「推薦入試」ってよく聞くけど、結局なんなのか、よくわからないよね。一般入試とどう違うのか、自分に向いてるのか、どうやって対策するのか。そういうモヤモヤを、この記事ですべてスッキリさせちゃいます。
- 推薦入試は学校や自分がアピールして合格を目指す制度で、試験の点数だけでなく人物や活動が重視される。
- 学校推薦型選抜と総合型選抜の2つの種類があり、それぞれ条件やルールが異なる。
- 一般入試より合格しやすい傾向もあるけど、対策と準備が欠かせない。
もうちょっと詳しく
推薦入試は、日本の入試制度の中では比較的新しい制度です。昔は一般入試しかなかったんですが、大学が「成績だけじゃなくて、人柄や頑張りを見たい」と考えるようになって、推薦入試が生まれました。今では、推薦入試で入学する生徒が全体の30%以上という大学も多いんです。つまり、推薦入試は「もう、無視できない選択肢」になっているわけです。推薦入試が成立するのは、学校と大学の信頼関係があるからこそ。学校が「この生徒なら大丈夫」と言ったら、大学もそれを信用するというわけなんですよ。
推薦入試は「学校と大学の信頼関係」がベース。だから学校の先生との関係を大事にしよう。
⚠️ よくある勘違い
→ 試験がないわけではなく、面接や小論文がある。むしろ、自分の力を全部出し切る必要があるので、準備は一般入試と同じくらい大事。
→ 成績や活動、面接試験、小論文など、複数の側面から総合的に判断される。だから、バランスよく準備することが大切。
推薦入試とは、学校が「この生徒なら大丈夫」と大学に保証する制度
推薦入試の基本を理解するために、まずは「推薦入試とは何か」をはっきりさせておきましょう。推薦入試とは、簡単に言うと、あなたの学校の先生が「この生徒は、うちの学校の代表として、君の大学に送り込んでも恥ずかしくない優秀な生徒だ」と大学に推薦する制度です。
イメージとしては、あなたが友だちに「このゲーム、ほんっとに面白いよ。やってみてよ」と強く勧める感じ。友だちはあなたの言葉を信用して、そのゲームをやってみるわけですよね。それと同じで、学校の先生が「この生徒を信用してください」と大学に言うから、大学も「じゃあ、推薦してくれた学校を信用して、この生徒を合格させよう」ってなるわけです。
だから推薦入試では、学校の先生との関係がすごく大切になります。先生があなたのことを「この生徒は絶対に大学で活躍できる」と心から思っていないと、推薦をもらえないんです。つまり、日頃から授業に真面目に取り組んだり、先生と信頼関係を築いたりすることが、推薦入試の第一歩なんですよ。
また、推薦入試では「この大学に絶対に合格したい」という気持ちと「自分はこの大学で何をしたいのか」という目的がはっきりしていることが重要です。一般入試は「とにかくどこか大学に合格したい」という気持ちでもいいかもしれませんが、推薦入試は「この大学だからこそ、自分の夢が実現できる」という強い気持ちが必要なんです。
推薦入試と一般入試、何が違う?
推薦入試と一般入試は、同じ大学に合格するための制度ですが、仕組みが全く違います。一般入試は「全員が同じ試験を受けて、点数が高い人から合格」という、いわば「成績順」で決まる制度です。数学のテストと同じで、100点の人がいて、90点の人がいて、80点の人がいるように、点数で順位が決まるわけです。
一方、推薦入試は「試験の点数だけでなく、いろいろなことを見て『この生徒を採りたい』と判断する」という制度です。たとえば、学校の成績、部活動での頑張り、学級委員をしていたかどうか、面接での受け答え、小論文の内容など、いろいろな要素が考慮されるわけです。野球のドラフト会議みたいに「この選手は将来、うちのチームで活躍しそうだ」という判断で選ぶ感じですね。
つまり、一般入試は「点数が全て」で、推薦入試は「いろいろな側面から『君は本当に優秀だね』と判断される」という違いがあります。だからこそ、推薦入試では、試験の点数が少し低くても、人物評価が高ければ合格できることもあるんです。
ただし、注意してください。推薦入試は「試験がない」わけではなく、「試験の種類と内容が違う」だけなんです。一般入試は数学や英語などの学科試験がメインですが、推薦入試は面接や小論文が中心になります。だから、推薦入試の方が「試験が楽」というわけではなく、「試験の内容が違う」と考えるべきなんですよ。
推薦入試には2つの種類がある——学校推薦型選抜と総合型選抜
推薦入試には、大きく分けて2つの種類があります。一つは「学校推薦型選抜」で、もう一つは「総合型選抜」です。この2つの違いを理解することが、推薦入試を正しく理解する上で、とても大切になります。
学校推薦型選抜——学校の先生が推薦する
学校推薦型選抜とは、つまり「学校の先生が『この生徒を推薦します』と大学に言う」という制度です。大きな特徴は、学校の先生が「推薦状」を書いて、大学に提出するということ。推薦状には「この生徒はこんなに頑張ってます」「この生徒はこんな才能があります」という内容が書かれているわけです。
学校推薦型選抜の条件は、大学や学科によって異なりますが、一般的には「学校の成績が4.0以上(5段階評価で4以上)」「学校から推薦を受ける」「その大学が第一志望」などというルールがあります。つまり、「成績が悪い生徒は推薦をもらえない」し、「この大学に絶対に行く気がない生徒は推薦を受けるべきじゃない」ということですね。
学校推薦型選抜の試験は、面接と小論文が中心になります。大学は「この生徒は、推薦状に書かれているような生徒なのか」を面接で確認したり、「小論文を書くくらいの思考力があるのか」を確認したりするわけです。だから、試験対策としては、「自分がなぜこの大学に行きたいのか」「大学で何をしたいのか」「自分のどんなところが強みなのか」などについて、しっかり考えておく必要があるんですよ。
また、学校推薦型選抜には「推薦学科」が決まっている場合が多いです。つまり、「工学部の機械工学科を推薦する」という感じで、「何学科か」までが決められていることが多いんです。だから、自分が「文系だけど理系の学科に行きたい」というような場合は、この推薦を受けることができません。
総合型選抜——自分で大学にアピールする
総合型選抜とは、つまり「自分が『僕はこんなに頑張ってます』『こんなことに興味があります』と大学にアピールする」という制度です。学校推薦型選抜と違う点は「学校の先生からの推薦がなくても、自分で直接大学に申し込める」ということです。
総合型選抜は、大学によってさまざまなパターンがあります。たとえば、「提出書類の評価」「面接」「プレゼンテーション」「ポートフォリオ(自分の作品集)」などが組み合わされた形で、大学が「この生徒は何を考えているのか」「どんな夢を持っているのか」「大学でどう成長したいのか」を判断するわけです。
総合型選抜の大きなポイントは「成績が良いだけではダメ」ということです。成績が3.0(5段階評価で3程度)でも、面接でめちゃくちゃ魅力的な話ができたら、合格することもあるんです。逆に、成績が5.0(5段階評価で5)でも、面接がつまらなかったら不合格になることもあります。つまり「この大学で何をしたいのか」「将来、何になりたいのか」「自分のどんなところを大学で伸ばしたいのか」という「目的意識」が、めちゃくちゃ大切になるわけです。
総合型選抜のメリットは「自分の都合で、自分のペースで受験できる」ということです。学校推薦型選抜は「学校が推薦を出すのは1人か2人だけ」という制限があることが多いですが、総合型選抜は「自分さえやる気があれば、何個の大学でも受験できる」んです。だから「複数の大学を受験したい」という生徒には、総合型選抜の方が向いているかもしれませんね。
推薦入試のメリット——試験の点数より、自分の「人間性」が評価される
推薦入試には、一般入試にはないメリットがたくさんあります。そのメリットを理解することで「推薦入試って、実は自分に向いているかもしれない」と気付くことができるんです。
メリット1:試験の点数より、人物評価が大事
推薦入試の最大のメリットは「試験の点数で全てが決まらない」ということです。一般入試では「数学が得意だから合格できた」「英語が苦手だから不合格になった」という感じで、試験の点数が全てを決めてしまいます。でも、推薦入試では「この生徒は、学校でこんなに頑張ってるから」「この生徒は、こんな才能があるから」という総合的な判断をするわけです。
つまり、あなたが「試験の成績は平均的だけど、部活動でめちゃくちゃ頑張ってる」「学級委員をして、みんなをまとめるのが得意」「科学に興味があって、自分で研究してる」という生徒なら、推薦入試で合格できる可能性が高いんです。一般入試では「試験の点数が低い」というだけで落とされてしまうかもしれませんが、推薦入試では「その他の力」が認められるわけです。
メリット2:合格が決まるのが早い
推薦入試は、一般的に10月から12月の間に試験が行われます。一方、一般入試は1月から3月に行われるので、推薦入試の方が「合格が決まるのが2ヶ月から3ヶ月早い」んです。つまり、推薦入試で合格すれば、その時点で「よし、大学が決まった」と安心できるわけです。
これは、メンタル的にも大きなメリットです。一般入試受験生は、1月から3月まで「絶対に落ちないようにしよう」とめちゃくちゃ緊張しながら勉強するわけですが、推薦入試で合格した生徒は「合格が確定してるから、冬休みはゆっくりできる」という感じで、心に余裕が生まれるんです。
メリット3:小論文や面接の練習になる
推薦入試では、小論文や面接が試験の中心になります。これは「勉強」という点では大変ですが、実は「人生のスキル」という点では、すごく大事な力が身につくんです。小論文を書く力は「自分の考えを論理的に伝える力」であり、面接は「コミュニケーション能力」ですよね。これらのスキルは、大学だけでなく、社会に出ても必ず必要になる力なんです。
つまり、推薦入試で頑張ることは「大学に合格するためだけ」ではなく「人生をより良くするためのスキル」を身につけることにもなるわけです。
推薦入試のデメリット——条件が厳しく、約束事が多い
推薦入試には、メリットがある反面、デメリットもあります。そのデメリットを理解した上で「自分に推薦入試は向いてるのか」を判断することが大切なんです。
デメリット1:成績が基準に達しないと推薦をもらえない
学校推薦型選抜では「学校の成績が4.0以上」というような条件があることがほとんどです。つまり、5段階評価で「4か5」という成績を取り続けないといけないんです。一般入試は「試験の点数さえ高ければいい」というルールですが、推薦入試は「学校の成績が良くないと、ゲームに参加させてもらえない」という感じなんですよ。
だから「中学校1年生の時から、成績に気をつけておく」という心構えが必要になります。高校3年生になってから「よし、推薦を狙おう」と思っても、前の2年間の成績が低いと、もう取り返しがつかないわけです。これは、長期戦での覚悟が必要ということですね。
デメリット2:一度推薦を受けると、ほかの大学を受験するのが難しい
学校推薦型選抜には「その大学が第一志望」という条件がついていることがほとんどです。つまり「推薦で合格したら、絶対にその大学に行く」という約束をしないと、推薦をもらえないんです。
これは「複数の大学を受験して、一番良い大学を選びたい」という生徒には、すごく不便な制度なんです。推薦で合格したのに「実は、別の大学の方が自分に向いてそう」と気付いても、もう辞退はできない(辞退するなら学校に迷惑がかかってしまう)というジレンマが生まれるわけです。
だから、推薦入試を受ける時には「本当に、この大学がいいのか」を100%確認してから、推薦をもらう必要があるんですよ。
デメリット3:試験対策が「定番」でなく、大学によってバラバラ
一般入試は「数学と英語と国語を勉強しよう」という感じで、対策の方法が決まっています。でも、推薦入試は「小論文を書く」「面接で自分の考えを話す」という形なので「何をどう勉強すればいいのか」が、大学によって全く違うんです。
つまり、推薦入試の対策は「自分で試行錯誤する部分が大きい」ということになります。一般入試みたいに「この問題集をやれば大丈夫」という明確な答えがない分、「試験対策の不安」が大きくなるかもしれませんね。
推薦入試の対策は「長期戦」——今からやることを整理しよう
推薦入試で成功するためには「今から何をするか」を明確にすることが大切です。推薦入試は「試験の日まで、あと何ヶ月」という短期戦ではなく「中学1年生から高校3年生まで」という長期戦なんです。だから、計画的に進めることが重要なんですよ。
推薦入試の対策ステップ1:学校の成績を上げる
推薦入試で最も大事なのは「学校の成績」です。だから、今からできることは「毎日の授業を大事にする」「宿題をしっかりやる」「定期テストで高い点数を取る」という、地味だけど大事なことなんです。
ポイントは「完璧を目指さない」ということです。全科目で「5」を取る必要はなくて、推薦に必要な「4」を取り続けることが大事なんですよ。得意な科目は「5」を目指して、苦手な科目は「3を4に上げる」という感じで、バランスよく頑張ることが重要なんです。
推薦入試の対策ステップ2:部活動や学習活動で「実績」を作る
推薦入試では「学校の成績が4.0でも、何もしていない生徒」より「学校の成績は3.5だけど、部活動で全国大会に出た生徒」の方が、推薦として強いことがあります。つまり、推薦入試では「何か頑張ったことがあるのか」という「実績」が重視されるんです。
部活動で頑張るもいいし、生徒会で頑張るもいいし、自分で研究をしてコンクールに出すもいいし、ボランティア活動をするのもいいんです。大事なのは「何をしたか」ではなく「どのくらい真面目に、どのくらい本気で頑張ったのか」という「覚悟」なんですよ。
推薦入試の対策ステップ3:高校2年生の後半から、小論文と面接の練習を始める
推薦入試は「試験の3ヶ月前から本格的に対策を始める」という生徒が多いですが、できれば「高校2年生の後半から、少しずつ準備を始める」方がいいんです。理由は「小論文を上達させるには時間がかかる」「面接で自分の考えをうまく伝えるには、練習が必要」だからです。
具体的には「毎週、1つ小論文を書く」「月1回、先生に面接練習をしてもらう」という感じで、地道に練習を続けることが大事なんです。
推薦入試の対策ステップ4:高校3年生になったら、本気モードに切り替える
高校3年生になったら「推薦入試まで、あと数ヶ月」という気持ちを持つことが大切です。この時期には「毎日、小論文を書く」「週3回は面接練習をする」という感じで、本気モードに切り替えることが重要なんです。また、この時期に「自分がなぜこの大学に行きたいのか」「大学でどんなことをしたいのか」という「志望動機」を、深く深く考え抜くことが大事なんですよ。
