親が「大学の学費がなあ…」と悩んでる話を聞いたことある?そういうとき、進学ローンという制度があるんだ。お金がないから進学できない、なんて時代じゃなくなってるよ。でも借金だからリスクもある。この記事を読めば、進学ローンがどういう仕組みで、どうやって使えばいいのか、ぜんぶわかるよ。
- 進学ローンは大学の学費を借金で賄う仕組みで、卒業後に利息をつけて返済する
- 複数の種類があって、利息や返済期間がぜんぜん違うから事前の比較が必須
- 返すのに20年程度かかることが多いから、将来の給料を見越して借りる額を決める
もうちょっと詳しく
進学ローンは、学生本人や親が借りる金融商品だ。学費や生活費をカバーしてくれるけど、決して「もらえるお金」じゃなくて「返さないといけないお金」だよ。いわば未来の自分への投資で、その投資にかかった「手数料」が利息になるわけ。だから借りすぎると、社会人になって給料をもらい始めてからずっと返済に追われることになる。だけど、親の経済状況が理由で進学をあきらめなくていい、という点では本当に大事な制度なんだ。
進学ローン=未来の給料で、現在の学費を「先払い」する仕組み
⚠️ よくある勘違い
→ 実は、利息が上乗せされるから、借りた額より多く返すことになる。たとえば200万円借りたら、実際には210〜230万円返さないといけないかもしれない。利息がいくら付くかは、借りる先や金利によって変わるんだ。
→ 正しい。借りる前に「月々いくら返すのか」「トータルいくらになるのか」をシミュレーションして、自分の将来の給料で返せるか判断するべきだよ。
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進学ローンの基礎知識:大学にいくための「お金の貸し借り」
進学ローンってそもそも何?
進学ローンは、大学や専門学校に進学するときに必要な学費や生活費を、金融機関から借りる制度だ。親の給料だけでは足りない、ということがあるよね。日本は先進国の中でも大学の学費が高い方で、4年間で500万円以上かかることもある。そこで「いま学費を払えなくても、あとで返す」という仕組みが進学ローンなんだ。
考えてみてよ。野球部のレギュラーになりたい子が、グローブを買うお金がなかったら、友達から借りるでしょ。「月100円ずつ返すね」みたいに。進学ローンもそれと同じなんだ。ただし銀行が貸し手だから、「返してね」だけじゃなくて「利息も払ってね」という条件がつく。
借りたお金を返すまでの期間は、通常20年くらい。つまり、高校を卒業して大学に入った18歳の子が、大学4年間で借りたお金を、38歳になるまで返し続けることになる。だから、借りるときは「自分の人生で本当に返せるか」をシミュアレーションする必要があるんだ。
進学ローンと奨学金の違い
ここで注意したいのが、進学ローンと「奨学金」は別ものだということ。奨学金の中には「返さなくていい奨学金」もあるんだ。つまり、もらえるお金。でも進学ローンは「返さなきゃいけないお金」の方だね。
奨学金には大きく2種類ある。一つは「給付型」で、これは返さなくていい。親の経済状況や成績が良ければ、国や学校がくれるお金だ。もう一つは「貸与型」で、これは返さないといけない。つまり、貸与型の奨学金=進学ローンみたいなもんだよ。
だから親や学校の人に「進学ローンを考えてるんだけど」と相談するときは、「奨学金の給付型は申し込んだ?」って聞いてみてほしい。給付型なら返さなくていいから、そっちの方がいいに決まってるでしょ。
誰が借りるのか:親が借りるケースと学生本人が借りるケース
進学ローンは親が借りるパターンと、学生本人が借りるパターンがある。「えっ、高校卒業したばっかりの子どもが借金するの?」って驚くかもしれないけど、そうなんだ。
実際には、18歳以上の学生本人が申し込むことができる。ただし、返す能力が疑わしいから、多くの場合「親が保証人になる」という条件がつく。つまり、学生本人が返せなくなったら、親が代わりに返さないといけない、ということだ。それでも親が借りるよりは、返済の責任を本人に持たせる、という意味があるのかもね。
一方、親が借りるパターンもある。この場合、返済の責任は完全に親にある。子どもが返す必要はないけど、親は社会人になってからずっと返し続けることになる。子どもからすると「親が自分の教育のために借金してくれた」という罪悪感を感じることもあるだろう。だから、借りる前に家族で話し合うことが大事なんだ。
主な進学ローンの種類:どこから借りるかで条件が全然違う
日本学生支援機構の奨学金(貸与型)
一番有名で、一番借りやすいのが日本学生支援機構(JASSO)の奨学金だ。「給付型」と「貸与型」があるんだけど、ここで説明するのは「貸与型」の方。つまり、返さないといけないやつだね。
JASSOの貸与型奨学金には、さらに「第一種」と「第二種」がある。第一種は無利息、つまり利息がつかない。借りた額をそのまま返せばいいんだ。これは本当に太っ腹でしょ。親の経済状況が良くない学生が対象で、成績も一定以上じゃないといけない。
一方、第二種は利息がつく。大体3〜5%の利息が付くことが多い。つまり、200万円借りたら、220万円くらい返さないといけないわけだ。その代わり、借りるための成績要件が第一種より低いし、借りられる上限額も多い。
JASSOのいいところは「国が運営してるから安心」という点。金利が民間の銀行より低いし、返すのが困難になったときの「猶予制度」も充実してる。つまり、「いま返すのが難しい」ときは、一時的に返すのを待ってもらえるんだ。これは民間のローンにはない仕組みだよ。
民間の銀行ローン
銀行も進学ローンを用意してる。三菱UFJ銀行とか、地元の地方銀行でも借りられることが多い。ここで重要なのは「金利が高い」ということ。JASSOの第二種が3〜5%なら、銀行は5〜8%くらいになることもある。
金利が高い分、返す総額が大きくなる。200万円借りたら、返すときには250万円になってるかもしれない。だから銀行ローンを選ぶなら、JASSOで借りられないか、まず確認してほしい。銀行の方が「審査が早い」とか「限度額が大きい」というメリットはあるけど、金利の面ではJASSOに敵わないんだ。
ただし、親の収入が一定額以上ある家庭なら、JASSOの審査に落ちることもある。その場合、銀行ローンを検討することになるね。
学校独自のローンや教育ローン
大学や専門学校の中には、独自の奨学金やローンを用意してるところもある。たとえば、私立大学が「成績が良ければ学費を割引します」っていう制度を持ってたり、「指定の教育ローンを使えば、利息を学校が負担します」みたいなのもある。
進学先が決まったら、その学校のホームページをチェックして「奨学金やローンの制度がありますか」って聞いてみてほしい。学校独自の制度の方が、有利な条件ってこともあるんだ。
進学ローンのメリット:進学をあきらめなくて済む
経済的な理由で進学をあきらめなくていい
なんといっても、これが一番大きなメリットだ。親の給料が低い、親が病気で働けない、親が亡くなった……いろんな事情で「大学に行きたいけど、学費が払えない」という子どもたちがいる。進学ローンがあれば、そういう子どもたちも大学に行けるんだ。
日本では「教育は人生のターニングポイント」っていわれてる。大学に行くと、給料が高い仕事につきやすくなる傾向があるんだ。つまり、進学ローンで大学に行った子が、将来いい給料をもらえるなら、借金を返すことができるわけだ。親の経済状況が理由で人生の選択肢を狭めずに済む、というのは本当に大事なんだ。
返す期間が長いから、月々の返済額が少ない
進学ローンは通常20年かけて返す。つまり、月々に分けて返すから、一度に大きなお金を返す必要がないんだ。たとえば200万円を20年かけて返すなら、月々1万円程度だ。社会人になって初任給をもらい始める20代の若い時期は、月々数千円の返済から始めて、給料が増えるにつれて返済額を増やしていく、みたいなことができるんだよ。
審査が通りやすい(学生ローン比較して)
学生が何か借金をしようとしても、普通の銀行は貸してくれない。だって給料がないから。でも教育ローン、特に親が借りる場合なら、親の給料を見て審査してくれるから、通りやすいんだ。
また、JASSOの奨学金なら「成績と家計の状況」で判定するから、信用情報機関で「ブラックリスト」に載ってる親でも、申し込めることが多い。つまり、過去にカードローンの支払いで失敗した親でも、奨学金なら借りられるってわけだ。
進学ローンのデメリット:返すのが大変になることもある
借金は借金。利息がつくから返す額が増える
200万円借りたら、200万円では足りない。利息がついて210万円、220万円になる。これは避けられない事実だ。返済期間が長いほど、利息も増える。だから「いかに利息を減らすか」が大事になるんだ。
たとえば、JASSOの第二種で年4%の金利で200万円借りたら、20年かかって返すときには、利息だけで400万円以上かかることもある。つまり、返す総額が600万円を超えることもあるってわけ。借りるときは「返す総額はいくらになるのか」をシミュレーションして、「本当に返せるか」を考えないといけないんだ。
もし返せなくなったら、ずっと借金に追われる
社会人になって給料をもらい始めても、景気が悪くなったり、病気で働けなくなったり、失業したり……いろんなことが起こる。そういうときに「毎月の返済ができない」ってことになったら、どうなるか。
JASSOなら「返済困難者向けの制度」があるから、一時的に返すのを待ってもらえることもある。でも銀行ローンだと、厳しく取り立てられることもあるんだ。最悪の場合、給料の一部を差し押さえられたり、信用情報に傷がついたりすることもある。つまり、その後のクレジットカード申し込みや、新しいローン申し込みが難しくなるってわけ。
だから、借りるときから「もし返せなくなったら…」ということを考えておくべきなんだ。
子どもの人生の選択肢を狭める可能性もある
月々数千円、多いと月々1万円以上の返済義務がある。社会人になりたての給料は、そこまで高くない。そこから毎月返済していくと、結婚資金を貯めるのが難しくなったり、新しいチャレンジ(起業とか転職とか)をしにくくなったりするんだ。
つまり、進学ローンで大学に行くことは、後々の人生の自由度を少し減らすということもあり得るんだ。だから「本当にこの大学に行く必要があるのか」「給付型の奨学金で足りないのか」「親がもう少し工夫できないのか」みたいなことを、事前に家族で話し合うことが大事なんだよ。
借りるときに確認すべきポイント:後悔しないための3つのチェック
金利(利息)の率を確認する
同じ200万円を借りても、金利が3%と7%では、返す総額が全然違う。だから必ず「金利は何%ですか」って確認してほしい。
JASSOなら「第一種は0%、第二種は3〜5%」みたいに公開されてる。銀行なら「5〜8%」の幅で提示されることが多い。その幅の中でも、親の給料が高い人ほど低い金利が適用されたりするんだ。だから必ず「自分たちの場合、金利は何%になりますか」って聞いておくべきだよ。
返済期間と月々の返済額をシミュレーションする
「借りるのに5分で審査が通る」なんて言葉につられてはダメだ。一番大事なのは「社会人になったとき、月々いくら返せるか」ということ。
ほとんどの銀行やJASSOは、ホームページで「返済シミュレーション」のツールを用意してる。借りたい金額と金利を入力すると「月々いくら返すのか」「返す総額はいくらか」が自動で計算される。これを必ずやってみてほしい。
たとえば200万円を金利4%で20年かけて返すなら、月々は約1万2千円くらい。これが自分の給料で払えるか、考えてみる。初任給は手取りで15万円くらいだから、その8%を占める。「1割近くの給料が返済に消える」って考えると、重いと思うかな。それで「やっぱりちょっと少なく借りよう」ってことになるかもしれない。
返すのが困難になったときの制度を確認する
失業したり、病気になったりして「返せなくなった」というときに、どんな制度があるか確認しておくことも大事。JASSOなら「返済期限猶予制度」があって、一時的に返すのを待ってもらえる。ただし無期限ではなくて、1年単位で何度も申し込む必要があるんだ。
銀行ローンなら、こういう制度がない場合が多い。だから「困ったときはどうしたらいいのか」を事前に聞いておくべきなんだよ。
返済計画を立てるコツ:後悔しない借り方と返し方
本当に必要な額だけを借りる
「200万円までいいって言われたから、200万円全部借りちゃえ」って思う気持ちはわかる。でも待ってほしい。借りた額が多いほど、返す総額も多くなるんだ。利息は「借りた額」に対して付くから、借りた額が2倍になれば、利息も2倍になる。
学費だけなら「学費の領収書」を見て、その額だけ借りる。生活費が足りないなら「月々いくら足りないか」を計算して、その分だけ借りる。「何かあったときのために…」って多めに借りるのは避けた方がいい。その「何か」が起こらなかったら、返す必要のない借金を返し続けることになるからね。
給付型の奨学金や教育ローンの割引制度と組み合わせる
「進学ローン一本」で全部まかなおうとするのではなく、いろんな制度を組み合わせるんだ。たとえば:
・給付型の奨学金で月々5万円
・親の貯金で月々5万円
・進学ローンで月々5万円
みたいに、複数の方法を組み合わせれば、借りる額を減らせるんだ。借りる額が減れば、返済負担も減る。
親の給料がそこまで低くなければ「給付型の奨学金は対象外」って言われるかもしれない。でも「学校独自の給付」とか「地元の商工会議所の奨学金」とか、いろんな選択肢がある。学校の進路指導の先生に「どんな奨学金や給付制度があるか教えてください」って相談するといいよ。
低金利のローンから借りる順番を工夫する
複数の借り先から借りる場合は「低金利から借りる」という順番が大事。つまり、0%のJASSOの第一種が使えるなら、まずそれで100万円借りる。その次に、低金利の第二種で50万円借りる。残りが足りなければ、銀行ローンで借りる。こうすると、全体の金利を低く抑えられるんだ。
借りたら「返済計画表」を作ってみる
抽象的に「返す」って考えるのではなく、実際に「月々いくら返すのか」「あと何年で終わるのか」を書き出してみるといい。エクセルに「月」「残りの借金」「返済額」「利息」を入力して、ずっと返し続けると、どうなるかを見てみるんだ。
そうすると「あ、45歳までずっと返し続けるのか…」って実感が湧いて、「やっぱり借りる額を減らそう」って気持ちになることもある。借りる前に、こういう「可視化」をすることが後悔を避けるポイントなんだよ。
