毎日学校から帰宅して部屋の灯りをつけたり、夏は冷房をつけたり、冬は暖房をつけたり…気づかないうちに電気って使ってるよね。でもその電気代って誰かが払ってるわけだし、電気を作るにもいろいろ大変なことがあるんだ。そこで大事になってくるのが「節電」。この記事を読めば、なぜ節電が必要なのか、そしてどうやって節電するのかがよくわかるよ。
- 節電とは 電気の使う量を減らす工夫 のことで、電気代の削減と地球環境の保全に役立つ
- 電気は 燃料を燃やして 作られており、その過程で二酸化炭素が出て地球温暖化につながる
- 照明を消す、温度を工夫するなど 毎日の小さな工夫 の積み重ねが大切
もうちょっと詳しく
電気って、私たちが毎日当たり前のように使ってますよね。でも、その電気はどこから来てるんでしょう?実は、ほとんどの電気は火力発電といって、石炭や天然ガスを燃やして作られてるんです。つまり、電気を使えば使うほど、燃料を燃やさないといけなくなるってわけ。燃料の量は無限じゃないし、燃やすときに出ちゃう二酸化炭素は地球を温めてしまいます。だから、できるだけ電気を無駄なく使うことが、未来の地球のためにも、今の家計のためにも大事なんです。
節電は、家計にも地球にも、みんなにいいことばっかり
⚠️ よくある勘違い
→ 電気をゼロにすることは不可能だし、現代の生活には電気が必要です。大事なのは「無駄な」電気を減らすこと。勉強するのに必要な照明は消しちゃダメだし、冷房で熱中症を防ぐのも大事。無駄を減らしながら、快適で安全な生活を保つことが節電なんです。
→ その通り!つけっぱなしの照明、つけてない部屋の冷房、待機電力(コンセントに差したまま使わない状態)など、知らず知らずのうちに無駄になってる電気がいっぱいあります。そういう無駄を減らすのが節電の本質です。
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節電ってそもそも何なの?
電気の無駄をなくすってどういう意味?
「節電」という言葉は、「節」と「電」という2つの漢字でできてます。「節」は「節制する」の「節」で、つまり控えめにするとか、ムダをなくすっていう意味なんですね。「電」は電気のこと。だから節電は、電気の使う量をできるだけ減らすこと、それも無駄に使ってる分を減らすっていう意味なんです。
具体的に言うと、家の中で何も考えずに照明をつけっぱなしにしちゃったり、部屋にいないのにエアコンをつけたままにしたり、テレビをつけっぱなしで見てなかったり…こういったもったいない使い方をやめましょう、ということですね。逆に、勉強するときに必要な照明とか、暑い時に身体を守るための冷房とか、こういう「必要な」電気はちゃんと使おうね、ということなんです。
だから、節電イコール「電気をぜんぜん使わない」じゃなくて、「無駄な電気は使わない。でも必要な電気はちゃんと使う」っていう、メリハリのある使い方のことなんですね。昔の人が「もったいない」って言ったことを、電気バージョンでやってみようじゃないか、って感じですよ。
電気代とはどう関係があるの?
ここで大事なポイント。毎月、家には電気の請求書が来ますよね。親に「電気代が高い」とか「電気代を払わなきゃ」っていう話を聞いたことあるんじゃないでしょうか。この電気代ってのは、使った電気の量に応じて決まる金額なんです。
例えば、1か月間に100ユニット(正確には「キロワットアワー」という単位ですが、ここは電気の「量」だと思ってください)の電気を使ったとします。その場合、料金は「1ユニットあたり20円」みたいな感じで計算されるんですね。だから、使う電気の量が多いほど、電気代は高くなっちゃうんです。
逆に言えば、節電をして電気の使う量を減らせば、電気代は安くなるっていうわけ。これは家計を助ける大事なポイント。親が節電を勧めるのは、お金を節約したいっていう理由も大きいんですね。電気代が月5,000円だったのが、節電で月4,500円になったら、1か月で500円節約できます。1年間だと6,000円。その6,000円があれば、好きなものを買ったり、貯金したり、いろいろできちゃいますよね。
節電って実は身近なことなんだ
多くの人は「節電」と聞くと、なんか難しいこととか、つまらないことだと思っちゃうかもしれません。でも実は、日常生活の中で私たちがやってることなんです。
学校から帰ってきて、夜間の勉強をするときに、自分の部屋の照明をつけますよね。でも、部屋を出た時に消し忘れることもあるでしょう。「あ、消し忘れた」って戻って消す。これは無意識のうちに「節電」をしてるんです。同じように、暑い日に冷房で部屋を快適にしますけど、そのエアコンの温度を「25度」じゃなくて「28度」にする工夫も節電。こういう小さなことの積み重ねが、実は大きな力になるんですね。
なぜ節電が大切なのか
電気代だけが理由じゃないんだよ
さっき、節電で電気代が安くなるって話をしましたね。でも、節電が大切な理由はそれだけじゃないんです。実は、もっと大きな理由があるんですよ。
1つ目の理由は「電気の供給量に限りがある」ということ。日本の電気は、どこから来てるんでしょう?多くの電気は、火力発電(石炭や天然ガスを燃やして電気を作る方法)や原子力発電(原子の力を使った発電)、そして最近では太陽光発電や風力発電などで作られてるんですね。
このうち、火力発電と原子力発電は、燃料がないと成り立たないんです。石炭や天然ガスは、地球の中にある有限な資源なんですね。つまり、限りがあるんです。だから、節電をして、できるだけこういった燃料を浪費しないようにしよう、ってわけなんですね。太陽光発電や風力発電も、曇りの日や風がない日は発電できないから、その分を他でカバーしなきゃいけないんです。だから、全体的に電気を大切に使う必要があるんですよ。
地球温暖化と節電の関係
2つ目の理由は、これがかなり重要なんですけど、「地球温暖化」との関係です。今、地球全体が少しずつ温かくなってるんですね。この現象を地球温暖化(つまり、地球全体の平均気温が上昇しちゃう現象)といいます。
なぜ地球が温かくなってるのか?理由は温室効果ガス(つまり、地球をあたたかい毛布で包むような効果を持つ気体)が大気中に増えてるからなんですね。その温室効果ガスの最たるものが二酸化炭素(CO2)なんです。
で、この二酸化炭素、どこから出てるのか?その大きな出所の1つが、電気を作る時なんですね。特に火力発電で石炭や天然ガスを燃やす時に、大量の二酸化炭素が出ちゃうんですよ。だから、電気を減らす=二酸化炭素を減らす=地球温暖化を遅くできる、っていう図式が成り立つんですね。
気候変動がもたらす影響
「でも、地球が温かくなるって何が悪いの?」って思いませんか?それはね、温暖化が進むと、いろんなトラブルが起こっちゃうんですよ。
例えば、氷が解けて海の水位が上がるから、沿岸の町が水没しちゃう可能性があります。異常気象が増えて、豪雨や干ばつが起こりやすくなります。つまり、大雨で洪水になったり、まったく雨が降らずに農作物が育たなくなったり、そういう極端なことが起こっちゃうんですね。野菜も米も作れなくなったら、食べ物がなくなっちゃいますよね。
動物たちの生態系も変わります。ホッキョクグマの住む氷が解けちゃったら、ホッキョクグマは生きていけません。サンゴ礁も温暖化で死んじゃいます。こういう悪い影響がどんどん増えちゃうんですね。だから、地球を守るためにも、節電が大切なんです。君たちが大人になった時に、きれいで安全な地球を残すために、今から節電の習慣をつけることが大事なんですよ。
家庭でできる節電のコツ
照明の節電が一番簡単!
では、ここからは実際に家でできる節電の方法を紹介していきますね。一番簡単で、効果が大きいのが照明の節電なんです。
まず、大事なのは「つけっぱなしをなくす」こと。これはね、自分で気をつけるしかないんですよ。部屋を出たら照明を消す。このシンプルなルールを意識することが大切なんです。朝、顔を洗った後に洗面所の照明をつけっぱなしにしちゃったり、昼間に部屋から出るのに照明をつけたままだったり、こういうムダがけっこう多いんですね。
次に大事なのが、白熱電球をLED電球に変えるということ。白熱電球は、昔からある普通の電球で、光を出す時に熱もいっぱい出してるんですね。つまり、電気の大半が光じゃなくて熱になっちゃって、もったいないんですよ。一方、LED電球は、同じ明るさなら、白熱電球の5分の1くらいの電気で済むんです。最初に電球を買うのにお金がかかりますけど、長い目で見ると、電気代で元が取れちゃうんですね。
さらに、必要な時だけ必要な場所を明るくするという工夫も大切。例えば、リビング全体を明るくするんじゃなくて、勉強している机の上だけ明るくするとか、スタンドライトを使うとか。こういう工夫で、使う電気の量をグッと減らせるんですね。
冷房と暖房の上手な使い方
次に大切なのが、冷房(エアコン)と暖房の節電です。これは家の電気代の中で、かなり大きな割合を占めてるんですね。だから、ここで工夫すると、電気代がかなり下がるんですよ。
夏の冷房について言うと、温度設定を「28度」にするというのが目安なんですね。「28度?あったかいじゃん」って思うでしょ。でも、冷房の温度を1度上げるだけで、電気代って10%くらい下がっちゃうんですよ。1度下げたら電気代が10%上がる、ってことですね。
だから、1度の違いは大きいんです。27度と28度なら、体感的には大きく変わらないかもしれませんけど、電気代には大きな違いが出ちゃうんですね。それに、冷房で体が冷えすぎると、風邪をひいたり、体調が悪くなったり、逆に悪いことになるんです。だから、28度くらいが、電気代にも健康にもちょうどいいバランスなんですね。
それに加えて、大事なのが部屋の窓から熱が出ないようにする工夫です。つまり、カーテンやブラインドで日光を遮ったり、窓に断熱シートを貼ったりするんですね。こうすると、冷房の効きがよくなるから、設定温度を上げてもいい、ってわけです。
冬の暖房も同じ考え方です。暖房の温度を1度下げるだけで、電気代は大きく下がるんですね。できれば20度くらいにして、その分、上着を着たり、毛布をかぶったり、人間が工夫する、っていうのが効果的なんです。
冷蔵庫と待機電力
次に大事なのが、冷蔵庫です。冷蔵庫ってね、24時間ずっと動いてるんですよ。だから、他の家電よりも電気代が高いんですね。
冷蔵庫の節電で大切なのは、開け閉めを少なくすることです。冷蔵庫を開けるたびに、冷たい空気が逃げちゃって、また冷やし直さないといけなくなるんですね。だから、「何を入れよう」って考えてから開けるとか、ついでにいろいろ取り出すとか、そういう工夫が大切なんですよ。
それに、冷蔵庫の中がいっぱいだと、冷気が循環しやすいから、電気代が下がるんです。逆に、スカスカだと、冷気の通り道ができちゃって、余計に電気がかかっちゃうんですね。だから、ちょうどいっぱい…とは言いませんけど、適度に詰まった状態がいいんですね。
そしてね、もう1つ大事なのが、待機電力というやつです。つまり、使ってないのにコンセントに挿してある電化製品が、こっそり電気を使ってる、ってことなんですね。テレビのリモコン受信部とか、冷蔵庫とか、いろいろな家電が待機状態でも電気を使ってるんですよ。全部合わせるとけっこう多いんです。だから、使わない家電はコンセントから抜く、というのが節電のコツなんですね。
電気代を減らす実践的な方法
まずは電気の「見える化」から
節電を始めるには、まず「今、うちがどれくらい電気を使ってるのか」を知ることが大切なんですね。これを「見える化」と言います。つまり、見えないものを見える形にする、っていう意味ですね。
具体的には、毎月の電気代がいくらか、親に聞いてみるのが第一歩です。「電気代、いくら?」って聞いて、「月5,000円」とか「月7,000円」とか、数字を知ることが大切なんですね。そうすると、「あ、けっこう使ってるんだ」って気づくんですよ。
最近の家には、電気メーター(電気の使用量を測る機械)が付いてるんですね。その数字をときどき見てみるのも、いい勉強になるんですよ。「朝は100だったのに、冷房をつけたら120になった」みたいに、自分の行動が電気の使用量にどう影響するか、目で見て理解できるんです。これが「見える化」で、とても大切なんです。
家族で協力する節電チャレンジ
節電ってね、1人でやってても効果は限られてるんですよ。だから、家族全体で取り組むことが大切なんです。
例えば、家族で「今月は電気代を去年の同じ月より10%減らそう」っていう目標を作ってみるんですね。そしたら、みんなで協力して、照明を消したり、冷房の温度を上げたり、いろいろな工夫をするんです。目標を達成できたら、その浮いた電気代の一部をみんなで何かに使う、みたいなのもいいですね。
なぜ家族で協力するのがいいのか?それはね、家の中でいろいろな人が電気を使ってるからなんです。お父さんがテレビをつけっぱなしにしたり、お兄さんがゲーム機をつけたままにしたり、お母さんが料理をする時に全ての照明をつけたり…こういうムダって、1人じゃコントロールできないんですね。だから、家族みんなで「電気を大切にしようね」っていう意識を持つことが、実は一番効果的なんですよ。
習慣をつけることの大切さ
最後に大事なポイントは、習慣をつけることなんですね。」最初は「節電しよう」って気合が入ってるけど、3日でやめちゃう、みたいなことはよくあるんですよ。
だからね、意識的に「習慣化」させるのが大切なんです。例えば、「部屋を出たら必ず照明を消す」「冷房の温度は28度に設定する」「寝る前にコンセントを抜く」…こういった小さなルールを、毎日毎日繰り返すことで、だんだんと習慣になっていくんですね。
最初は気をつけてないと忘れちゃうかもしれません。でも、毎日繰り返してると、意識しなくても自動的にやるようになっちゃうんですよ。歯磨きだって、最初は親に言われてやってたけど、今は意識なしにやってるでしょ。それと同じなんです。だから、短期的な「頑張り」じゃなくて、長期的な「習慣」を目指すことが、実は一番効果的なんですね。
節電と地球環境の関係
発電方法によって変わる地球への影響
ここまで、節電が地球温暖化に関係あるって話をしてきましたけど、もうちょっと詳しく説明しますね。実は、発電方法によって、地球への影響が全然違うんですよ。
火力発電(石炭や天然ガスを燃やす)は、二酸化炭素をいっぱい出しちゃいます。原子力発電は、二酸化炭素は出さないけど、放射能の問題があります。太陽光発電や風力発電は、二酸化炭素を出さないし、放射能もありません。だから環境にいいんですね。
でも、今の日本の電気の多くは、火力発電と原子力発電でまかなわれてるんです。だから、電気を減らすことで、二酸化炭素の排出を減らせるんですね。これが、節電が環境保全に つながる理由なんですよ。
世界中の人が節電をしたら
では、もし世界中の人が節電をしたらどうなるんでしょう?
例えば、日本全体で使う電気が1割減ったら、その分だけ火力発電で燃やす燃料が減るんですね。そしたら、二酸化炭素の排出も1割減るんですよ。これを日本だけじゃなく、世界中がやったら…すごい大きな力になるんですね。
気候変動は、1人の行動では変わらないかもしれません。でも、みんなが協力したら、確実に変わるんです。「自分1人の節電なんて意味ないじゃん」って思うかもしれませんけど、その「自分1人」が何億人もいたら、これはもう無視できない力になるんですね。だから、君の節電も、すごく意味のあることなんですよ。
未来の地球のために
君たちが今20歳だとします。50年後の2076年には、君たちは70歳になってるんですね。その時の地球はどうなってるんでしょう?今のままで地球温暖化が進めば、平均気温がいまより3度上がるかもしれません。そしたら、今ある町や田畑も、様子が変わっちゃう可能性があるんです。
でも、今からみんなで協力して二酸化炭素を減らせば、地球の未来は変わるんですね。温暖化のスピードを遅くできるんですよ。君たちが大人になった時に、安全で快適な地球で生きていくためには、今からの行動が大事なんです。
節電ってね、ただ電気代を安くするだけじゃなくて、実は「未来の地球を守る行動」なんですね。毎日の小さな心がけが、50年後100年後の地球を作っていくんですよ。だから、意識的に節電に取り組むことは、とても意味のあることなんです。
