太陽光発電って何?わかりやすく解説

お家の電気代、毎月のように上がってたり、朝日が当たるベランダをもっと活用したいと思ったりしたことってないですか?実は、太陽光発電を使えば、その太陽の光を電気に変えて使うことができるんです。この記事を読めば、太陽光発電がどうやって動いるのか、実際に自分の家に付ける場合はどうすればいいのかまで、ぜんぶわかるようになりますよ。

先生、太陽光発電って、太陽の光で電気を作るってことですよね?でも、実際にはどうやって作ってるんですか?

いい質問だね。太陽光発電は、太陽電池(つまり、太陽の光を電気に変える道具のこと)を使って光を電気に変えるんだ。シリコンという材料を使ったパネルが光を受けると、電気が流れ始める。魔法みたいだけど、実は科学の力なんだよ。
へー、そうなんですね!でも、その電気は直接つかえるんですか?

いい気づきだね。太陽電池が作る電気は直流(つまり、一方向に流れ続ける電気のこと)なんだけど、家の電子レンジとかテレビって交流(つまり、向きが変わりながら流れる電気のこと)が必要なんだ。だからパワーコンディショナーという機械が、直流を交流に変えてくれるんだよ。
わかりました。それで、太陽光発電を家に付けたら、電気代が安くなるんですか?

その通り。昼間に太陽電池で作った電気を自分の家で使えば、電力会社から買う電気が減るから、電気代が安くなるんだ。さらに、作りすぎた電気を電力会社に売ることもできるんだよ。これを売電(つまり、作った電気を売ること)って呼ぶんだ。
📝 3行でまとめると
  1. 太陽光発電は太陽電池を使って、太陽の光を電気に変える仕組みだよ。
  2. 太陽電池で作られた直流は、パワーコンディショナーで家庭用の交流に変えられる。
  3. 家で使わない電気は売電できるから、電気代を減らしたり、収入を増やしたりできるんだ。
目次

もうちょっと詳しく

太陽光発電は、再生可能エネルギー(つまり、繰り返し使える環境に優しいエネルギーのこと)のひとつです。石炭や石油みたいに地球の中から掘り出して減っていく資源と違って、太陽は毎日昇るので、何度でも利用できるんですよ。だから、これからの地球を守るためにも、太陽光発電はすごく大事な技術として注目されているんです。日本でも、屋根に太陽光パネルを付ける家がどんどん増えてきているのは、こういう理由があるからなんですよ。

💡 ポイント
太陽光発電は「自分の屋根で電気工場を作る」って感じだね。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「太陽光発電は雨の日や曇りの日は全く電気を作らない」
→ 確かに晴れた日より少なくなるけど、雨や曇りの日でも光は届いているから、電気は作られるんだ。ただし、夜間は作られないから、多くの家は昼間に作った電気を夜間に使わずに売電するか、電力会社から買うんだよ。
⭕ 「太陽光発電は、天気が悪い日でも少しは電気を作る。ただし、雨の日は晴れの日の10~30%くらいの電気量になる」
→ つまり、晴れた日は頼りになるけど、雨の日は補助的な役割だってわけなんだ。だから、実際に太陽光発電を活用するには、昼間に作った電気をどう使うか、雨の日のために他の電力をどう確保するかが大事なんだよ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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太陽光発電って、結局なに?

シンプルに言うと

太陽光発電というのは、太陽の光のエネルギーを電気のエネルギーに変える仕組みなんです。難しく聞こえるかもしれませんが、仕組みは本当に単純。太陽電池(シリコンという材料でできたパネル)に太陽の光が当たると、その中の電子が動き出して、電気が流れ始める。それだけなんですよ。

例えば、懐中電灯って電池が必要ですよね。でも、太陽光発電なら電池の代わりに太陽が「電気を作れ」って指令を出してくれるって感じです。太陽がある限り、ずっと電気を作り続けるんだから、すごいと思いませんか?

日本は特に太陽光発電に向いている国なんです。なぜなら、四方を海に囲まれていて、季節によって天気が変わるけど、年間を通して見ると晴れの日が結構多いから。ドイツとかカナダと比べると、日本の方が太陽光を使う条件が整ってるんですよ。だから、近年どんどん太陽光パネルが増えてるわけなんです。

仕組みをもっと詳しく

太陽光パネルって、実は何百個もの太陽電池が集まって作られてるんです。その一つ一つの太陽電池は、シリコンという半導体(つまり、ある条件では電気を通すけど、ある条件では通さない材料のこと)でできてる。この材料に太陽の光が当たると、電子が飛び出して移動し始めるんですよ。これを光電効果(つまり、光が材料に当たると電気が出る現象のこと)って呼びます。

出た電気は、そのままだと直流(一方向に流れる電気)なんですが、家の冷蔵庫とか洗濯機って交流(向きが変わりながら流れる電気)で動くんです。だから、パワーコンディショナーという機械が直流を交流に変えてくれるんですよ。これが太陽光発電システムの中でもすごく大事な部品なんです。

そしてもう一つ大事なのが、太陽光パネルのモジュール変換効率(つまり、太陽の光がどのくらい電気に変わるか、その割合のこと)。最新の技術でも、太陽の光のうち20~22%くらいしか電気に変わらないんです。つまり、残りの78~80%は熱として逃げてしまうってわけなんですよ。だから、「太陽光ってすごく効率よさそう」って思うかもしれませんが、実はかなり光を無駄にしてるんです。ただし、その20%でも家庭の電気を賄うには十分なんですよ。

太陽光発電の全体システム

太陽光発電を家に付ける場合、パネルとパワーコンディショナーだけじゃ動かないんです。他にもいろいろな部品が必要なんですよ。まず、太陽光パネルから出た電気は接続箱(つまり、複数のパネルからの電気を集める箱のこと)を通ります。ここで電気が一つにまとめられるんですね。次に、その電気がパワーコンディショナーに流れて、交流に変えられます。

変えられた電気は、分電盤(つまり、家の中の色々な部屋や機械に電気を配る中継点のこと)に送られて、そこから家中の機械に配られるんです。ここまでが「自分の家で使う電気」のルートですね。一方、使わない電気がある場合は、売電メーター(つまり、どのくらい余った電気を売ったかを測る機械のこと)を通じて、電力会社に売られるんですよ。

夜間はどうするのかというと、太陽が沈むと太陽光パネルは電気を作れません。だから、このときは電力会社から電気を買わなきゃいけないんです。昼間に売電して稼いだお金で、夜間の電気代を払う。こういう仕組みで、トータルで考えると電気代が安くなるってわけなんですよ。最近は、昼間に電気を蓄えて夜に使う蓄電池(つまり、電気をためておく電池のこと)を付ける家も増えてきてます。

太陽光発電のメリットって何?

電気代が安くなる・お金が稼げる

太陽光発電の一番のメリットは、やっぱり家計に優しいってことですね。昼間に作った電気で冷房を付けたり、洗濯機を回したりできるから、電力会社から買う電気が減るんです。だから、電気代が下がるんですよ。

さらに、日中に家にいない家の場合、昼間にいっぱい電気を作るけど使わないですよね。そういうときは、その電気を電力会社に売ることができるんです。これが売電です。例えば、晴れた日に8キロワット作ったけど、3キロワットしか使わなかった場合、残りの5キロワットが売電できるんですよ。

売電の価格は年々変わってるんですが、最初に太陽光パネルを付けた時の価格が、一定期間(10年以上)保証されるんです。だから、最初の見積もりの時に「何年で元が取れるのか」を計算することが大事なんですよ。新しいパネルなら、大体10~15年くらいで元が取れるって言われてます。それ以降の25~30年は、ほぼ利益になるってわけなんです。

環境に優しい

石炭や石油を燃やして電気を作る火力発電(つまり、燃料を燃やして熱を電気に変える発電のこと)は、二酸化炭素を出すんです。この二酸化炭素が地球温暖化の原因になってるんですよ。でも、太陽光発電は太陽の光を使うだけだから、二酸化炭素を出さないんです。

だから、太陽光発電が増えれば増えるほど、火力発電を減らせるってわけなんですよ。環境問題を考えると、すごく大事な技術なんです。ちなみに、パネル作成や廃棄の時には少しエネルギーが必要ですが、パネルが25~30年の間に作る電気で、その分をカバーしちゃうんですよ。

災害時に役立つ

地震とか台風で停電になることって、ありますよね。そういうときに太陽光発電があると、昼間なら電気が作られるから、懐中電灯とか携帯の充電ができるんです。完全に停電から守るわけじゃないですが、いざというときのバックアップになるんですよ。

特に、蓄電池を付けてる家なら、夜間でも電気が使えるんです。だから、防災対策としても太陽光発電は注目されてるんですよ。

太陽光発電のデメリットって何?

初期費用がかかる

太陽光パネルを家に付けるには、結構なお金がかかるんです。パネルの大きさにもよりますが、一般的な家なら100万円~300万円くらい必要なんですよ。これは家を買うくらいじゃないですが、結構な金額ですよね。

ただし、政府や自治体から補助金が出ることもあるんです。地域によって違いますが、30万円~100万円くらい補助が出る場合もあるんですよ。だから、自分の地域がどのくらい補助してくれるのか、調べることが大事なんです。

初期費用は高いですが、さっき言ったように10~15年で元が取れるって計算が多いんです。つまり、10年以上住む予定があるなら、付ける価値があるってわけなんですよ。

天気に左右される

太陽光発電は、天気に左右されるんです。雨の日や曇りの日は、電気をあんまり作れません。晴れた日の10~30%くらいになっちゃうんですよ。

だから、雨の日が多い地域だと、太陽光発電の効果が薄いんです。日本でも、日本海側の冬は曇りの日が多いですよね。そういう地域なら、太陽光発電だけじゃなく、他の発電方法も考える必要があるんです。

屋根の劣化と手入れ

太陽光パネルを付けるには、屋根にしっかり固定する必要があるんです。そうすると、屋根に穴を開けたり、パネルの重さで屋根に負担がかかったりするんですよ。古い家だと、屋根が傷んじゃう可能性もあるんです。

また、パネルの表面が汚れると、発電効率が下がるんです。鳥の糞とか砂埃がたまると、電気をあんまり作れなくなっちゃうんですよ。だから、定期的に掃除が必要なんです。大体、1~2年に一度は業者に掃除してもらう家が多いんですよ。

廃棄の問題

太陽光パネルの寿命は、大体25~30年なんです。それを過ぎると、廃棄しなきゃいけません。ここで問題になるのが、廃棄方法とコストなんです。パネルには有害な物質が含まれてるので、ちゃんと処理する必要があるんですよ。

廃棄の費用は、現在のところ明確に決まってないんです。だから、長期的には廃棄コストがかかることを想定しておく必要があるんですよ。ただし、技術が進めば、廃棄費用も安くなるって予想されてます。

太陽光発電の仕組みをもっと理解しよう

どうやって電気が生まれるのか

太陽電池の中身は、プラス側とマイナス側という二つの層が重ねられてるんです。太陽の光がこの層に当たると、マイナス側にいる電子が、プラス側に引っ張られて移動しようとするんですよ。でも、その間に外部回路ってやつがあって、電子が回路の中を通るしかなくなるんです。この電子の流れが電気ってわけなんですよ。

これをPN接合(つまり、プラス側とマイナス側を重ねたもののこと)って呼びます。太陽電池の基本中の基本がこの仕組みなんです。

パワーコンディショナーの役割

さっき、直流を交流に変えるって言いました。なぜ、こんなことをするのか、もう一度説明しますね。太陽電池から出る電気は直流で、一定の向きで流れるんです。一方、家の電子機器は交流で動くように設計されてるんですよ。交流は、向きがコロコロ変わるんです。

このズレを放っておくと、電子機器が壊れちゃうんです。だから、パワーコンディショナーが直流を交流に変えてくれるんですよ。さらに、パワーコンディショナーには、電圧を調整する機能もあるんです。家の電気は100ボルト(つまり、電気の力の強さのこと)に調整されてるんですが、太陽電池から出る電圧は違うんですよ。だから、ここでも調整が必要なんです。

売電の仕組み

昼間に作った電気が余ったら、どうなるのか?その電気は電力会社に送られるんですよ。このとき、逆潮流(つまり、普通と逆向きに電気が流れること)が起こるんです。つまり、家から電力会社の電線に電気が流れるってわけなんですよ。

電力会社は、その電気を他の家や工場で使うんです。そして、使われた分だけ代金を払ってくれるんですよ。この代金が売電収入ってわけなんです。売電メーターが、どのくらい売ったかを計測してるんですね。

これからの太陽光発電

太陽光発電の技術は、どんどん進化してるんです。最新のパネルは、効率が25~30%を超えるものも出てきてるんですよ。昔は15%くらいだったから、かなり進化してます。さらに、次世代パネルとしてペロブスカイト太陽電池(つまり、新しい材料を使った太陽電池のこと)とか、タンデム太陽電池(つまり、複数の層を重ねてより多くの光を電気に変える太陽電池のこと)なんてものも研究されてるんです。

さらに、蓄電池の技術も進化してるんですよ。昔は蓄電池が高すぎて、一般家庭には手が出なかったんですが、今は価格が下がってきてるんです。だから、太陽光パネルと蓄電池をセットで付ける家が増えてるんですよ。

日本の政府も、2050年までにカーボンニュートラル(つまり、出す二酸化炭素と吸収する二酸化炭素がゼロになる状態のこと)を目指すって宣言してるんです。だから、これからますます太陽光発電のような再生可能エネルギーが重要になってくるんですよ。もしかしたら、あなたの家にも、近い将来太陽光パネルが付く日が来るかもしれませんね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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