街を走っている車を見てると、「あ、小さい車だな」って思うことありますよね。その小さい車、もしかして軽自動車かもしれません。友だちのお母さんの車が軽だったり、配達の人の車が軽だったり、日本中でいっぱい走ってます。でも「軽自動車」ってそもそも何が軽いの?普通の車とどこが違うの?って思いませんか?この記事を読めば、軽自動車のすべてがわかるよ。
- 軽自動車は排気量660cc以下の車で、税金や保険が安い特典がある
- 背が高い設計で車内は意外と広く、少人数の家族や一人での移動に最適
- 燃費がいいので、ガソリン代も安く済むのが人気の理由
もうちょっと詳しく
日本で軽自動車が人気になったのは、昭和30年代からです。当時、日本は貧しい時代で、普通の車は高くて買えない家庭がほとんどでした。そこで、「安く手頃な乗り物があれば、もっと多くの人が車を乗れるようになるんじゃないかな」という考えから、軽自動車という分類が生まれたんです。つまり、軽自動車は「普通の人でも乗れる車」を目指して作られた制度なんですね。それから60年以上たった今でも、軽自動車は日本の大事な乗り物として、毎日いっぱいの人に使われています。
軽自動車は昭和の高度経済成長期に「安い乗り物」として生まれた。今でもそのルールが続いてるんです。
⚠️ よくある勘違い
→ 昔はそうだったけど、今の軽自動車は安全性が大事にされています。最新の軽自動車には衝突を防ぐシステムや、ぶつかった時に体を守るエアバッグもついてます。むしろ、新しい普通車と同じくらい安全だよ。
→ エンジンは小さいけど、その分軽くて燃費がいい。スペースも工夫して有効活用してる。つまり「小さいからこその工夫」が魅力なんです。
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軽自動車の定義と条件
軽自動車という言葉をよく聞くけど、「どんな車なら軽自動車なの?」ってきっと思ったことあると思います。実は、軽自動車になるためには、いくつかのルールをクリアしないといけないんです。それを知ると、なぜ軽自動車が「軽い」と呼ばれるのかが見えてきます。
一番大事なルールはエンジンの大きさ、つまり排気量が660cc以下ということです。これはガソリンスタンドで「680ccの軽自動車」っていう広告を見た人は分かると思うけど、660を超えちゃダメなんです。ちょっと超えたら、それはもう普通車の扱いになって、税金も高くなっちゃうんだよ。だからメーカーは「できるだけ660ccに近いけど、越えない」という綱渡りをしてるんです。例えば、スズキの軽自動車のアルトは658ccだったり、ダイハツのムーヴは658ccだったり、みんなギリギリ攻めてますね。
次に大事なのは全長と全幅、つまり車の長さと幅にも制限があるということです。具体的には、全長が3.4メートル以下、全幅が1.48メートル以下という決まりがあります。これは「駐車スペースが狭くても止められるように」という考えから生まれたルールなんです。日本の道路は狭くて、駐車場も小さいじゃないですか。だから「小さい車なら、どこにでも停められるようにしよう」という工夫なんですね。
そして、もう一つのルールが定員が4人以下ということです。これも「限られたスペースの中で、安全に乗れる人数を決めよう」という考えからです。運転席と助手席に2人、後部座席に2人という最大4人までなんだよ。バスみたいに8人乗りにはできないわけです。
軽自動車の分類
軽自動車の中にも、いくつかの種類があるんです。知ってました?大きく分けると、「ハッチバック型」「セダン型」「ワゴン型」「軽トラック」「軽バン」などがあります。
一番よく見かけるのが「ハッチバック型」ですね。これは背が高くて、後ろの荷物スペースが大きく開く車です。スズキのワゴンRとか、ダイハツのタントとか、これらが代表的です。子ども連れの家族によく選ばれます。
「セダン型」というのは、昔ながらの普通の車の形をした軽自動車で、トランクが独立してる形です。ちょっと大人っぽい雰囲気があって、単身者や夫婦で乗る人が選ぶことが多いですね。
「軽トラック」は荷物を運ぶための軽自動車です。農家の人とか、配達の人とか、仕事で使う人が乗ってますね。後ろが完全に荷物スペースになってるから、本当に「運ぶこと」専門なんです。
軽バンというのは、運転席と助手席しかなくて、後ろがぜんぶ荷物スペースになってる車です。宅配便の配達員が乗ってる小さい茶色い車、あれが軽バンですね。
軽自動車のメリット
なぜ日本の道路をいっぱい軽自動車が走ってるのか、その理由を知れば、あなたも納得すると思います。軽自動車には、普通の車には絶対にできないメリットがいっぱいあるんです。
税金が安い
最大のメリットが「税金が圧倒的に安い」ということです。軽自動車にかかる自動車税は年間10,800円(現在)ですが、普通の小型車だと29,500円かかるんです。つまり、軽自動車なら、普通車より年間2万円以上も安いんですよ。これを10年乗ったら20万円の差です。修学旅行で行く場所によっては、軽自動車を選ぶだけで20万円分のお小遣いが増えるようなものです。
さらに、軽自動車は重量税も安いんです。車の重さに応じてかかる税金なんですが、軽自動車は「軽い」から安いってわけですね。こういう税金の優遇が、軽自動車の最大の強みなんです。
燃費がいい
エンジンが小さいということは、つまり「少ないガソリンで動く」ということです。普通の軽自動車の燃費は、だいたい1リットルで15〜20km走ります。普通車は1リットルで10〜15km走るくらいだから、軽自動車のほうが圧倒的にいいんです。
例えば、月に1000km走る人がいるとします。普通車だと、ガソリン代が月に1万円近くかかるかもしれません。でも軽自動車なら、月に5000〜7000円で済むこともあります。つまり、毎月3000〜5000円節約できるんですよ。これも10年乗ったら、36〜60万円の差になります。お母さんが「軽にした」と言うのは、こういう理由からなんです。
保険料が安い
自動車保険は、車の価格やリスクに応じて決まります。軽自動車は価格が安いから、保険料も安くなるんです。普通車との比較では、毎月1000〜3000円くらい安いことがあります。これも、軽自動車を選ぶ大きな理由の一つですね。
扱いやすい
ここから先は、お金の話じゃなくて「使い勝手」の話です。軽自動車は背が高いけど、幅が狭いから、狭い路地でも通れるんです。日本の田舎道って、すごく狭いじゃないですか。軽自動車なら、そういう場所でも大活躍なんですよ。
また、駐車スペースの小さい場所に停められるのも大事です。都市部の駐車場や、スーパーの駐車場で「軽専用スペース」って見かけたことありますか?あれは軽自動車専用で、普通車より狭いんです。だから、ちょっと出かけるときに停めやすいんですよ。
軽自動車のデメリット
いいことばっかり言ってきたけど、軽自動車にはデメリットもあります。「メリットの裏返し」だと思えば、納得できると思いますよ。
エンジンが小さい
軽自動車の最大の制限が「エンジンの大きさ」なんです。660cc以下という決まりがあるから、当然、普通車より力が弱いんです。つまり、加速が遅かったり、坂道を上るのが苦手だったりするんですね。
でも、ちょっと待ってください。「遅い」って言うけど、実は最近の軽自動車はそこまで遅くないんです。昔の軽自動車と比べたら、ぜんぜん速くなってます。普通に街乗りする分には、問題ないくらいのスピードは出ます。ただし、高速道路で追い越すときとか、急な坂を上るときとか、そういう時に「ああ、小さいエンジンだなあ」って感じることはあります。
居住性が制限される
車の大きさが決まってるから、当然、車内のスペースにも制限があります。背が高いから、頭上は広いけど、横幅は狭いんです。大人5人で乗るのは、けっこう窮屈ですね。小学生以上の兄妹3人で乗ったら、けっこうぎゅうぎゅうになることもあります。
また、トランクも普通車より小さいから、キャンプ道具とか、スキー板とか、大きな荷物をいっぱい詰める時に工夫が必要です。まるでテトリスをしてるみたいに、荷物をパズルのように詰め込むんですよ。
高速性能が低い
高速道路を走るとき、軽自動車だと少し不安なことがあります。強い横風が吹いたときに、ちょっと揺れるんです。普通車は重いから、風の影響を受けにくいんですが、軽自動車は軽いから、風の影響を受けやすいんですね。
だから、台風の日の高速走行とか、橋の上での走行とか、そういう時に「あ、軽か」って気づくわけです。もちろん、走行は安全ですよ。ただ、ちょっと心理的に「不安」って感じることがあるってだけです。
軽自動車と普通車の違い
ここまでの説明で、軽自動車と普通車の違いが、だんだん見えてきたと思います。けど、もう一度、整理して説明しますね。
税制面での違い
最大の違いは「税金」です。軽自動車は自動車税が年10,800円、普通車は29,500円〜です。重量税も、軽自動車は「軽い」という理由で安くされてるんです。
つまり、「軽自動車」という分類は、税制上の優遇措置なんです。日本の政策として「小さい車に乗る人を応援しよう」っていう考えがあって、その結果が「軽自動車」という制度なんですね。
サイズの違い
軽自動車は全長3.4m以下、全幅1.48m以下という制限があります。普通車は、この制限がないから、もっと大きくできるんです。だから、普通車のほうが「広い」「乗り心地がいい」「荷物が積める」という特徴があるんですね。
パワーの違い
エンジンの大きさが違うから、当然、力が違います。軽自動車の最大出力は、だいたい60馬力くらい。普通車は100馬力以上が当たり前です。つまり、2倍近い力が違うんですよ。これが、加速や坂道での違いになるんですね。
価格の違い
軽自動車の新車価格は、だいたい100〜200万円くらいです。普通の普通車は、200〜400万円くらいします。つまり、軽自動車のほうが最初から「安い」んです。これは、税金の安さだけじゃなくて、製造コストも安いからなんですね。
でも、最近の軽自動車は装備が豪華になってきて、200万円近い軽自動車も増えてきました。「軽でも、いい装備がほしい」という消費者のニーズに応えたからなんです。
軽自動車が日本で人気の理由
街を走ってる車を見ていると、軽自動車が本当に多いですよね。なぜ、こんなに軽自動車が選ばれるのか、その理由を考えてみましょう。
経済的な理由
一番の理由は「お金」です。購入時の価格が安い、税金が安い、燃料代が安い、保険料が安い。つまり、車を乗るための全てのコストが安いんです。
例えば、子どもが生まれて「そろそろ車が必要だな」って思った時、家計をやりくりしてる家庭には、軽自動車が最適な選択なんですよ。普通車だと月のローンが高いし、税金も高いし、ガソリン代も多くかかる。でも軽なら、なんとか家計に入れられるんです。
使い勝手の理由
日本の道路や駐車場は、世界的に見ても狭いんです。軽自動車は、そういう環境に完璧に合わせて設計されてるんですよ。狭い路地も通れるし、小さい駐車スペースにも停められるし、まさに「日本のために作られた車」なんですね。
ニーズの多様化
昔は「軽自動車は安いだけ」というイメージだったけど、今は違います。背が高くて室内が広い軽自動車、スポーツカーみたいに見える軽自動車、装備が豪華な軽自動車など、いろんな種類が出てきました。つまり、「かっこいい軽」「快適な軽」「遊べる軽」という選択肢が増えたんです。
だから、今は「お金がないから軽」じゃなくて、「軽の中から、自分の好みに合ったのを選ぶ」という時代になってるんですね。
環境への配慮
最近は、環境問題が大事になってきました。軽自動車は燃費がいいから、二酸化炭素をあまり出さないんです。つまり、「環境に優しい」という理由で選ぶ人も増えてるんですよ。
さらに、電気自動車の軽自動車も出てきました。軽のサイズなら、バッテリーを積んでも走行距離が確保しやすいんです。つまり、これからの時代は「電気軽自動車」という新しい選択肢も増えていくんですね。
