買いたたきって何?わかりやすく解説

フリマアプリで服を売ろうとしたら「このくらいの値段で売れよ」って値切られたことある?それか、あなたの親が会社で「もっと安くしてよ、うちは〇〇社からもっと安く買ってるし」って言われたことはない?その言い方、もしかしたら「買いたたき」かもしれないよ。買いたたきってなんか難しい言葉に聞こえるけど、要するに「ずるい値切り方」のことなんだ。この記事を読めば、買いたたきがどんなもので、なぜダメなのかがスッキリわかるよ。

先生、「買いたたき」ってなんですか?単純に「値段を下げてもらう」のとは違うんですか?

いい質問だね。値段を下げてもらうのは普通だけど、買いたたきは「相手に無理やり安い価格を受け入れさせる」という違いがあるんだ。つまり、売る側が「これ以上は安くできません」って言ってるのに、買う側が力ずくで値段を下げさせるってことだよ。
力ずく?でも暴力とか使うわけじゃないですよね。どうやって無理やり安くさせるんですか?

そっか、暴力じゃなくて、「力」ってのは立場の強さのことだよ。例えば、大きな会社が中小企業に「うちは他の会社から〇〇円で仕入れてるから、君のとこからはこの価格じゃないと買わないよ」って言ったら、その中小企業は困っちゃう。だから安くしないと仕事がなくなるかもって思って、不当な低い価格でも受け入れちゃうってわけだ。
あ、そっか。立場が強い方が、弱い方に無理矢理安い値段を飲ませるってことなんですね。

その通り!買いたたきは「相手の事情を考えず、自分たちに都合のいい価格を押し付ける」ってやつだ。相手が「これ以上は赤字になっちゃう」って言ってても、「それでも買わないよ」って言って無理やり従わせるのが買いたたきの特徴なんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 買いたたきは 相手に無理やり安い価格を受け入れさせること。単なる値引き交渉とは違う
  2. 立場の強い方が弱い方に対して、「これ以上は赤字になる」という事情を無視して値段を下げさせる
  3. ビジネスの世界では違法や不公正な取引慣行とされているから、やったら危ないんだ
目次

もうちょっと詳しく

買いたたきが起こるのは、ほとんどの場合「力の差」があるからなんだ。大きな会社が小さな会社に商品を納めてもらう場合、もし「あ、でもうちは他の会社からもっと安く仕入れられるから」って言ったら、小さな会社は困っちゃう。失注したら経営危機だから、赤字になるような安い値段でも受け入れるしかない。これが買いたたきの仕組みだよ。問題は、売り手が本当は「これ以上は無理」って思ってるのに、無理やり飲まされちゃうところなんだ。正当な値引き交渉なら「両者が納得できる値段」を一緒に探すんだけど、買いたたきは「買い手が一方的に決めた価格」を強制するから、売り手がずっと損をし続けることになるんだよ。

💡 ポイント
買いたたきは「自分たちに都合のいい値段を相手に無理やり飲ませる」ビジネスのやり方。どっちかが納得してないのが特徴だよ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「値段を交渉して、安くしてもらえたら買いたたき」
→ これは違うんだ。正当な値引き交渉は双方が納得して初めて成立する。もし「100円です」って言われて「50円にして」と言って、相手が「わかりました」って言ったら、それは交渉であって買いたたきじゃないんだよ。
⭕ 「相手が『これ以上は無理』って言ってるのに、無理やり安くさせたら買いたたき」
→ ここが重要。売り手が「これが最低価格です。これ以下だと経営が成り立ちません」って言ってるのに、買い手が「それでも、うちはこの値段でしか買わない。嫌なら取引やめよう」って脅すような形で無理やり安くさせるのが買いたたきなんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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買いたたきが起きるのはなぜ?

買い手と売り手の「力関係」の問題

買いたたきが起こる一番の理由は、買う側と売る側に「力の差」があるからなんだ。でかい会社は、たくさんの小さな会社に商品を作ってもらったり、商品を仕入れたりしてる。そんなときに、買う側の会社が「じゃあ、他の会社から仕入れます」って言ったら、売る側の小さな会社は「えっ、待ってください!」って焦っちゃうよね。その焦りが「買いたたき」の隙をつくんだ。

実は、世の中のビジネスって、こういう力関係で成り立ってることが多いんだよ。お店だって、メーカーから商品を仕入れるときに「このくらいの値段じゃないと売れません」って言える立場にある。でも、新しいメーカーとか弱い立場のメーカーだと「とりあえず、買ってくれるだけでありがたい」って思っちゃう。そこにつけこむのが買いたたきなんだ。

家族で例えると、すごく欲しいゲーム機があるのに、親に「でも他の店では〇〇円で売ってるし」って言われたら、欲しい気持ちが強いほど「うーん、そっか」って買ってもらうのを諦めちゃうみたいな感じだよ。でもそれでも親が「どうしても〇〇円じゃないと買わない」って言ったら、それってちょっと不公正だと思わない?買いたたきも、それに近い不公正なんだ。

「安く仕入れたい」という買い手の心理

買う側の会社も、悪いと思ってやってるわけじゃないかもしれないんだ。だって、会社は利益を出さないといけないでしょ?だから「できるだけ安く仕入れられたら、その分、利益が増える」って考えちゃうんだよ。特に、景気が悪い時代とか、競争が激しい業界では「少しでも安く仕入れたい」って気持ちが強くなっちゃう。

その気持ちはわかるんだけど、「安くしたい」という目的のために「相手の経営状況を無視して、無理やり安くさせる」ってやり方は、買いたたきになっちゃうんだ。つまり、「自分たちの利益を優先するために、相手の事業を危険にさらす」ってことになっちゃうんだよ。これは公正な取引じゃなくて、一方的な搾取になっちゃうってわけだ。

買いたたきが起こりやすい業界・職業は?

製造業や流通業でよく起きる

買いたたきが一番起きやすいのは、製造業や流通業なんだ。例えば、洋服を作ってる工場と、その洋服を売るお店の関係だよ。お店の方が力が強いことが多いから、「このくらいの値段で納めて」って言ったら、工場は断りにくいんだ。他にお客さんがいなかったら特にね。

外食業界もそう。大きなチェーン店が農家から野菜を仕入れるときに「〇〇円以下じゃないと買わない」って言ったら、その農家は困っちゃう。他の買い手がいなかったら、赤字になってでも売るしかないんだよ。これも買いたたきなんだ。

フリーランスや個人事業主こじんじぎょうぬしが狙われやすい

あと、フリーランスとか個人事業主こじんじぎょうぬしも買いたたきの被害を受けやすいんだ。例えば、イラストレーターとか、プログラマーとか、文章を書く人とか、そういう人たちだよ。大きな企業から「このイラスト、〇〇円で描いてよ」って言われたら、フリーランスの人は「仕事をもらえるだけありがたい」って思いがちなんだ。でも実は、その〇〇円が市場価格より圧倒的に安かったりするんだよ。

なぜかというと、フリーランスは組織に守られてない個人だから、「嫌ならいいです」って言いにくいんだ。一つの案件がなくなると収入が途絶えちゃうから、割に合わない値段でも受け入れざるを得ないんだよ。そこにつけこむのが買いたたきなんだ。

買いたたきの何が問題なのか?

売り手の経営が危なくなる

買いたたきの一番大きな問題は、売り手の経営を危機に陥れるってことなんだ。例えば、弁当屋さんが「1個200円以下で仕入れないとうちは買わない」って言われたら、弁当屋の仕入れ先は困っちゃう。本当は300円必要だったとしても、200円で仕入れなきゃいけなくなるんだよ。そうすると、その仕入れ先の利益がなくなっちゃって、経営が危ない状態になってく。

これが続くと、仕入れ先は労働者の給料を下げたり、人を減らしたり、品質を落としたり、って悪いことが起こっちゃうんだ。最終的には、その会社が倒産しちゃう可能性だってあるんだよ。買いたたきをした買い手は「安く仕入れられてラッキー」って思ってるかもしれないけど、長期的には、自分たちの取引先がなくなっちゃう危険性があるんだ。

品質が落ちる可能性がある

買いたたきされた売り手は、利益がないから、できるだけ原価を下げようとしちゃうんだ。そうすると、材料の質を落としたり、作業時間を短縮したり、人員を減らしたりして、コストを削るんだよ。その結果、作られる商品の品質が落ちちゃうってことが起こるんだ。

例えば、洋服の工場が「この値段でしか納められない」って言われたから、安い材料を使ったり、雑な仕上げにしちゃったりしたら、その洋服を買ったお客さんが「あれ、品質悪くない?」ってガッカリしちゃう。結果的に、買いたたきをした大手企業のイメージまで悪くなっちゃうんだ。

社会全体の不公正を生み出す

買いたたきが蔓延すると、社会全体に「力がある方が勝つ」っていう不公正な文化が広がっちゃうんだ。中小企業の経営者とか、フリーランスの人とか、立場が弱い人たちが、ずっと不当な扱いを受けるようになっちゃう。そんな社会って、働く人もお客さんも幸せじゃないよね。

だから、政府も「買いたたきは悪いこと」って法律で禁止してるんだ。つまり、買いたたきは単なる「悪い商売」じゃなくて、法律違反になっちゃう可能性もあるんだよ。

買いたたきは法律で禁止されてるの?

「下請け代金支払遅延等防止法」で規制されている

日本には「下請け代金支払遅延等防止法」(略して「下請け法」) という法律があるんだ。これは「大きな会社が小さな会社をいじめないようにしましょう」っていう法律なんだよ。つまり、買いたたきも、この法律で禁止されてる行為の一つなんだ。

この法律によると、買う側の会社が売る側の会社に対して「不当に低い代金を一方的に決める」ってことはダメなんだ。もし会社がこれを破ったら、公正取引委員会(つまり、ビジネスのルールを守らせる政府の部門) から指導を受けたり、新聞に名前を出されたり、っていう罰を受けちゃうんだよ。

「独占禁止法」でも引っかかる可能性がある

買いたたきは、もう一つ「独占禁止法」(どくせんきんしほう) という別の法律でも禁止されてるんだ。この法律は「大きな力を持つ会社が、その力を悪く使って、市場を独占するのを防ぐ」ための法律なんだよ。

買いたたきは「自分たちの立場を使って、相手に不公正な条件を強制する」という行為だから、この法律にもひっかかっちゃうんだ。

こういう法律があるのはなぜ?

こういう法律ができたのは、昔々から買いたたきが社会問題になってたからなんだ。力のある大きな会社が力のない小さな会社をいじめて、その結果、経済全体がうまく回らなくなっちゃうってことが起きたんだよ。だから「こんなことをやったら、会社は罰せられます」っていう法律で、買いたたきを禁止するようにしたんだ。

ただし、法律で禁止されてても、実際には買いたたきが起きてることがあるんだ。特に、大きな会社と取引関係にある小さな会社とか、声を上げにくい立場の人たちが、買いたたきの被害を受けてることがあるんだよ。だから、法律があるだけじゃなくて、社会全体が「これは不公正だ」って認識することが大事なんだ。

買いたたきを受けたらどうすればいい?

まずは記録を残す

もし「これって買いたたきじゃないかな」って思ったら、まずは記録を残すことが大事なんだ。いつ、誰が、どんな内容で値段を下げさせようとしたのか、っていう記録をメールとか、メモとか、録音とかで残しておくんだよ。これがあると、後で「これは不公正な取引だ」って証明しやすくなるんだ。

相談できる窓口に連絡する

もし買いたたきを受けてると思ったら、一人で抱え込まずに、相談できるところに連絡するんだ。例えば、全国にある「商工会議所」(しょうこうかいぎしょ) とか「中小企業相談所」とか、そういう組織があるんだよ。あと、「公正取引委員会」に相談することもできるんだ。これらは無料で相談に乗ってくれるから、気軽に連絡していいんだ。

弁護士に相談することもできる

もし本格的に対抗したいなら、弁護士さんに相談することもできるんだ。「この値段って不公正じゃないかな」って思ったら、弁護士さんは法律の面からアドバイスをくれるんだよ。そして、もし相手と話し合うとなったら、弁護士さんが代わりに交渉してくれることもあるんだ。

一番大事なのは「嫌ですって言う勇気」

ただね、一番大事なのは、買いたたきを受けてる段階で「これは嫌です」って言える関係を作ることなんだ。立場が弱くても「これ以上は赤字になるので無理です」「品質が落ちるので困ります」っていう意見を言う勇気が大事なんだよ。もちろん、相手が聞いてくれないこともあるだろうけど、最初から「仕方ないか」って思ってたら、相手も「この会社は何を言っても大丈夫」って思っちゃうんだ。

大事なのは「これは不公正な扱いだ」って、心のどこかで自分たちが認識することなんだ。そして、できる範囲で「これは困ります」って伝えることなんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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