親や学校の先生から「マイナンバーの書類を出してね」と言われたことありませんか?でも実際のところ「マイナンバーって何?」「何に使うの?」って疑問に思っていたら、この記事を読めばスッキリわかるようになりますよ。
- マイナンバーは12ケタの個人番号で、日本に住む全員が持っている
- 税金や年金など社会保障の手続きをスムーズにするために導入された
- 2016年1月から始まった、日本の制度としては比較的新しい仕組み
もうちょっと詳しく
マイナンバーは「社会保障・税番号制度」(つまり、社会保障と税金の管理をするための番号制度)の中核をなしています。従来は、税務署に提出する書類と市役所に提出する書類が別々だったため、同じ個人情報を何度も書かなければならず、手続きが複雑でした。マイナンバーを導入することで、この煩雑さを減らし、行政がより正確・迅速に対応できるようになったというわけです。また、個人の側でも、申請書類の作成時間が減少し、より簡潔な手続きができるようになっています。
役所同士が情報を共有できるようになったから、みんなの手間が減ったということだね
⚠️ よくある勘違い
→ マイナンバーは税金と社会保障の手続きに限って使われるもので、あなたの日常の行動や買い物、SNSなどを監視するためのものではありません。プライバシー保護の法律も厳しく決められています。
→ 使い道は限定されており、マイナンバーを勝手に他の目的で使ったら違法です。安全性を高めるための法律がしっかりあるので、むやみに恐れる必要はありません。
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マイナンバーの基本情報:どんな番号なの?
12ケタの数字で構成されている
マイナンバーは「1234-5678-9012」というように、12ケタの数字からできています。この番号は、あなたが日本に住民票を置いている限り、ずっと変わりません。つまり、運転免許証やクレジットカードと同じように、生涯使い続ける番号ということですね。
興味深いことに、この12ケタの番号は完全にランダムに割り当てられているわけではなく、計算式が含まれています。最後の1ケタは「チェックディジット」(つまり、番号が正しく入力されたかどうかを確認するための数字)という役割を果たしているんです。銀行口座番号やクレジットカード番号にも同じ仕組みがあるので、覚えておくと面白いですよ。
赤ちゃんから高齢者まで全員が持っている
マイナンバーは、日本に住民票がある人なら誰でも持っています。赤ちゃんのうちから親が申請することで、マイナンバーが割り当てられます。海外に引っ越すと、その時点で日本のマイナンバーは使われなくなりますが、番号そのものはずっと記録に残ります。
つまり、あなたも生まれた時点で、知らないうちに12ケタの番号が割り当てられているということですね。自分のマイナンバーは何かというと、親が持っている通知カード(最初にマイナンバーが記載されたはがき)や、マイナンバーカードで確認できます。
マイナンバーは何に使うの?使い道の詳しい話
税金の手続きで使われる
まず一つ目の大きな使い道が「税金」です。親が働いていて給料をもらうと、その給料から所得税や住民税が天引きされますよね。会社が従業員の給料から税金を引いて、税務署に報告する時に、マイナンバーが使われます。
具体的には、会社が「この人(マイナンバー1234-5678-9012)は給料をいくら貰っていますよ」と税務署に伝える訳です。昔は、同じ情報を色々な書類に手書きで何度も書かなければならなかったので、本当に大変でした。でもマイナンバーがあれば、番号を一度書くだけで、税務署がその人の全ての給料情報を把握できるようになったんです。
社会保障(年金・健康保険)の手続きで使われる
二つ目が「社会保障」です。社会保障というのは、国民が安心して生活できるようにするための制度のこと。具体的には、年金(つまり、歳をとった時や働けなくなった時に国からもらえるお金)と、健康保険(病院に行った時に医療費を安くしてくれる制度)が挙げられます。
親が会社で働く時に、厚生年金や健康保険に加入しますよね。その加入申請の書類に、マイナンバーが必要になります。また、子どもが親の扶養に入っている場合も、親が「この子は私の扶養家族です」と届け出る時に、子どものマイナンバーを書く必要があります。
さらに、親が失業手当(失業した時に国からもらえるお金)を申請する時とか、生活保護(生活が困難な人を支援する制度)の手続きでも、マイナンバーが使われます。要するに、政府があなたと親の家計状況を正確に把握するために、マイナンバーが活躍しているということですね。
その他の手続き
最近では、銀行口座の開設や、不動産(つまり土地や家)の登記(自分のものであることを法律上に記録すること)の時にもマイナンバーが必要になり始めました。これは、税務署が「この人がいくつ口座を持っているか」「不動産をいくつ持っているか」を正確に把握するためです。
脱税(税金を払わずに隠すこと)を防いだり、マネーロンダリング(犯罪で得たお金を隠す行為)を防いだりするためにも、マイナンバーは活躍しています。つまり、マイナンバーは、社会全体がより公正・公平になるための仕組みだと言えるわけです。
マイナンバーカードってマイナンバーと何が違う?
マイナンバーとマイナンバーカードは別モノ
ここで混乱しやすいポイントがあります。「マイナンバー」と「マイナンバーカード」は別物なんです。
「マイナンバー」は、さっきから説明している12ケタの番号そのもの。一方「マイナンバーカード」は、その番号を記載したプラスチックのカード(顔写真付きの身分証明書)です。イメージとしては、あなたが学校に通う時に学生証がありますよね。学生証には「生徒番号」という番号が書かれています。学生証とその番号の関係と同じで、マイナンバーカードにはマイナンバーが書かれているということです。
マイナンバーカードは申請が必要
重要なのは、マイナンバーは全員が持っていますが、マイナンバーカードは任意申請(つまり、自分で申し込むかどうか決める)ということです。申請しなくても罰せられることはありません。
昔は、マイナンバーカードの取得率が低かったのですが、最近は便利な使い方が増えてきました。例えば、マイナンバーカードをコンビニに持って行くと、戸籍謄本や住民票をその場で取得できます。また、オンラインで銀行口座を開設する時も、マイナンバーカードを使ってスマートフォンで確認できるようになりました。
マイナンバーカードは身分証として使える
マイナンバーカードには顔写真が付いているので、運転免許証と同じように身分を証明するためのカードとして使えます。引っ越す時に市役所へ提出する書類にも「マイナンバーカード持参」と書かれていることが多いですね。
つまり、マイナンバーカードは単なる番号が書かれたカードではなく、日常生活で本当に便利な身分証明書になってきているということです。今後、さらに使える場面が増える予定なので、取得を考えている人も多いわけですね。
マイナンバーのセキュリティ:安全性は大丈夫?
個人情報保護法で厳しく守られている
「マイナンバーって、盗まれたら怖くないですか?」という質問をよく聞きます。確かに、自分の番号が悪い人に知られたら嫌ですよね。でも、日本には「個人情報保護法」(つまり、個人の情報を保護する法律)という、マイナンバーを安全に扱うためのルールが決められているんです。
例えば、マイナンバーを扱う役所の職員が、その情報を勝手に他の目的で使ったら、懲役や罰金に処せられます。また、マイナンバーを書いた書類は、特別な鍵をかけた保管庫に入れたり、デジタル化する時は暗号化(つまり、特別なコードで内容を隠すこと)したりして、厳しく管理されています。
用途が限定されている
もう一つの安全対策が「用途の限定」です。マイナンバーを使える場面は、法律で決められています。税務署・市役所・年金事務所のような、決められた役所と、企業が給料を支払う時だけ。
つまり、警察がマイナンバーを使って全員の行動を追跡することはできませんし、学校がマイナンバーを使って学生の成績管理をすることもできません。使える用途が法律で限定されているから、むやみに個人情報が広がる心配はないということですね。
マイナンバーカードのセキュリティ機能
マイナンバーカード自体にも、セキュリティ機能があります。ICチップ(つまり、小さなコンピュータのようなもの)が埋め込まれていて、その中に個人情報が暗号化されて保存されています。
また、マイナンバーカードを使ってオンラインで手続きする時は、「マイナポータル」(政府のオンラインサービス)を通じて行われます。このマイナポータルでは、あなたが自分の情報がどの役所でどう使われているか、確認できるようになっています。つまり、プライバシーが侵害されていないか、自分でチェックできる仕組みになっているわけです。
