スマホで動画を見てると、ときどき「LTE」とか「4G」って表示が出てくるよね。でもその違いがよくわからなくて、「要するに通信速度が速いんだな」くらいの感覚で使ってる人も多いと思う。実は、LTEはスマホの世界で超重要な通信規格で、日本でもほぼ全国で使われてるんだ。この記事を読めば、LTEが何なのか、3Gとどう違うのか、なぜ重要なのかがスッキリわかるよ。
- LTEは通信規格で、「Long Term Evolution」の略、4Gとも呼ばれる
- 3Gより3倍以上高速で、データをたくさん高速にやり取りできる
- 日本ではほぼ全国で使えるようになり、スマホの通信の主役になった
もうちょっと詳しく
LTEが生まれたのは2000年代。当時のスマホ通信は3G時代で、速度が遅かったから、YouTubeなどの動画サイトも見られなかった。そこで「もっと高速な通信ができないかな」と開発されたのがLTEだ。技術的には、スマホとキャリア(携帯会社)の基地局の間で、データをより効率よく・より高速に送受信できる仕組みが搭載された。その結果、スマホでも動画がサクサク見られる時代がやってきたんだ。
LTEは「高速化への第一歩」。その後も5G、6Gと進化し続けてる。
⚠️ よくある勘違い
→ 実は5G、そして6Gという次の世代もある。LTEは「現在の主役」だけど「最新」ではない。ただし、実用的には十分高速だから、ほとんどの人は3Gから4Gへの進化を肌で感じてる。
→ 正しい。今スマホで「4G」と表示されてるなら、それはLTE規格を使ってる。5Gはまだ全国どこでも使えるわけじゃないから、LTEがまだ大活躍してる。
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LTEってそもそも何?
通信規格という「ルール」
スマホでインターネットをするには、スマホと基地局(携帯電話のアンテナ)の間で電波を使ってデータをやり取りしてる。その時「どうやってデータを送ろう」「どの電波の周波数を使おう」「どのくらいの速度で送ろう」みたいなルールを決めておかないと、大混乱になっちゃうよね。それが「通信規格」なんだ。つまり、スマホと基地局が「こういうルールで通信しましょう」と約束したもの。LTEはその通信規格の一つで、比較的新しい規格だから、速度が速いんだ。
正式名称「Long Term Evolution」
LTEの正式名称は「Long Term Evolution」で、日本語では「ロング・ターム・エボリューション」。訳すと「長期的な進化」という意味だ。なぜこんな名前が付いたかというと、「これからずっと使い続けていく通信規格」という思いが込められてるからだ。実は、通信技術は常に進化してて、「この規格はいつまで使える」という期限があるもの。でもLTEは「長期的に」つまり「ずっと」使えるように設計されたから、こういう名前になったんだね。
4G規格の代表選手
スマホの通信規格は世代で分かれてる。「G」は「generation(世代)」の略だ。3G、4G、5Gっていう呼び方を聞いたことない?LTEはその4G世代の規格で、しかも一番使われてる規格だ。つまり、「4G=LTE」と考えてほぼ正しい。スマホの画面に「4G」と表示されてたら、それはLTE規格を使ってる通信だと思ってもいい。もちろん、技術的には「LTE」と「4G」は厳密には違う定義なんだけど、実用的にはほぼ同じものだと考えてOK。スマホユーザーからすると「4Gって速い通信だな」くらいで十分だ。
3Gと何が違う?
速度が全然違う
3Gと4G(LTE)の一番大きな違いは「速度」だ。3Gの時代は、通常で数Mbps(メガビーピーエス)、つまり「メガバイト毎秒」という単位の速度だった。具体的には、数百KBのファイルをダウンロードするのに数秒かかったんだ。それが4G・LTEになると、数十〜数百Mbpsの速度が出るようになった。つまり、3倍から10倍以上高速になったんだ。どのくらい違うかというと、YouTubeで360pの低画質動画が普通に見られてたのが、720pや1080pの高画質動画がサクサク見られるようになったくらいの違いがある。
対応してる機器が違う
3Gはガラケー(昔の携帯電話)の時代に開発された規格だから、その時代の古い機器で対応してることが多い。一方、LTEはスマートフォン向けに開発されたから、最初からスマホでの使用を前提にしてる。だから、スマホでLTEを使うなら、その規格に対応したスマホが必要だ。幸い、今売られてるスマホはほぼ全部LTE対応だから、新しいスマホを買えば自動的にLTEが使える。でも、すごく古いスマホだと3G専用とか、LTE非対応のものもあるんだ。
電波の種類が違う
さらに技術的に言うと、3Gと4G・LTEは使ってる電波の周波数(つまり、「どのくらいの高さの周波数の電波を使うか」)が違う。周波数が違うと、同じ基地局でも使う機器が変わってくるんだ。だから携帯電話会社は、LTEが普及する過程で、3G用の基地局に加えてLTE用の基地局を新しく設置した。今では、その両方の基地局が全国に張り巡らされてるんだ。
LTEはどれくらい速い?
実測値で比較すると
理論上の最高速度で言うと、3Gは十数Mbps程度、LTEは数百Mbpsという規格になってる。でも実際に使ってる時の速度(実測値)は、周りに人がどのくらいいるか、天気、建物の中かどうかなどで変わっちゃう。田舎でLTEを使ってたら、都市部で3Gを使うより遅いかもしれないし、その逆もある。だから「理論上」と「実際」には差があるってことは覚えておこう。でも、一般的には「LTE=3倍以上高速」と考えてほぼ正しい。
何ができるようになったか
LTEが普及する前と後で、スマホでできることが劇的に変わった。3Gの時代は、テキストメール程度は見られるけど、画像は小さなサムネイル、動画は見られないのが当たり前だった。それがLTEになると、YouTubeで高画質動画がサクサク見られるようになって、SNSで写真がどんどん上がるようになって、アプリのアップデートもすぐにできるようになった。つまり、スマホが「ただ連絡するもの」から「インターネットの相棒」に進化したわけだ。
ゲームアプリも変わった
オンラインゲームだって、3Gの時代は遅延(遅れ)が大きくて、リアルタイムで対戦するのは難しかった。でもLTEなら遅延が少ないから、eスポーツみたいな競技的なゲームもできるようになった。ポケモンGOみたいな位置情報を使ったゲームも、LTEの高速通信があってこそ成り立ってるんだ。
LTEが使える場所・条件は?
全国ほぼどこでも使える
今日本は、LTEがほぼ全国で使える環境になってる。大手キャリア(NTTドコモ、au、SoftBankなど)は、都市部から地方まで、基地局をたくさん設置した。だから、よほどの山奥や離島でない限り、スマホを持ってれば大抵LTEがつかえる。もちろん、山の中とか、電車のトンネルの中とか、ビルの奥とか、電波が届きにくい場所もある。そういう時は、LTEから3Gに自動的に切り替わって、多少遅いけど通信は続くようになってる。
対応スマホが必要
LTEを使うには、まず使ってるスマホがLTE対応じゃないといけない。今のスマホはほぼ全部対応してるけど、5年以上前のスマホだと非対応のものもあるかもしれない。また、契約してるキャリアの回線がLTE対応じゃないといけない。でも、今は大手キャリアは全部LTE対応だから、そんなに心配しなくていい。
データ通信プランを契約してないと使えない
スマホ自体がLTE対応でも、キャリアのプランでデータ通信を契約してなきゃ使えない。「通話のみプラン」とかだと、データ通信ができないから、LTEを使ってインターネットはできない。つまり、メールやLINE、ウェブサイト閲覧とか、そういうデータ通信が必要なことができないってわけだ。
Wi-Fiとの使い分け
ちなみに、スマホで通信する手段はLTEだけじゃない。Wi-Fi(無線ラン)という別の通信規格もある。カフェとか駅とか、Wi-Fiが使える場所だと、スマホはLTEじゃなくてWi-Fiを使うことになる。Wi-Fiの方が通常は遅いけど、キャリアとの契約のデータ量を使わないっていう利点がある。だから、大容量ダウンロードとかする時は、Wi-Fi環境を探してやるってわけだ。
これからのLTE
5Gの登場で立場は変わる
最近「5G」という新しい通信規格が登場し始めてる。5GはLTEの次の世代で、さらに高速・低遅延という特徴がある。理論上の最高速度は、LTEの数十倍。つまり、映画をダウンロードするのに秒単位で完了するくらいの速度だ。でも、まだ5Gは全国どこでも使えるわけじゃなくて、都市部の一部でしか使えない。そこで、これからしばらくは「LTEと5Gが共存する時代」になると予想されてる。スマホも、5G対応の新型はLTEと5G両方に対応させることで、どちらでも使えるようにしてる。
LTEはなくなるか
「5Gが出たら、LTEはなくなるんですか?」って質問、よく聞かれる。でも答えは「すぐにはなくならない」だ。3Gだって、今でもところどころ使われてるくらいだ。LTEは十分高速で、ほぼ全国で使えるし、スマホの電池消費も5Gより少ないから、当分の間は主役で居続けると思う。5Gが完全に全国で使えるようになるまでは、LTEとの共存が続くだろう。
IoTの世界でも活躍
実は、LTEはスマホだけじゃなくて、IoT(Internet of Things。つまり「ものとインターネット」)の世界でも活躍し始めてる。スマートウォッチとか、ドローン、自動運転の実験車両とか、いろんなデバイスがLTEを使うようになってきた。スマホより遅延に強い別バージョンのLTE(LTE-Mとか言ったりする)も開発されてる。つまり、LTEの活躍の場は、スマホ以外にも広がってるってことだ。
技術として進化し続ける
LTEという規格自体も、常に進化してる。当初のLTEより高速な「LTE-Advanced」とか「LTE-Pro」みたいなバージョンアップもされてる。スマホメーカーやキャリアは、同じLTEという規格でも、より高速に、より安定にできるように工夫し続けてるんだ。だから「LTE=古い」っていうわけじゃなくて、「LTE=進化し続けてる」って考えた方が正しい。
