追納って何?わかりやすく解説

親から「将来の年金のために大切だよ」って聞いたことあるけど、実は払い忘れてた時期があったり、払えなかった期間があったりすることってあるよね。そういう時に、「さかのぼって今から支払うこと」ができるシステムがあるんだけど、それが「追納」だよ。この記事を読めば、追納がなぜ必要で、どうやってやるのか、そしてメリットは何かがぜんぶわかるようになるよ。

先生、「追納」って何ですか?年金とは関係あるんですか?

いい質問だね。追納というのは、年金保険料をさかのぼって支払うことなんだ。つまり、昔払うべきだった年金をあとになって支払う、ってことだよ。
え、でも払うべきだった時期に払わなかったら、そのままじゃダメなんですか?

そこだね。年金は「保険料を払った期間」によって、将来もらえる年金額が決まるんだ。だから払わなかった期間があると、もらえる年金が減っちゃうんだよ。それを防ぐためにあとから払う仕組みが追納ってわけ。
なるほど。では、いつまで遡って追納できるんですか?

いい質問だ。基本的には払うべき月から10年以内だったら追納できるんだ。つまり、10年を超えた過去のものはもう払えない、ってことだね。
📝 3行でまとめると
  1. 追納とは、昔払うべきだった年金保険料を あとになって支払うこと で、将来の年金額を増やすための制度
  2. 払わなかった期間があると年金が減るため、10年以内なら遡って追納できる ようになっている
  3. 追納することで、受け取れる年金額が増えるメリットがある一方、当時の保険料額を支払う 必要がある
目次

もうちょっと詳しく

年金というのは、働いている間にコツコツ保険料を払って、高齢になってからもらう「将来のための貯金」みたいなものだよ。ただし、銀行預金と違うのは、保険料を払った期間によってもらえる額が決まるってこと。たとえば、会社員で給料から自動的に引かれていた時期と、仕事を辞めてしばらく払わなかった時期があると、その払わなかった期間はゼロとカウントされちゃう。そこで登場するのが追納だ。払わなかった期間に対して、あとからお金を支払うことで、その期間を「ちゃんと払った期間」に変えることができる仕組みなんだよ。

💡 ポイント
追納できるのは10年までだから、昔すぎる分は追納できないってこと

⚠️ よくある勘違い

❌ 「追納すればいくらでも昔まで遡れる」
→ 実は10年が期限。10年を超える過去の分は追納できず、その期間は「払わなかった期間」のままになる。だから早めの対応が大事。
⭕ 「追納は10年以内の分だけが対象」
→ 払うべき月から10年以内なら追納できる。それ以上昔の分は追納できないので注意が必要。
なるほど〜、あーそういうことか!

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追納とは何か?基本をしっかり理解しよう

年金制度のしくみをまず知ろう

日本には「年金制度」という、みんなで支え合う仕組みがあるんだ。つまり、働いている人が毎月保険料を払っておいて、高齢になったら政府がその貯まったお金を毎月給付する、っていうシステムだね。銀行の定期預金と似てるけど、違う点は「払った期間」が大事だってこと。

たとえば、Aさんが20歳から60歳まで40年間ずっと年金保険料を払い続けたとしよう。一方、Bさんが20歳から30歳までは払ってたけど、30歳から40歳までの10年間は払わなくて、40歳から60歳までまた払った場合、BさんはAさんより「払わなかった10年」分だけ年金がもらえなくなっちゃう。これが不公平だってわけ。

そこで生まれたのが「追納」という仕組みだ。追納とは、払うべき月の保険料をあとになって支払うことで、その期間を「ちゃんと払った期間」に変えられる制度なんだよ。要は「やり忘れた支払いを後からフォローする」みたいな感じだね。

追納が生まれた理由

なぜこんな制度が必要なのか、ってことを考えると、人生っていろいろなことが起きるからだよ。たとえば、親の病気で仕事を辞めなきゃいけなくなったり、失業して一時的にお金がなくなったり、学生時代の返済義務を後回しにしちゃったり。そういう事情で「払いたくても払えない時期」ってできちゃうんだ。

そういう人たちが後で「今なら払える」ってなった時に、「ごめんなさい、10年以上前のはもう払えません」って言ったら酷だよね。だから「過去の分をあとから払ってもいいよ」という制度が追納なんだ。これにより、人生で一時的にピンチになった人でも、後で立ち直れば年金額を取り戻せるチャンスが与えられるってわけ。

追納と「免除」と「猶予」の違い

年金を払えない時の制度には、追納以外にも「免除」と「猶予」があるんだ。これらは似てるけど全然違う。

「免除」とは、保険料の支払いが免除される制度。つまり、低所得や失業などの理由があれば、「あなたは年金を払わなくていい」って国が認めてくれるんだ。ただし、免除された期間は「保険料を払わなかった期間」として記録される。だから年金額が減るんだよ。

「猶予」とは、一時的に払うのを延期する制度。「今は払えないけど、あとで払いますよ」って約束する感じだね。

そしてここが大事なんだけど、免除や猶予を受けた期間に対しても、後から「追納する」ことができるんだ。つまり、免除や猶予で「払わなかった期間」を、後から「ちゃんと払った期間」に変えることができるってわけ。

追納できる期間と条件をチェック

「10年」という期限が重要

追納で最も大事なルールが「10年以内」という期限だよ。保険料が支払える期間は、それが支払われるべき月から数えて10年以内なんだ。つまり、10年を1日でも超えたら、追納することはできないってこと。

たとえば、2016年の1月分の保険料を払い忘れたとしよう。そしたら2026年の1月までが追納できる期間だ。2026年2月になっちゃったら、もう遡ることはできない。だから「あ、払い忘れてた」って気づいたら、できるだけ早く対応することが超重要なんだよ。

追納できるのは「免除期間」と「猶予期間」

追納ができるのは、年金を払わなかったすべての期間ってわけじゃないんだ。具体的には:

まず「免除期間」。これは「低所得だから払わなくていい」って認められた期間だね。これは後から追納できる。

次に「猶予期間」。「今は払えないけど、後で払う」って認められた期間。これも後から追納できる。

ただし「未加入期間」や「払い忘れてた期間」の一部は条件によって異なるから、詳しくは年金事務所に相談するのが一番確実だよ。

追納の上限額はあるの?

追納に「この年いくらまで」とか「合計でこれ以上は払えない」っていう上限はないんだ。10年以内なら、その期間分すべて追納することができる。だから、お金に余裕があれば、一気に複数年分を追納することも可能だよ。

追納するメリットとデメリット

メリット:将来の年金額が増える

追納の最大のメリットは、受け取れる年金が増えることだね。具体例を出してみようか。

Cさんが30歳から35歳の6年間、失業していて年金保険料が免除されてたとしよう。免除のままだと、その6年間はゼロとカウントされて、将来の年金が減っちゃう。ただし、35歳の時に職が見つかってお金が貯まったから、あの6年分を今追納したとしよう。そしたら、その6年間が「ちゃんと保険料を払った期間」に変わるんだ。結果として、将来受け取れる年金が増えるってわけ。

年金制度は「払った月数」で金額が決まるから、追納してその月数を増やせば、絶対に年金は増えるんだよ。これが最大のメリット。

デメリット:今お金が必要になる

追納のデメリットは、当時の保険料額を今支払わなきゃいけないってこと。つまり、現在の保険料と同じ額を払うわけじゃなくて、「昔のあの月の保険料額」を支払うんだ。昔の保険料と今の保険料は違うから、注意が必要だよ。

たとえば、5年前の保険料額で5年分を追納するなら、すごい額になっちゃう。だから「追納したいけど、今はお金がない」ってなると、追納できないわけだね。

追納のメリットが本当に大きいかを計算する

追納するのに何万円も払うから「これって本当に得なのかな」って疑問に思う人も多いと思うんだ。だから、実際に計算してみるといいよ。

たとえば、1ヶ月分の保険料が15,000円で、1ヶ月分を追納すると、将来毎月200円多くもらえるようになったとしよう。15,000円払って毎月200円増えるから、何ヶ月で元が取れるかな?75ヶ月、つまり約6年だね。年金は通常65歳から受け取るから、65歳から75歳までの10年間はプラスになるし、75歳を超えたらもっとお得になる。

つまり、長生きすればするほど、追納したお金が戻ってくるってわけ。このメリット・デメリットを天秤にかけて、追納するかどうかを判断すればいいんだよ。

追納の具体的な手続きと注意点

どこで追納の手続きをするのか

追納したい時は、住んでいる地域の年金事務所または市区町村の役所に行くんだ。つまり、国民年金こくみんねんきんなら市区町村の役所、厚生年金こうせいねんきんなら年金事務所に相談することが多いね。

最近はオンラインで手続きできることもあるから、事前に「追納 オンライン」とか「追納 手続き」で検索してみるといいよ。年金事務所の人に「○年○月から○年○月まで追納したいんですけど」って言えば、ちゃんと教えてくれる。

追納の際の注意点

追納する時に気をつけることがいくつかあるんだ。

まず、追納する前に「免除の承認」や「猶予の承認」を受けていることが条件になることが多い。つまり、ただ払い忘れてた期間は追納できない場合があるんだ。この辺は複雑だから、年金事務所に「この期間追納できますか」って必ず相談することが大事。

次に、追納には「優先順位」がある。古い期間から優先的に追納されるんだ。つまり、2016年1月から2018年12月まで払ってなかったなら、2016年1月から順番に追納される。これは「古い分ほど10年の期限に近い」からだね。

最後に、追納したら「追納承認通知書」をもらうこと。これは、ちゃんと追納したっていう証拠だから、大事に保管しておこう。

実際に追納するまでの流れ

では、実際に追納するなら、こんな流れだ:

1. 年金事務所または市区町村役所で「追納したい」って相談する

2. 追納対象の期間を確認してもらう(10年以内かチェック)

3. 支払い額を確認する(昔の保険料額で計算される)

4. 支払い方法を決める(口座引き落としか、振込か)

5. 実際に支払う

6. 追納承認通知書をもらう

ここまでやれば、その期間は「保険料を払った期間」として記録されるんだ。

追納と人生設計の関係

若い時から年金について考える大切さ

この記事を読んでる人の中には「年金なんてまだ先」って思ってる人もいるかもね。でも、実は年金は若い時からの選択が大事なんだ。

会社員だと自動的に厚生年金こうせいねんきんに入るから、ほぼ心配ないんだけど、フリーランスとか自営業の人は「国民年金こくみんねんきんを払う」っていう選択を自分でしなきゃいけない。その時に「面倒くさいから後でいいや」って思ってると、後で追納するハメになるんだよ。

だから、若い時から「年金保険料は絶対に払う」って習慣をつけることが大事。これは借金じゃなくて、「未来のあなたへのプレゼント」だと思えば、頑張れるんじゃないかな。

人生の転機で年金を意識する

人生では「転機」っていう大事な時期がある。たとえば、大学を卒業して就職する時、結婚する時、子どもが生まれる時、転職する時とか。こういう時に「あ、年金の書類が来てない」とか「免除の手続きをしてなかった」って気づくことがあるんだ。

そういう時が「追納のことを思い出す時」だったりする。だから、人生の転機では「年金はどうなってるかな」って確認することが大事なんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。