大人になったら誰もがもらえる「年金」。でも、ただ待ってたら勝手にもらえるわけじゃないって知ってた?実は自分から「ください」って手続きしないともらえないんだ。この記事を読めば、年金をもらうために何をすればいいのか、いつから始めればいいのか、全部わかるよ。
- 年金は自分から 請求という手続き をしないともらえず、何もしないと1円ももらえない
- 一定年数の保険料納付実績があるか、年齢が60歳・65歳に達したか、などの 受給資格 を満たす必要がある
- 年金事務所に年金請求書などの書類を出すことで、毎月のお金が 支給開始 される
もうちょっと詳しく
年金請求は、単に「申し込む」というより、政府に「この人は年金をもらう条件を満たしています」と証明する手続きなんだ。だから必要な書類が多いんだ。また、請求のタイミングも大事。60歳で請求することもできるし、65歳まで待つこともできる。実は、待つと毎月もらえる金額が増えるんだよ。これを「繰下げ受給」という。つまり、受け取りを遅らせる代わりに、もらう額が大きくなるというわけ。人生100年時代だからこそ、いつ請求するかは、長く生きるなら得するかどうかを計算して決めるんだ。
年金請求は「待たずに行動する」ことが大切。60歳のうちに下見しておくと、65歳の手続きがスムーズ。
⚠️ よくある勘違い
→ 勝手には始まらない。自分で年金事務所に行って申し込まないと、いくら貯まった年金があっても一円ももらえない。
→ 申請があって初めて支給が始まる。忘れてたら、その間の年金は受け取れないままになる。
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年金請求とは、政府への「支給手続きの申込み」
毎月引かれてる年金って何?
給与明細を見ると、毎月のお給料から色々引かれてるよね。その中に「年金」という項目があるんだ。これは「将来、自分が年をとって働けなくなったときのための貯金」だと思えばいい。会社員なら「厚生年金」、自営業なら「国民年金」、というように、働き方によって名前は違うんだけど、基本的な考え方は一緒。毎月コツコツ払ってる年金保険料が、政府の口座に貯まっていくんだ。
ただ、ここが大事なポイント。銀行の貯金と違うんだ。銀行なら、貯めたお金は自分のもので、いつでも好きに引き出せる。でも年金は、政府が「これは老後資金だから、本当に必要になる年齢(60歳とか65歳)になるまで待ちなさい」って管理してるんだ。そして、その年齢になったら、初めて「ください」って言う権利が生まれる。それが「年金請求」なんだよ。
例えるなら、親が子どもの成人祝いのお金を「成人式のときにあげるからね」って言ってるのに、子ども本人が「成人式で受け取ります」って宣言しないと、親は「あ、そっか」ってなって、お金は渡さないままになっちゃう。それと同じイメージだ。政府も、請求がないと「この人は年金をもらう気がないのかな」って思って、支給しないんだよ。だから、自分から動いて、「年金をください」って言う手続きが絶対必要なんだ。
年金請求をしないと、本当に一円ももらえない?
ここが、すごく怖い話なんだけど、本当だ。日本では毎年、数千人の人が「年金請求をし忘れてた」ということが起きてる。例えば、65歳になって退職したけど、年金のことはよくわからないからって、そのまま何もしないでいた。そしたら、70歳になるまで年金が一円も支給されなかった、なんていうことが実際にあるんだ。その間の5年間のお金は、戻ってこない。もらえるはずだった年金が、ずっと「待機中」のままで、人生で最も必要な時期に手に入らなかったわけだ。
だから、「申し込まないと支給されない」というのは、本当に怖い制度なんだ。でも、逆に言うと「申し込めばもらえる」ということ。60歳になったら、忘れずに年金事務所に行く。まだ働いてる人も、請求だけは早めにしておく。そうすれば、確実に年金がもらえる。人生100年時代だからこそ、この手続きは絶対に忘れちゃダメなんだ。
いつ請求できるの?年金の受給開始年齢
年金がもらえる年齢は決まってる
年金がもらえる年齢は、実は決まってるんだ。昔は60歳で年金がもらえたんだけど、今は「65歳」が基本だ。これを「受給開始年齢」と言う。つまり『年金をもらい始められる年齢』という意味だね。でも実は、65歳じゃなくても、60歳から請求することもできるんだ。ただし、60歳でもらうと、毎月もらえるお金が減っちゃうんだよ。
どうしてそんなことになるのかというと、政府の考え方は「長く働ける人は、長く待ってくれるなら、たくさんあげよう」ということ。逆に「60歳で請求する人は、長く保険料を払う期間があるから、その分は月額を下げます」ってわけだ。例えば、65歳でもらう予定なら月20万円だったとしよう。でも60歳で請求したら、月12万円くらいになっちゃう。60歳からずっともらい続けると、結局65歳でもらった場合とほぼ同じか、場合によっては少なくなることもあるんだ。だから「長く生きる人ほど、65歳を待つと得」ということになるんだよ。
60歳でもらうか、65歳で待つか、どう決める?
これはね、人生設計次第だ。例えば、59歳で病気になっちゃったとか、体が弱くなってるから、早めにお金をもらいたい、という人もいる。その場合は60歳で請求してもいい。毎月もらえるお金は少なくなるけど、「生きてるうちにもらえた」というのが大切だからね。
一方で、還暦を過ぎても元気で働いてるような人、あるいは健康に自信がある人は、65歳まで待つほうが得なんだ。なぜなら、65歳から毎月20万円もらい続けるのと、60歳から月12万円もらい続けるのでは、80歳とか85歳になったときの「受け取り総額」が違ってくるからだ。数学的には「80歳まで生きるなら、ほぼ同額」「85歳まで生きるなら、65歳を待つほうがいい」というのが相場なんだ。
だから、年金請求を決めるときは、「自分はあと何年生きるだろう」ということを、ぼんやりでいいから考えるといい。親や祖父母が何歳まで生きたのか。自分の健康状態は大丈夫か。お金に困ってるか。こういうことを総合的に判断して、60歳にするか65歳にするか、決めるんだよ。
実は70歳とか75歳まで待つこともできる
さらに詳しく言うと、60歳以降なら、いつでも請求できるんだ。だから70歳まで待つこともできるし、75歳まで待つこともできる。待てば待つほど、毎月もらえるお金が増えていくんだ。これを「繰下げ受給」と言う。つまり『受け取りを遅らせる代わりに、たくさんもらう』という仕組みだね。
例えば、65歳でもらう予定の人が月20万円だったなら、70歳で請求すると月28万円とか30万円になったりするんだ。数字は例だけど、だいたい1年待つごとに8%増える感じだ。100年生きるかもしれない時代に、この繰下げ受給は、すごく強力な武器になるんだよ。だから、年金請求をするときは「60歳、65歳、それ以降」という選択肢があることを忘れずにね。
どうやって請求するの?手続きの流れ
年金事務所に行くのが第一歩
年金請求をするには、まず「年金事務所」という政府の机関に行かないといけない。これは日本全国、どこの市区町村にも置いてあるんだ。近所にあることが多いから、パソコンで「年金事務所」って検索すれば、自分の近くのどこにあるか、すぐわかるよ。
行ったら、職員に「年金をもらいたいんですけど」って言えばいい。すると、職員が「こういう書類が必要だ」とか「こういう条件を確認する」とか、教えてくれる。年金事務所は、こういう相談を毎日受けてるから、素人でも大丈夫。難しいと思う人でも、スタッフが一緒に手続きしてくれるんだ。ただし、混んでることが多いから、事前に電話で「いつ行ったらいいですか」って聞いておくといいよ。
必要な書類を集める
年金請求に必要な書類はいくつかある。一番大事なのが「年金請求書」という書類だ。これは年金事務所がくれるから、自分で用意する必要はない。でも、その他に必要な書類は、自分で用意しないといけない。
例えば、「マイナンバーカード」「戸籍抄本」「住民票」「銀行口座の通帳」「実印」なんかだ。昔は書類がもっと多かったんだけど、マイナンバーカードが普及したおかげで、今は結構簡単になった。マイナンバーカード一枚あれば、昔は3枚必要だった書類が1枚ですむんだ。だから、60歳に近づいたら、マイナンバーカードは必ず作っておくといい。
申請書を書いて、書類を出す
年金事務所で、職員に必要な書類を渡して、年金請求書に自分の名前とか、銀行口座とか、必要な情報を書き込む。書くのは難しくない。年金事務所の人が「ここに書いてください」って指図してくれるからね。指や判子(実印)の押し方も、教えてくれる。
全部書き終わったら「これで大丈夫ですか」って確認して、書類を提出する。すると、政府が「この人は本当に受給資格がある人なのか」という審査を始める。この審査に1ヶ月とか2ヶ月かかることもあるんだ。待ってる間は、年金は支給されない。でも、審査が終わって「合格」になったら、翌月から年金が支給され始めるんだ。
銀行振込で毎月もらい始める
年金が支給されることになったら、あらかじめ申請書に書いた銀行口座に、毎月お金が振り込まれる。これから先、毎月同じ日に、同じ銀行に、ほぼ同じ額の年金が入ってくるんだ。年金は「2ヶ月に1回、約2ヶ月分まとめて振り込む」という仕組みになってる。だから毎月ではなく、2ヶ月ごとに振り込まれるんだね。
例えば、4月と5月分の年金を、6月15日にまとめて振り込む、というような感じだ。だから「毎月もらってると思ってたけど、実は2ヶ月分がドン、と入ってくる」という仕組みになってる。これも年金請求をするときに説明されるから、覚えておくといい。
年金請求で気をつけることは?実際のポイント
請求がないと、本当にもらえない
何度も言うけど、これが一番大事だ。日本の年金制度は「申し込み主義」なんだ。つまり『政府は勝手に支給しない。申し込みがあって初めて支給を始める』という考え方なんだ。だから、何もしないでいると、一生年金をもらえないまま、人生が終わってしまうんだ。
特に危ないのが、転職したとか、引っ越したとか、生活が変わったときだ。「何か手続きが必要かな」って不安になるけど、実はこういうときこそ、年金事務所に行って「年金のことで何か手続きが必要ですか」って聞いておくといい。早めに相談することで、うっかり請求を忘れることはなくなるんだ。
65歳の誕生日の前後が「請求のチャンス」
65歳の誕生日が近づいたら、年金事務所から「年金をもらいませんか」という手紙が届くんだ。これを「年金請求手続きのお知らせ」という。この手紙が届いたら「あ、年金請求の時期が来たんだな」ということだ。この手紙を見て、初めて「あ、そっか」って気づく人も多いんだよ。だから、60代後半の郵便物は、ちゃんと確認しておくといい。
ただし、この手紙は「必ず請求してください」という強制ではなく「請求する権利がありますよ」というお知らせなんだ。だから、65歳以降であれば、いつ請求してもいい。70歳で受け取りを開始したい人は、70歳まで待てばいい。その場合も、70歳になったら改めて年金事務所に行って「今からお願いします」って申し込むんだ。
海外に住んでる人は、さらに手続きが複雑
日本国籍を持ってても、海外に住んでる人は、年金請求の手続きがちょっと複雑になる。日本の年金事務所にメールとか、郵便で手続きを進めないといけないからだ。だから、海外に長く住んでる人は、65歳が近づいたら、早めに日本の年金事務所に電話とか、手紙で「どうしたらいいですか」って聞いておくといい。
請求書の「ねんきん定期便」も大事
毎年、50歳以降の人には「ねんきん定期便」という、これまでに払った年金保険料がどのくらいか、そして将来いくらもらえそうか、という予測が書かれた手紙が届くんだ。これを見れば「あ、自分はいくらくらいもらえるんだな」って、だいたいの目安がわかる。年金請求をするときには、この定期便があると、参考になるから、失くさずに保管しておくといいよ。
