雨の日に天井からぽたぽた…天井のシミが広がっている…こんなことってありませんか?それが「漏水」です。家の中に水が漏れ込むって、実は放っておくと大変なことになるんです。この記事を読めば、漏水が何なのか、どうして起こるのか、どう対処すればいいのか、全部わかりますよ。
- 漏水は屋根や壁から 雨水が建物に漏れ込む 現象で、放っておくと建物が傷む
- 原因は外壁のひび割れや屋根の劣化など様々で、 天井のシミ で気づくことが多い
- 見つけたら プロの業者に診断 してもらって、早めに修理することが大事
もうちょっと詳しく
漏水は、雨が建物の防水層を通り抜けて、内部に入り込む現象です。新築の家でもゼロではありませんが、10年以上経つと劣化が進むので起こりやすくなります。シーリング材(ゴムのようなもの)が縮んだり、ひび割れが生じたり、施工時の問題が後から出てくることもあります。一度漏水が始まると、次々と周りも傷むので、早期発見がとても大事なんです。
雨の日の翌日に天井をチェック。シミが出始めたら迷わず業者に連絡を!
⚠️ よくある勘違い
→ 漏水はより広い概念。壁や外部からの水漏れ全般を指します。雨漏りはそのうちの一種です。
→ 配管の漏水も、屋根からの漏水も、壁を伝っての漏水も、全部「漏水」です。
→ 見えない内部でも水は染み込んでいます。シミが見えたときはすでに奥まで進行している可能性が高い。
→ 天井裏や壁の内側まで水が浸透していることがほとんど。放置するほど修理費用も増える。
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漏水が起こる原因って、結局なに?
漏水の原因は、大きく分けると「建物自体の劣化」と「施工の問題」に分かれます。建物が古くなると、屋根の瓦が割れたり、防水シートが裂けたり、外壁のコーキング(隙間をふさぐゴム状の材料)が硬くなって隙間ができたりします。雨は本当にしぶといもので、ほんの小さな隙間からでも侵入してくるんですよ。
たとえば、屋根の場合。瓦と瓦の間には漆喰(しっくい)という白い材料が詰まっていて、それが雨水の侵入を防いでいます。でも20年、30年と経つと、その漆喰が風化して崩れ落ちてしまう。そうすると瓦の下の木の部分が露出して、そこから水が入り込むというわけです。新しい家なら防水シートが張ってあるので多少は守られますが、シート自体も紫外線で劣化しますから、油断は禁物なんです。
外壁の場合も同じ。窓や玄関の周り、ベランダの端など、異なる素材が接する場所には必ずコーキングがあります。このコーキング、実は3〜5年で寿命が来るんです。ひび割れたり、縮んだり、はがれたりして、そこから水が建物の内部に侵入します。
配管による漏水も多いです。お風呂、トイレ、台所などの水道管は、壁や床の内部に埋め込まれています。経年劣化で錆びたり、金属疲労で破裂したりすると、壁の内側でしぶしぶと水が漏れ続けることになります。怖いのは、気づきにくいということ。見える場所じゃないから、気づいたときにはすでにカビが生えていた、なんてことも珍しくありません。
あと忘れてはいけないのが、地震や台風などの自然災害です。瓦がズレたり、外壁がひびが入ったり、雨樋が壊れたり。こういうときは保険が使える場合もあるから、被災したら保険会社に相談するといいですよ。
漏水に気づくサイン、見落としちゃいけないポイント
漏水は見えるサインがあります。最も典型的なのは天井のシミです。茶色いシミが天井に広がっていたら、ほぼ間違いなく上から水が来ています。シミが濃い色ほど、古くから漏れ続けていることが多いんです。
次に多いのが、壁が濡れていたり、カビが生えていたりすること。キッチンやバスルームなら湿度が高いから仕方ないと思いがちですが、雨の後に急に壁が濡れるようになったなら、それは漏水の可能性が高いです。
ベランダの近くで漏水が起こることも多いです。なぜかというと、ベランダの防水層が劣化すると、雨がしみ込んで、その下の部屋に漏れてくるから。ベランダの下の壁や天井にシミやカビが見えたら、ベランダの防水をチェックすべきですね。
音も聞き逃せません。天井裏から「ぽたぽた」という音が聞こえたら、絶対に水漏れです。その他、なんか家が湿った感じがする、押入れやクローゼットからカビ臭がする、なんていうのも漏水の兆候になることがあります。
雨の日に家の中を見て回るっていうのは、けっこう効果的な診断方法なんです。雨が降っているときに、どこから水が入ってくるのかが見えることもありますから。タオルを用意して、水が滴る場所を見つけたら、その位置をメモしておくといいですよ。修理業者に説明するときに役立ちます。
漏水を発見!その時どうするのが正解?
漏水を見つけたら、まずやることは「応急処置」です。天井から水が垂れているなら、バケツを置いて水を受けましょう。そのまま放っておくと床が傷みますし、電気のコードに水がかかると危険です。ベランダから水が来ているなら、その下にタオルを敷くとか、排水口を確保するとか、まずは水が広がらないようにするんです。
次に重要なのが「業者に連絡する」ことです。漏水の修理は、原因をちゃんと特定する必要があります。それには専門の知識と道具が必要なんですよ。天井を開けてみないと原因がわからないこともあるし、赤外線カメラで湿度を計測したり、いろいろな調査方法があります。
業者を選ぶときは、複数社から見積もりを取るといいです。「診断は無料」という業者も多いから、費用がかかるわけじゃない。漏水の原因が何なのか、修理にいくら必要なのか、どのくらい時間がかかるのか、ちゃんと説明してくれる業者を選びましょう。
あと、保険が使える場合があるっていうのは大事です。火災保険の中に「水災補償」や「破裂・漏水」の項目があることがあります。加入している保険会社に相談してみる価値は十分にあります。修理費用が高額の場合、保険でカバーされるかもしれません。
ただし気をつけるべきは、自分で無理に修理しようとしないこと。防水テープを貼ったり、コーキング剤を塗ったりするのは、素人には難しいんです。むしろ悪化させることもあります。業者の作業を邪魔しないためにも、早めにプロに任せるのが結果的に安上がりになるんですよ。
漏水を防ぐために、今からできることは?
漏水を防ぐポイントは「定期的なメンテナンス」です。家は10年ごとに大きな劣化の波が来ます。10年目に外壁と屋根を点検する、20年目に防水工事を検討する、みたいな感じで計画的にやるといいんです。
屋根については、特に瓦の家は注意が必要。瓦同士の間の漆喰を定期的に直したり、ズレた瓦を直したりする必要があります。スレート屋根(波状の黒い屋根)の場合は、防水塗装を10年ごとにやり直すのが一般的ですね。
外壁のコーキングは、3〜5年で交換するのが目安です。全部交換するわけじゃなくて、明らかに劣化している場所だけ交換する業者もいます。費用も抑えられるので、一度診てもらうといいでしょう。
ベランダの防水も大事です。ベランダは常に雨にさらされているから、劣化が早いんです。歩く場所だから気づきやすいと思いがちですが、実は防水層は見えないんですよ。だから定期的に専門家に見てもらうのが安心です。
あとは、排水溝の掃除も忘れずに。屋根の上の葉っぱや、ベランダの砂ぼこりなどが詰まると、雨が逃げ場を失って、そこからしみ込み始めることがあります。季節の変わり目に、雨樋や排水溝をチェックするクセをつけるといいですよ。
最後に、雨の日のチェックを習慣にすること。雨が降ったら、屋根や壁に新しいひびが入ってないか、天井にシミが出てないか、壁に濡れた跡がないか、さっと見て回るんです。そういう小さな習慣が、大きな被害を防ぐんですよ。
修理業者を選ぶとき、ここだけは確認しよう
漏水修理の業者選びは、実は けっこう重要なんです。だって、屋根や壁の内部の工事ですからね。手抜きされたら、また数年後に漏水が起こることもあります。業者を選ぶときのポイントをまとめます。
まず「診断をちゃんとしてくれるか」です。見積もりを出す前に、赤外線カメラとか、各種調査道具を使って原因を特定する業者が信頼できます。逆に「見ただけで『ここからですね』」って言う業者は、ちょっと怪しいです。
次に「説明がわかりやすいか」。難しい言葉で煙に巻くのではなく、素人にもわかるように説明してくれる業者はいい業者です。図を描いたり、写真を見せたり、丁寧に説明してくれるところを選びましょう。
複数社から見積もりを取るのは、本当に大事です。漏水修理は金額にばらつきがあることが多いんです。3社から取って、相場を把握する。同じ工事なのに極端に安い業者は、どこかで手を抜いている可能性があります。逆に極端に高い業者も、なぜそんなに高いのか理由を聞くべきです。
施工実績や資格を確認するのも大事。リフォーム業者の中には、漏水修理が専門じゃない業者もいます。漏水診断技士とか、一級防水施工技能士とか、そういう資格を持ってる業者かどうか。ホームページを見て、過去の修理実績が載ってるかどうか。そういう情報を確認してから決めるといいですよ。
保証期間も聞いておきましょう。修理後、同じ場所からまた漏水する場合もあります。その時に無料で直してくれる保証があるか、あれば何年間なのか。「アフターサービス」に力を入れている業者は、仕事に自信があるということですから、そういう業者は信頼できますね。
