親に「年金手帳どこにあるの?」と聞かれたけど、そもそも年金手帳って何なのか、なぜ必要なのか、よくわからないって感じることってありますよね。実は、年金手帳はあなたの人生で重要な書類で、将来お金をもらうときに必ず出てくるものなんです。この記事を読めば、年金手帳が何なのか、どうして大切なのかがスッキリわかるようになりますよ。
- 年金手帳は年金加入の証明書で、個人の基礎年金番号が記録されている重要な書類です
- 働くときや年金の手続きをするときに身分証明として使われるもので、会社に提出することもあります
- 最近はマイナンバーとの連携が進んでおり、制度が変わり始めている段階です
もうちょっと詳しく
年金手帳は1961年から日本で使われている、かなり歴史のある書類なんです。当時は今みたいにコンピューターがなかったから、個人の年金の記録を管理するために紙の手帳が必要だったんですね。色は青色で、厚みがある手帳という形式です。ただし、2022年4月からは「年金手帳の発行が廃止」になってしまいました。つまり、新しく加入する人には年金手帳が渡されなくなったということです。その代わりに「ねんきん定期便」という通知が送られてくるようになりました。でも、すでに年金手帳を持っている人は、それをずっと大事に保管しておく必要があります。なぜなら、昔の記録が全部その手帳に書いてあるかもしれないからです。
青い年金手帳は2022年で発行が終了。新しい形式では「ねんきん定期便」で管理されるようになったよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 実際には、年金手帳がなくても年金の記録は日本年金機構という政府の機関にちゃんと保存されています。だから、手帳を紛失しても大丈夫。手帳は単なる証明書であって、これがないと年金がもらえなくなるわけではないんです。
→ 年金の記録は政府の大きなシステムで管理されているので、個人の手帳の有無には関係ありません。ただし、昔の記録を確認するときに手帳があると便利というだけなんです。
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年金手帳って、そもそも何のためにあるのか
年金というのは、社会保障制度の一つで、つまり、働いているときにお給料から一定額が引かれて、それが貯金されて、将来年をとったときに返してもらえるというシステムのことです。でも、誰がいくら払ったのか、いつから払い始めたのかを管理するのは、昔は本当に大変だったんですね。今みたいにコンピューターがなかった時代、全国の何千万人もの人の年金記録を管理するのには、何らかの仕組みが必要だったわけです。そこで考えられたのが「年金手帳」という書類なんです。
年金手帳には、あなたの基礎年金番号という特別な番号が印刷されています。この番号があれば、日本年金機構という政府の機関が、あなたの年金の記録を全部追跡できるんです。例えば、あなたが高校を卒業して会社に就職したとしましょう。そのとき、会社に年金手帳を提出します。すると、会社は「この人の基礎年金番号は◇◇◇だから、この番号で毎月の年金の記録をつけます」という手続きができるわけです。これがないと、会社も「この新入社員は年金制度に登録されているのかどうか、わからない」という状況になってしまいます。
つまり、年金手帳は個人と年金制度を結びつけるための重要な接着剤みたいなものなんです。あなたの人生で、何度も会社が変わるかもしれません。その度に、新しい会社に年金手帳を提出することで、「あ、この人の記録は前の会社からずっと続いているんだ」ということが確認できるわけです。もしも年金手帳がなかったら、会社が変わるたびに「あ、この人は新しい人かな」と思われて、記録がバラバラになってしまうかもしれません。ただ最近は、技術が進んで、マイナンバーやコンピューターシステムで管理できるようになったから、紙の手帳がいらなくなってきたというわけなんです。
いつ年金手帳をもらうのか
一般的には、あなたが20歳になったときに、年金手帳をもらいます。日本では20歳から年金の加入義務が始まるから(ただし、2022年4月から18歳に変わりました)、その年齢に達すると自動的に年金制度に登録されるんです。その登録内容を記した手帳が、あなたのところに送られてくるわけです。ただし、2022年4月からは、新しく登録される人には「年金手帳は発行されず、かわりに『ねんきん定期便』という通知が送られる」という新しいルールになりました。
だから、もしあなたが2022年4月以降に18歳(新しい加入開始年齢)になった場合は、年金手帳をもらわないかもしれません。その代わりに、毎年「あなたの年金記録はこうです」という通知が送られてくるようになったわけです。これは、紙をなくして環境にもいいし、デジタル化を進めるための工夫なんです。
年金手帳に書かれている内容は何か
年金手帳を実際に見てみると、表紙は青色(または緑色)で、けっこう厚い手帳という形をしています。表紙を開くと、様々な情報が書かれているんです。まず最初に目につくのが、基礎年金番号というもので、これは10桁の数字です。この番号があれば、年金機構のシステムであなたの全ての年金記録が検索できます。
次に、あなたの氏名、生年月日、住所などの個人情報が書かれています。これは、手帳を見つけたときに、誰の手帳かがわかるようにするためです。そして、年金の加入状況が記録されるページがあります。つまり、「この時期は厚生年金に加入していた」「この時期は国民年金に加入していた」というような、あなたの年金加入の履歴が手帳に書き込まれるわけです。
会社に就職すると、会社の年金担当者が年金手帳に「○○年○月○日から厚生年金に加入」という情報を書き込みます。会社をやめるときには「○○年○月○日で退職」という情報が書き込まれます。こうして、あなたの人生全体の年金加入履歴が、この手帳に記録されていくわけなんです。ただし、最近はコンピューターでも記録されているので、紙の手帳だけが重要というわけではなくなってきています。
基礎年金番号の重要性
基礎年金番号というのは、つまり、あなたの年金専用の身分証番号だと考えてください。銀行口座には口座番号があるでしょ。あの感じです。この番号さえあれば、年金機構は「あ、この人の記録はあります」と言って、あなたが今までに払った年金がいくらか、今の加入状況はどうなっているか、将来いくらもらえるかなど、全て確認できるんです。
だから、年金手帳を紛失した場合でも、この基礎年金番号さえ覚えていれば、大丈夫です。市役所や年金事務所に「基礎年金番号が◇◇◇の人なのですが、手帳を紛失しました」と言えば、新しい手帳を発行してくれます。ただし、手帳が発行されないようになった今は、基礎年金番号だけを確認してもらうという形になるかもしれません。いずれにせよ、この番号が、あなたと年金制度をつなぐ最も大事な情報なんです。
年金手帳が2022年で発行廃止になった理由
ちょっと前までは、誰もが20歳で年金手帳をもらっていました。でも、2022年4月からそのルールが変わってしまいました。なぜでしょうか。それは、技術の進化のせいなんです。
昔は、紙の手帳がないと、誰が年金に加入しているのか、加入状況がどうなっているのかを管理することができませんでした。だから、全国民に手帳を配って、その手帳に記録を書き込んで管理していたわけです。でも今は、コンピューターシステムが非常に優れているので、全国のデータを一元管理できるようになりました。また、マイナンバーという個人識別番号が導入されたので、わざわざ年金専用の番号が書かれた手帳を配る必要がなくなったわけです。
さらに言えば、紙の手帳を全国民に配るというのは、けっこう手間とお金がかかります。でも、デジタル化すれば、その手間とお金が削減できます。また、紙をなくすことで、環境問題にも貢献できます。だから、政府は「新しく年金加入する人には手帳を配らず、かわりにデジタルで管理しよう」という決断をしたわけなんです。
ねんきん定期便とは何か
年金手帳が廃止になった代わりに、導入されたのが「ねんきん定期便」(ねんきんていきびん)というものです。これは、つまり、毎年あなたに届く「あなたの年金情報の通知書」のことなんです。
内容は、大体こんな感じです:「あなたは今までに◇◇万円の年金保険料を払いました。現在の加入状況は◇◇です。将来、65歳になったときにもらえる年金額は、だいたい◇◇万円くらいです」というような情報が書かれています。つまり、年金手帳よりも、もっと詳しい情報が、定期的に送られてくるわけです。
年金手帳は、単に基礎年金番号が書かれた証明書みたいなものでしたが、ねんきん定期便は、もっと実用的な情報を教えてくれます。だから、ある意味では、年金手帳よりも便利になったとも言えるんです。ただし、古い手帳をまだ持っている人は、その手帳も大事に保管しておきましょう。そこに古い記録が書き込まれているかもしれないからです。
現在、年金手帳を持っている人はどうすべきか
もし、あなたが2022年4月よりも前に生まれた人なら、おそらく青色の年金手帳を持っているはずです。その場合は、その手帳を絶対になくさないようにしてください。なぜなら、あなたがこれまで払った年金の記録が、その手帳に書き込まれているかもしれないからです。
特に、会社を何度も変わった人や、フリーランスになったことがある人は要注意です。そういう人の場合、加入状況が複雑になっているので、昔の記録を確認する必要があるかもしれません。その時に手帳があれば、「あ、この時期にはこの会社に勤めていた」というのが一目瞭然ですから。
万が一、年金手帳をなくしてしまった場合は、市役所や年金事務所に行って「基礎年金番号の確認」をしてもらいましょう。そうすれば、あなたの年金記録は全て確認できます。その後、新しい手帳の発行を求めることもできます(ただし、2022年4月以降は発行されないので、代わりにねんきん定期便をもらうことになるかもしれません)。
年金手帳の実用的な使い道
では、現在、年金手帳はどんな場面で使うのでしょうか。まず、会社に就職するときです。新入社員として会社に入ると、会社から「年金手帳を持ってきてください」と言われることがあります。会社が「あ、この人の基礎年金番号は何番か」を確認するためです。
それから、会社をやめるときも使う場合があります。退職時に、会社の人事部が「あなたの年金のこれまでの記録を確認します」という手続きをするときに、手帳を見て基礎年金番号を確認することがあるからです。
また、年金について何か手続きが必要になったときも、年金事務所で「基礎年金番号が何番か確認してください」と言われることがあります。その時に手帳があれば、スムーズです。
さらに、もし将来「私の年金の記録が間違っていないか確認したい」と思ったときにも、年金手帳が役に立ちます。手帳に書かれた情報を持って年金事務所に行けば、それを見て「あ、あなたの記録はこう登録されてますね」と確認してくれるわけです。だから、たとえ新しい手帳が発行されなくなったとしても、昔の手帳は大切に保管しておくべきなんですね。
マイナンバーと年金手帳の関係が今、変わっている
最近、日本政府は「マイナンバーカード」というものを全国民に配ろうとしています。これは、つまり、全国民が持つ個人識別番号を記録したカードのことなんです。このマイナンバーというのは、年金、税務、医療保険などの情報を、全て一つの番号で管理できるようにしようという構想の中心にあります。
これまでは、年金には基礎年金番号があって、税務には別の番号があって、医療保険にはまた別の番号があって…という感じで、バラバラに管理されていました。でも、マイナンバーの導入により、これら全部の情報を、一つの番号で管理することができるようになろうとしているわけです。
そうすると、わざわざ「年金専用の手帳」を配る必要がなくなってきます。「あ、マイナンバーカードを見れば、その人の年金情報は全部確認できる」ということになるからです。だから、年金手帳の発行が廃止されたわけなんです。将来的には、年金に関する全ての手続きが、マイナンバーカードを使ってデジタルで行われるようになるんでしょう。
デジタル化で私たちの生活は変わるのか
これまでは、年金について何か手続きが必要なときは、市役所や年金事務所に行って、窓口の人に紙の書類を見せたり、書類に記入したり、ハンコを押したりという、けっこう面倒な手続きがありました。でも、デジタル化が進むと、その手続きが大幅に簡単になるんです。
例えば、将来「私の年金がいくらもらえるのか、確認したい」と思ったときは、市役所に行かずに、自分のスマートフォンやパソコンから情報を確認できるようになるかもしれません。または、マイナンバーカードを使って、コンビニで年金に関する書類をプリントアウトできるようになるかもしれません。そういう意味では、年金手帳という紙の手帳がなくなることは、実は私たちの生活を便利にする第一歩なんです。
ただし、高齢者の人や、デジタル機器が苦手な人にとっては、戸惑う部分もあるかもしれません。だから、政府も「新しいシステムに慣れてもらうための説明会」などを開いたりして、対応しているわけなんです。
