレが多い先生」が好きな子もいるし、「真面目に説明する先生」が好きな子もいます。また、「板書をいっぱい書く先生」が合う子もいれば、「説明に重きを置く先生」が合う子もいるんですよ。だから、せっかく有名講師の授業を取ったのに「自分には合わないな…」って感じることもあるんです。
大規模予備校なら「講師を変更できる」ことが多いけど、手続きが面倒だったり、変更後の進度が遅れたりすることもあります。だから「体験授業」をちゃんと受けて、「この先生の授業を1年間続けられるな」って確認することが大事なんですよ。
一方通行になりやすい
特に「大規模予備校の大教室」では、講師が喋ってるだけになりやすいんです。つまり、自分が質問したいことがあっても、授業中には聞けないってわけですね。大規模予備校は「カリキュラムを進度」が決まってるから、「ここで質問が出ました」ってなると、全体の進度が遅れちゃうんですよ。だから、質問は「休み時間」や「別の質問時間」にしましょう…という感じになることが多いんです。
これは「自分で疑問をメモして、後で聞く」という習慣がつくメリットもあります。でも、その場で「あ、そっか!」って分かる喜びが減ってしまうデメリットもあるんですよ。
予備校が向いている子・向いていない子
予備校が向いている子
予備校が向いている子は、まず「明確に目標大学が決まってる」子です。例えば「絶対に東大に行きたい」「医学部志望だ」って気持ちがはっきりしてる子は、予備校の「目標別コース」を活用できるから、効率よく勉強できるんですよ。
また「自分で計画を立てられる子」も向いています。予備校は「授業をするだけ」で、その後の復習や課題は自分でやることになります。だから「今日の授業で何が大事だったか」を自分で判断して「これを復習しよう」って計画を立てられる子じゃないと、予備校の良さが活きないんです。
さらに「高い学費を払う価値を感じられる子」も向いています。予備校は年間100万円以上かかるから、「これだけのお金をかけるなら、絶対に成果を出す」って覚悟で取り組む必要があるんです。
予備校が向いていない子
逆に「目標大学がまだ決まってない」子には、予備校より「学校の勉強を頑張る」方が向いてるかもしれません。予備校は「ここの大学を狙おう」って決めることが前提だから、「まだ分からない…」って子には、あまり力が活きないんです。
また「高い学費が負担になる家庭」もありますよね。そういう場合は「学校の先生に質問しまくる」「図書館で勉強する」「無料のネット授業を活用する」っていう選択肢もあるんです。実は、学校の先生も優秀な人が多いし、何千円もあれば良い参考書も買えます。だから、予備校に行かなくても、工夫次第で成績を上げることは十分可能なんですよ。
それから「予備校の雰囲気が合わない子」もいます。予備校は「競争の雰囲気」が強いんです。みんなが必死に勉強してる中で「自分も頑張らなきゃ」ってプレッシャーを感じる子もいれば「焦ってしまう」子もいるんですよ。そういう子は「マイペースで勉強できる環境」の方が、結果的に成績が上がることもあるんです。
