「スマートフォンのデータ通信をパソコンに使いたい」「WiFiが無い場所でタブレットをネットにつなぎたい」って思うことありませんか?そんなときに役に立つのが「テザリング」という機能です。この記事を読めば、テザリングが何か、どうやって使うのか、どんなときに便利なのかが、すっきりわかるようになりますよ。
- テザリングは スマートフォンのインターネット通信を他の端末にシェアする 機能のこと
- スマホを WiFiルーターのように 使えるため、パソコンやタブレットをネットに繋ぐことができる
- データ通信量を消費するため、月間の通信量制限に注意 が必要
もうちょっと詳しく
テザリングが便利な理由は、スマートフォンさえあれば、他の端末もすぐにインターネットに接続できるからです。例えば、外出先でパソコンを使う必要があるのに、WiFiが無いという場面ってありますよね。そんなときに、わざわざポケットWiFiを別に買う必要がないんです。スマホに「テザリングをオンにして」と指示するだけで、スマホが「移動するWiFiスポット」に変身しちゃう。これが現代的で、とても効率的な使い方なんです。
テザリングは「スマホがルーター化する」と覚えるとわかりやすいよ
⚠️ よくある勘違い
→ テザリングで繋いだ端末がデータ通信をすると、スマホの通信量から引かれます。つまり、複数の端末でネットを使うことになるので、通信量は増えるんです。
→ スマホのデータ通信量が減ります。テザリング使って1GB通信したら、スマホの契約データ量から1GB減ります。「移動するWiFi」と思えば、当然ですね。
→ テザリングを使うと、スマホは通信をしながら、他の端末の通信もやり取りすることになるので、バッテリーの消費が増えます。
→ スマホは通常より負荷がかかっているため、バッテリーの減り方が早くなります。長時間使う場合は、スマホのバッテリー残量に注意しましょう。
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テザリングって、そもそも何?スマホが「移動するWiFi」に変身する仕組み
テザリングを理解するには、まず「スマートフォンのインターネット通信がどうなっているのか」を知る必要があります。スマホは、携帯電話会社の4G・5G(つまり、携帯電話の電波を使ったインターネット通信)を使ってインターネットに繋がっていますよね。スマホが1台だけなら、スマホがそのインターネット通信を一人占めしている状態です。
でも、ここからがテザリングの面白いところ。スマホは「自分のインターネット通信を他の端末にもシェアしよう」という設定ができるんです。つまり、スマホが「インターネットの中継地点」になるわけ。パソコンやタブレットが、スマホ経由でインターネットに繋がる。まるで、スマホが移動するWiFiルーターになってしまうということです。
実は、この仕組みはすごく簡単。スマホの中には、ルーターの機能(つまり、インターネット通信を複数の端末で共有する機能)が隠れているんです。普段は使われていないその機能を「テザリング」という設定でオンにしてあげるだけ。すると、スマホが「小さなWiFiルーター」として動き始めるんですよ。だから、外出先でも、ポケットWiFiのような便利さが得られるわけです。
テザリングは、言ってみれば「スマホの機能を活かす工夫」です。スマホはもともと、携帯電話の電波でインターネットに繋がる能力を持っています。その能力を、複数の端末で共有する方法が「テザリング」というわけ。だから、新しく何かを買う必要はないんです。スマホがあれば、今すぐに使えるんですよ。
携帯電話の電波とWiFiの違い
ここで、大事な知識が1つ。スマホが使ってる通信方式のことです。スマホは、携帯電話会社の電波を使って、4Gや5Gという方式でインターネットに繋がります。これをモバイル通信(つまり、携帯電話の電波を使った通信)と呼びます。一方、WiFiルーターが使ってる通信方式は別。これをWiFi通信(無線LAN)と呼びます。
テザリングで面白いのは、スマホが「携帯電話の電波でインターネットに繋がりながら、同時にWiFiを発信する」ということ。つまり、スマホは2つの役割を担うんです。外側は「携帯電話の電波で通信する端末」として動き、内側は「WiFiルーターとして機能する」わけ。この二重性が、テザリングの強力さなんですよ。
テザリングの3つの方式:WiFi、Bluetooth、USB。どう違うの?
テザリングには、大きく分けて3つの方式があります。それぞれ、つながり方が違うんです。
WiFiテザリング:一番便利だけど、バッテリー消費が大きい
最も一般的なのがWiFiテザリングです。スマホがWiFiルーターのように振る舞って、他の端末がそのWiFiに接続する形です。パソコンやタブレット、ゲーム機なども、スマホのWiFiに接続できます。複数の端末を同時に繋ぐことも可能。例えば、スマホ自体でYouTubeを見ながら、パソコンで調べ物をするみたいなことができるんです。
ただし、WiFiテザリングはバッテリーの消費が激しいです。スマホが「通信をしながら、WiFiを発信する」という2つの処理をするからです。だから、長時間使う場合は、モバイルバッテリーを持ち歩くことをお勧めします。
Bluetoothテザリング:バッテリー節約モード
Bluetoothテザリングは、Bluetooth(つまり、短距離の無線通信技術)を使う方式です。これは、スマホとパソコンが「ペアリング」(つまり、事前に「この2つの端末は仲間」と登録すること)した状態で使います。
Bluetoothテザリングの利点は、バッテリーの消費が比較的少ないこと。その代わり、通信速度は3つの中で一番遅いです。また、複数の端末を同時に繋ぐのは難しい(ほとんどのスマホは、1台のパソコンにだけテザリングできます)。だから、「バッテリーを節約したい、でもテザリングは使いたい」という場合に向いています。例えば、メールチェックぐらいなら十分ですし、バッテリーも長くもちます。
USBテザリング:一番安定だけど、ケーブルが必要
最後がUSBテザリングです。スマホとパソコンをUSBケーブルで物理的に繋ぐ方式。つまり、電子ケーブルで直接つなぐんです。
USBテザリングの特徴は、何といっても「安定性」。通信がぶれにくいし、速度も速いです。さらに、スマホをパソコンに繋いでいる間は、充電もされているので、バッテリーの心配もありません。ただし、ケーブルが必要なので、移動中には使いにくいです。例えば、図書館のテーブルでパソコンを使うなら、これが便利です。でも、カフェで席を移動するたびにケーブルを繋ぎ直すのは面倒ですよね。
3つの方式を比較すると、「便利さ」ではWiFiテザリングが勝ります。でも「バッテリー効率」ではBluetooth、「安定性」ではUSBが優れています。シーンに応じて使い分けることが大事なんです。
テザリングを使うメリット:こんなときに助かるよ
テザリングが便利な理由は、何といっても「すぐに、どこでも、インターネット環境が作れる」ということです。
外出先でパソコンが必要なときに、WiFiを探さなくていい
仕事や勉強で、外出先でパソコンを使う必要がありますよね。でも、カフェに行ったときにWiFiがなかったり、駅の待合室にWiFiが無かったり。そんなとき、昔はポケットWiFiを別に契約していました。ところが、テザリングがあれば、スマホ1台で解決です。スマホがWiFiスポットに変身しちゃうんですから。
実は、これはコスト削減にもなります。ポケットWiFiの月額料金(だいたい月3000~5000円)を払う必要がなくなるからです。スマホの契約データ量が十分なら、テザリングだけで十分な場合がほとんどです。
複数の端末を一度にネットに繋ぐことができる
テザリング(特にWiFiテザリング)なら、複数の端末を同時に繋げます。例えば、スマホでメールを確認しながら、タブレットで動画を見る。パソコンで資料作成をしながら、ゲーム機でオンラインゲームをする。こんなことが可能になるんです。
昔は、端末ごとに別のWiFiが必要でした。でも今は、スマホ1台が「複数端末対応のWiFiルーター」になるから、こういった使い方ができるんですよ。
旅行中やキャンプなど、普段WiFiがない場所で活躍
田舎のキャンプ場や、海の家、山小屋など。こういった場所には、WiFiがないことがほとんど。でもテザリングなら、スマホの電波が届いていれば、インターネットが使えます。旅行中に、パソコンで写真を整理したり、動画を見たり、仕事をしたり。いろんなことができるんです。
テザリング使うときの注意点:データ通信量とバッテリーの話
テザリングは便利ですが、注意しないといけないことがあります。大きく分けて2つです。
データ通信量をいっぱい使う:月間の制限に注意
これが、テザリングで一番気をつけるべき点です。スマホは、月ごとに使えるデータ通信量が決まっていますよね。例えば「月5GB」とか「月20GB」とか。テザリングで他の端末をネットに繋ぐと、その通信量から引かれるんです。
例えば、月5GBの契約でテザリングを使ってるとします。スマホ自体で2GB使って、テザリングで3GB使ったら、もう通信量がなくなり。通信速度が極端に遅くなる「速度制限」にかかってしまいます。その後は、もう月が終わるまで、インターネットがめちゃくちゃ遅いまま。動画なんて見られません。
特に注意が必要なのは「動画の再生」や「ファイルのダウンロード」です。これらは、ものすごくデータを使います。YouTubeで1時間動画を見たら、だいたい1GB使ってしまいます。つまり、5GBの契約なら、5時間で終わっちゃうわけです。テザリングで他の端末も繋いでると、その5時間がもっと短くなります。
だから、テザリングを使う場合は「今月は後どのくらい通信量が残ってるか」を確認する習慣をつけましょう。スマホの設定画面で、いつでも確認できますよ。
バッテリーの消費が激しい:特にWiFiテザリング
テザリングを使うと、スマホは「自分で通信をしながら、他の端末の通信も中継する」という負荷の高い処理をします。だから、バッテリーの消費が普通より激しいんです。特にWiFiテザリングはバッテリーを大量に消費します。
実際のところ、テザリングを使ってれば、スマホのバッテリーは、普通より30~50%早く減ります。つまり、朝100%の状態から使い始めても、昼には50%になってるかもってわけです。
だから、長時間のテザリング使用を予定しているなら、モバイルバッテリーを持ち歩くことを強くお勧めします。また、スマホの「省電力モード」をオンにするのも効果的。これは、スマホの処理を減らして、バッテリー消費を抑える機能です。
電話がかかってくると接続が悪くなることがある
テザリング中にスマホに電話がかかってくると、通信が一時的に悪くなることがあります。スマホが「通話」と「データ通信」の両方をこなそうとするからです。つまり、スマホの処理能力がいっぱいいっぱいになるわけ。
だから、テザリング使ってるときは「大事な通話がかかってくる可能性」を考えて、設定しておくといいですよ。例えば、電話を留守番電話に設定しておくとか、事前に「テザリング使ってるから、電話は控えてほしい」と伝えておくとか。
スマートフォンがいろいろな機器に対応:テザリングは「接続の自由度」が高い
テザリングの強力なところは、いろいろな端末に対応しているということ。
パソコン(Windows、Mac)に接続する
これが、テザリングの基本的な使い方です。ほとんどのパソコンが対応しています。設定も簡単。スマホ側でテザリングをオンにして、パソコン側でそのWiFi(またはBluetoothやUSB)に繋ぐだけ。
タブレットに接続する
iPadなどのタブレットも、テザリングに対応しています。タブレット自体のデータ通信契約がなくても、スマホ経由でインターネットが使えます。つまり、タブレット用の通信契約を別に結ぶ必要がないわけ。これは、結構コスト削減になります。
ゲーム機に接続する
Nintendo SwitchやPlayStation 5などのゲーム機も、テザリングで繋げます。つまり、外出先でもオンラインゲームがプレイできるってわけです。ただし、ゲームはデータを大量に使うので注意。30分プレイで数百MB~1GB使ってしまうこともあります。
スマートウォッチやイヤホンは?
スマートウォッチやワイヤレスイヤホンは、Bluetoothでスマホに直接繋がるため、テザリングは使いません。これらは「スマホ自体と繋がる」もので、「スマホ経由でインターネットに繋ぐ」という使い方ではないんです。
ただし、一部のスマートウォッチには「セルラーモデル」(つまり、自分自身で携帯電話の電波を持つタイプ)があります。この場合は、テザリング不要で独立してインターネットに繋がります。
テザリングの対応範囲の広さは、スマートフォンが「インターネットの中心」になってることを示しています。だから、外出先での「ネット環境作り」には、スマホ1台で十分なわけですよ。
