親が「戸籍謄本を取ってきて」って言ったことあるでしょ?でも実は「戸籍謄本って何なの?」「謄本と抄本の違いって?」って疑問に思ったまま、よくわからないまま親に預けちゃってる人も多いはず。実は戸籍謄本は日本人なら誰もが関係する大切な公式書類で、進学試験の出願から結婚、パスポート申請までいろんな場面で必要になるんだ。この記事を読めば、戸籍謄本が何なのか、どんな時に必要なのか、どうやって取るのかまで、全部わかっちゃいますよ。
- 戸籍謄本は、あなたと家族全員の情報を記録した公式な書類で、市役所や区役所が管理している
- 戸籍謄本は全員の情報、戸籍抄本は必要な人だけの情報で、場面によって使い分ける
- 結婚、パスポート申請、受験、相続など人生の大事な場面で証明書として必要になる
もうちょっと詳しく
戸籍謄本は日本国憲法に基づいて制度化された書類で、江戸時代の寺院が記録していた身分帳簿が起源になっています。明治時代に現在の戸籍制度が始まり、今では全国どの市役所でも戸籍謄本を取ることができるようになっています。戸籍謄本に書かれている情報は、あなたの名前、性別、生年月日、出生地に加えて、親の名前、婚姻状態、子どもの人数など、家族全体の構成が一目でわかるようになっています。これらの情報は法的な証拠として認められるため、重要な手続きの際には原本が必要になることがほとんどです。
戸籍謄本は「原本」が必要な場面が多いので、コピーではなく本物を取得する必要があります
⚠️ よくある勘違い
→ 全く違います。謄本は家族全員、抄本は必要な人だけの情報です。パスポート申請なら抄本で良いのに、わざわざ謄本を取ると無駄になってしまいます。
→ 正解。何のために必要か確認してから、謄本か抄本かを判断して取得しましょう。
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戸籍謄本ってどういう書類?
戸籍謄本という言葉を聞くと、何か難しくて大人だけが使う書類のように思えるかもしれません。でも実は、中学生のあなたにとっても関係のある身近な書類なんです。戸籍謄本は、あなたが日本人で、どのような家族構成を持っているのかを証明する公式な書類です。つまり、あなたの親が「これが私たちの子どもです」と証明するための書類だと考えるとわかりやすいでしょう。
具体的には、戸籍謄本に書かれている内容は以下のようなことです。あなたの名前、性別、生年月日、出生地がしっかり記載されています。さらに、あなたの親の名前、親がいつ結婚したのか、兄弟姉妹の名前と生年月日、もし家族の誰かが亡くなっていれば死亡日なども記録されています。言い換えると、あなたという人間が日本のどこで誰の子として生まれたのか、そして現在どのような家族構成にいるのか、そのすべてが一枚の紙に記録されているわけです。
市役所や区役所が管理している理由
なぜ戸籍謄本をわざわざ役所が管理しているのか、不思議に思ったことはありませんか?これは、国が国民一人一人を把握し、税金や年金の管理をするためです。また、結婚や相続などの法的な手続きをする時に、あなたが本当にその人なのか、本当にその家族関係なのかを証明する必要があるからです。例えば、もし何か重要な書類が自分の手帳に書いてあるだけなら、誰が本当のことを言っているのか判断できませんよね。でも市役所が公式に記録していれば、どの情報が本当なのかが一目瞭然です。
戸籍謄本は戸籍簿という公式な台帳から写したもので、つまり「謄本」というのは「写し」という意味なんです。お母さんが大事な手紙を自分の携帯で写真を撮るように、役所が戸籍簿に書かれている内容を書類として写すのが戸籍謄本だと考えるとわかりやすいでしょう。この写したものが公式な証明書として認められるのは、市役所という信頼できる機関が「これは本物です」と証明しているからなんです。
戸籍謄本と戸籍抄本の違い
戸籍謄本を勉強していると、「戸籍抄本」という言葉をよく見かけると思います。この二つの違いを理解することは、実際に書類を取得する時にとても重要です。
戸籍謄本は「全部写し」という意味で、あなたの家族全員の情報が記載されています。親、兄弟姉妹、あなた自身、さらに既に独立した兄や姉がいれば、その人たちの情報も含まれている場合があります。一方、戸籍抄本は「一部写し」という意味で、必要な人だけの情報が抜き出されています。例えば、あなただけの戸籍抄本なら、あなたの名前、生年月日、親の名前だけが書かれて、兄弟姉妹の情報は含まれていません。
実際の使い分けの例
どういう場面で戸籍謄本を使って、どういう場面で戸籍抄本を使うのかを知ることが大切です。例えば、あなたが高校受験をする時、志望校が戸籍抄本を求めることが多いです。なぜなら、学校が知りたいのはあなたが日本人で、何年生まれなのかということだけで、兄弟姉妹の情報は必要ないからです。一方、あなたが結婚して婚姻届を出す時には、戸籍謄本が必要になります。これは、親の同意が必要な場合があるし、相手の親の名前や家族構成も確認する必要があるからです。
もう一つの例として、相続という手続きを考えてみてください。相続というのは、親が亡くなった後に、その親が遺した財産(お金や家など)を子どもが受け取る法的な手続きのことです。この場合、弁護士や銀行は、亡くなった親と全ての子どもの関係を確認する必要があります。なぜなら、隠れた子どもがいないか、本当の子どもなのか確認しないと、後で争いが起こるからです。だから相続の時には、戸籍謄本(全員の情報が必要)を取ることになるわけです。
つまり、「何の手続きをするのか」によって、謄本が必要か抄本が必要かが決まります。あなたが戸籍謄本を取得する時は、必ず何のために必要なのか、窓口の人に聞いてから申し込むようにしましょう。そうすることで、無駄なく正しい書類を取ることができます。
戸籍謄本が必要な場面
実際のところ、あなたは人生でどのような場面で戸籍謄本のお世話になるのでしょう。知っておくと、急に「戸籍謄本が必要」と言われた時に、「あ、あの場面か」と判断できるようになります。
進学の時
まずは進学の時です。中学から高校に進学する時、高校から大学に進学する時、あるいは受験の時に、志望校から戸籍抄本の提出を求められることがあります。学校は、あなたが本当に日本国籍を持っているのか、生年月日が間違っていないかを確認したいのです。特に大学受験の時には、入学願書と一緒に戸籍抄本を提出することがほとんどです。
パスポート申請の時
パスポートは海外旅行に行く時に必要なパスポートです。パスポートを申請する時には、戸籍抄本が必要になります。これは、あなたが確かに日本人で、生まれた場所や生年月日が間違っていないことを確認するためです。パスポート申請では、通常は戸籍抄本で十分です。なぜなら、パスポート申請に必要な情報は、あなた自身の情報だけだからです。
結婚の時
あなたが大人になって結婚する時、婚姻届を役所に出しますが、この時に戸籍謄本が必要になります。正確には、新郎側と新婦側の両方が戸籍謄本を用意する必要があります。これは、結婚する二人が本当に独身で、法的に結婚できる関係にあるのかを確認するためです。例えば、既に別の人と結婚している人が二重婚をするのは法律で禁止されていますから、それを防ぐために確認が必要なんです。
相続の時
相続というのは、親が亡くなった時に、その親が遺した財産を子どもが受け取る法的な手続きのことです。銀行や弁護士に相続の手続きをしてもらう時に、亡くなった親の戸籍謄本と、全ての子どもの戸籍謄本が必要になります。これは、本当に全ての子どもがいるのか、本当にその人たちが親の子どもなのかを確認するためです。相続は時間がかかる手続きですが、戸籍謄本があれば、法的に確かな手続きができるわけです。
その他の場面
他にも、銀行で大きなお金を引き出す時、不動産(土地や家)を買う時、または公務員試験を受ける時など、様々な場面で戸籍謄本や戸籍抄本が必要になることがあります。これらは全て、「あなたが本当にあなたなのか」「あなたの家族関係が本当なのか」を法的に証明するためです。
戸籍謄本の取り方
では、実際に戸籍謄本が必要になった時、どうやって取るのでしょう。思ったより簡単で、中学生でも一人でできます。
市役所や区役所の窓口に行く
まず一番簡単な方法は、あなたが住んでいる市区町村の役所に行くことです。市役所や区役所には、「戸籍係」とか「戸籍住民票係」という部署があります。そこのカウンターに行って、「戸籍謄本をください」または「戸籍抄本をください」と言えば大丈夫です。ただし注意としては、あなたが未成年の場合、親が来たり親の同意書があった方がスムーズなことがあります。でも基本的には、あなたは自分の戸籍謄本を取得する権利を持っているので、一人で申請することもできます。
手数料がかかる
戸籍謄本と戸籍抄本は無料ではなく、手数料がかかります。自治体によって少し金額が異なることもありますが、通常は戸籍謄本が500円程度、戸籍抄本が400円程度です。決して高い金額ではありませんが、お金を持って役所に行く必要があります。
必要な身分証明
役所の窓口で戸籍謄本を申請する時には、あなた自身であることを証明する書類が必要です。学生証やマイナンバーカード、または生徒手帳など、あなたの写真と名前が載っている身分証明書を持って行きましょう。もし身分証明書がなければ、親の身分証明書と一緒に申請することもできます。
郵送で取ることもできる
役所が遠い場合や、忙しくて役所に行けない場合には、郵送で戸籍謄本を申請することもできます。申請書をダウンロードして、必要事項を記入して、手数料(定額小為替という金券を郵送で送る)と一緒に役所に送ります。一週間程度で、戸籍謄本が返送されてきます。郵送の場合は、あなたの身分証明書のコピーを一緒に送る必要があります。
戸籍謄本に関する大事な知識
最後に、戸籍謄本に関する大事な知識をいくつかお伝えします。これらを知っておくと、実際に必要になった時に困りません。
有効期限がある場合がある
戸籍謄本自体に有効期限はありませんが、使う相手によって「この戸籍謄本は何か月以内のものじゃないと受け付けません」と言われることがあります。例えば、パスポート申請では「発行から3か月以内のもの」というルールがあります。これは、戸籍謄本の情報が古くなっていないかを確認するためです。ですから、戸籍謄本が必要な時は、できるだけ取ってすぐに使うようにしましょう。
コピーは使えない
戸籍謄本が必要な場面では、ほぼ100%「原本」を求められます。つまり、役所で取った本物の書類が必要で、それをコピーしたものは使えないということです。もしコピーを出してしまうと、「原本をください」と言われます。ですから、戸籍謄本が必要な場面では、何部必要なのかを先に確認してから、その部数を役所に申請するようにしましょう。例えば、受験に出願する学校が3校あるなら、戸籍抄本を3部申請して、各学校に1部ずつ提出するわけです。
転籍で戸籍が変わることもある
あなたの親が引っ越した場合、昔の戸籍と新しい戸籍に分かれることがあります。これを「転籍」といいます。つまり、あなたが生まれた時の戸籍と、現在の戸籍が異なることがあるということです。例えば、離婚した親が再婚して苗字が変わった場合などです。こういう複雑な家族構成の場合は、相続などの手続きの時に、複数の戸籍謄本が必要になることがあります。
