ONUって何?わかりやすく解説

「ONU」って言葉を聞いたことあるけど、具体的には何なのか、何をしているのかよくわからない…そういう人、多いと思う。ニュースでよく出てくるし、なんか大事そうだけど、説明されてもなぜか頭に入らない。でもこの記事を読めば、ONUが何なのか、どんな役割を果たしているのか、あいまいだった部分がすっきりクリアになるよ。

先生、「ONU」って何ですか?よくニュースで出てくるんですけど、説明されてもよくわかりません。

いい質問だね。ONUっていうのは、国際連合のことなんだ。つまり、世界中のほとんどの国が集まって、一緒に世界の問題を解決しようっていう組織のことだよ。フランス語で「Organisation des Nations Unies」って言うから、その頭文字をとってONUと呼ぶわけなんだ。
世界中の国が集まるんですか?それって何のために?

大事な目的があるんだ。第二次世界大戦が終わった後、「もう二度とあんな大きな戦争が起きないようにしよう」って考えて、1945年に作られたんだ。各国の指導者たちが「話し合いで問題を解決しよう」って決めたわけだね。その話し合いの場がONUなんだよ。
へえ、そんな昔から?日本だって戦争に関係していたのに、入ってるんですか?

そうだね。日本は1956年にONUに加盟したんだ。つまり、ONUの一員になったわけだ。最初は戦争に関係した国は入れないルールだったけど、時間が経ってから参加が認められたんだ。今はほとんど全ての国が入ってるよ。
📝 3行でまとめると
  1. ONUは国際連合という、世界中の国が協力する組織で、戦争を防ぐために1945年に作られた
  2. ほぼ全ての国が参加していて、日本も1956年から加盟している
  3. 紛争の解決や平和維持、飢饉や病気への対応など、世界全体の問題に取り組んでいる
目次

もうちょっと詳しく

ONUは単なる会議や話し合いの場じゃなくて、実際に世界中で活動する大きな機関なんだ。国連事務総長という責任者がいて、その下に何千人もの職員がいる。難民を助けたり、紛争地域に平和維持軍を派遣したり、子どもたちの教育を支援したり、環境問題に取り組んだり…と、本当に様々な活動をしている。だからニュースでよく出てくるんだよ。世界で大きな問題が起きると、ONUが動いている場合が多いんだ。

💡 ポイント
ONUは「話し合いの場」だけじゃなくて、実際に世界中で支援活動をしている大きな機関なんだ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「ONUは世界全体を支配する政府みたいなもので、強制力がある」
→ それは違う。ONUは協力組織だから、強制的に命令することはできないんだ。各国が自分たちの意思で参加してるんだよ。
⭕ 「ONUは各国が自発的に参加する協力組織で、話し合いで問題を解決しようとしている」
→ その通り。強制力はないから、最終的には各国の判断で行動することになるんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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ONUって何?国際連合について知ろう

ONUって聞くと、難しい組織のことを言ってるんだろうな、と感じる人が多いと思う。でも実は、仕組みは意外とシンプルなんだ。

ONUの正式名称は国際連合。つまり、「国と国が力を合わせる団体」という意味なんだ。身近な例で言うなら、学校で各クラスが集まって全校生徒会を作るようなものだね。各クラスの代表が全校生徒会に出て、学校全体の問題について一緒に考える。それと同じで、各国の代表がONUに出て、世界全体の問題について話し合うんだ。

ONUに参加している国は、2024年現在で193ヶ国。つまり、地球上にある国の大多数がONUに入ってるんだ。北朝鮮もアメリカもロシアも中国も日本も、みんな一緒に参加してる。大国も小さな国も、原則として同じ発言権を持ってるんだよ。

でも「193ヶ国が一緒に活動する」って聞くと、すごく複雑に思えないかな?実は、ONUは複数の部門に分かれてるんだ。それぞれが異なる役割を持ってる。例えば、大国が一堂に集まって重要な決定をする「安全保障理事会」があったり、全ての加盟国が参加する「総会」があったり、経済や社会問題に取り組む様々な機関があったりするんだ。

ONUが実際に何をしてるかというと、本当に様々なことをしてる。テレビのニュースで「国連事務総長が声明を出した」とか「国連事務総長がウクライナを訪問した」とか聞くけど、それはONUのトップが活動してるわけだね。また、難民キャンプで医療を提供したり、飢饉に苦しむ地域に食料を送ったり、紛争地域に平和維持軍を派遣したりするのも、みんなONUの活動なんだ。

なぜONUという名前?

「国際連合」なのに「ONU」って呼ぶのは、なぜだろう?って思ったことある?これはフランス語が関係してるんだ。

実は、国際連合の正式名称は英語では「United Nations」、フランス語では「Organisation des Nations Unies」なんだ。フランス語から頭文字をとると「ONU」になるってわけだね。国際連合は、英語を話す国とフランス語を話す国、両方の国がたくさん参加してるから、どちらの言葉も公式言語として使われるんだ。だからONUという呼び方が定着したんだよ。

本部はどこにある?

ONUの本部はニューヨークにある。アメリカの東海岸にある大都市だね。ここに、国連事務総長をはじめとして、各国の代表たちが集まるんだ。

本部は国連ビルという特別な建物で、その敷地はニューヨークでありながら、ある意味「アメリカ領」ではなくて「国際領土」扱いなんだ。つまり、アメリカの法律だけじゃなくて、国連の決まりが優先されるんだ。これは、ONUが各国の上に立つ組織じゃなくて、全ての国が対等に参加する組織だっていう考え方を表してるんだよ。

どうしてONUが作られたのか

ONUが作られた背景を知るには、第二次世界大戦のことを理解する必要があるんだ。

第二次世界大戦は、1939年から1945年まで、6年間も続いた戦争だった。日本、ドイツ、イタリアなどの国と、アメリカ、イギリス、ソビエト連邦などの国が戦ったんだ。この戦争によって、世界中で数千万人の人が亡くなった。街は爆撃で破壊され、家をなくした人、食べ物のない人がたくさん出た。

1945年8月、日本がこの戦争で敗れて、第二次世界大戦は終わった。戦争が終わった時、世界の指導者たちは考えた。「二度とこんな大きな戦争が起きないようにしよう。国と国の間で争いが起きても、話し合いで解決する仕組みを作ろう」ってね。

そして、同じ年の10月24日に、国際連合が正式に発足したんだ。最初は51ヶ国しか加盟してなかったんだけど、その後、どんどん国が増えていって、今では193ヶ国になってるんだ。

「国連」と「ONU」の違いって?

テレビでは「国連」って言われることが多いけど、「国際連合」「ONU」と同じ意味なんだ。「国連」は日本語での省略形で、「ONU」はフランス語から来た国際的な呼び方ってわけだね。」どれで呼んでも間違いじゃなくて、むしろ、その方が便利だから、複数の呼び方が使われてるんだ。

ニュースを見てると、「国連事務総長」「国際連合」「国連安全保障理事会」とか色々な呼び方が出てくるけど、みんな同じ組織のことを言ってるんだよ。混乱する必要はないんだ。

なぜ戦争を防ぐことが重要だったのか

第二次世界大戦の前には、国際連盟という似た組織があったんだ。つまり「国と国が集まって問題を話し合う」という考え方は、戦前からあったんだね。

でも、国際連盟は戦争を防ぐことができなかった。なぜかというと、力が弱かったし、重要な国(例えば、後で戦争に参加することになった国)が加盟してなかったり、途中で脱退したりしたんだ。だから、第二次世界大戦が起きてしまった。

戦争が終わった時、「今度こそ、もっと強い組織を作ろう。もっと多くの国に参加してもらおう。そして、本当に戦争を防げる仕組みを作ろう」って考えたわけなんだ。それがONUなんだよ。

ONUの組織はどうなっているのか

ONUって「組織」と言っても、学校とは違う。学校は校長先生がいて、その下に先生たちがいて、って階級があるよね。でもONUは、複数の機関が別々に活動してるんだ。

ONUの主な機関は、6つにに分かれてるんだ。

総会(General Assembly)

これは、ONUに加盟してる全ての国(193ヶ国)の代表が集まる場所なんだ。学校で言うなら、全校生徒が体育館に集まる「全校朝礼」みたいなもんだね。

総会では、国連の運営について話し合ったり、世界的な問題(例えば、環境問題とか貧困とか)について議論したりするんだ。どの国でも一国一票の投票権を持ってるから、大国も小さな国も、理論上は同じ力を持ってるんだ。

安全保障理事会(Security Council)

これは、特に大事な国(つまり、力がある国)が中心になって、戦争や紛争について決定する場所なんだ。メンバーは15ヶ国で、その中でも特に力がある5ヶ国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)は「常任理事国」と呼ばれて、いつもメンバーなんだ。」

安全保障理事会では、紛争が起きた時に「これ以上戦争を広げちゃダメだ」とか「平和維持軍を派遣しよう」とか、強制力のある決定ができるんだ。つまり、全ての国がそれに従わなくちゃいけないってわけだね。だから、この理事会の決定がすごく大事なんだ。

経済社会理事会(Economic and Social Council)

経済とか社会問題(つまり、戦争以外の世界全体の問題)について取り組む機関なんだ。例えば、発展途上国の経済を助けたり、人権問題に取り組んだり、環境保全に力を入れたりするんだ。

国際裁判所(International Court of Justice)

簡単に言うと、国と国の間に争いが起きた時に、「どちらが正しいのか」を判定する裁判所なんだ。ただし、両国が同意しない限り、裁判所で裁くことはできないんだ。だから、本当に重要な決定しかしないんだよ。

国連事務局(Secretariat)

これは、ONUの事務的な仕事をする機関だね。学校で言うなら、事務室みたいなもん。書類の作成とか、会議の準備とか、実際の業務を行うんだ。事務局の長が国連事務総長で、この人がONUのトップだんだ。

信託統治理事会(Trusteeship Council)

これは、今ではあんまり活動していない機関なんだ。昔は、まだ独立してない国(つまり、他の国に支配されてた国)を助けるためにあったんだ。でも、今はほとんど全ての国が独立してるから、この理事会の役割は終わっちゃったってわけだね。

ONUは世界でどんな活動をしているのか

ONUが実際にやってることって、テレビで聞く「紛争の仲介」だけじゃないんだ。本当に様々な活動をしてるんだよ。

難民支援

戦争や迫害から逃げた人たちを「難民」って言うんだ。今、世界中に数百万人の難民がいるんだ。ONUは、こういった難民たちに対して、食べ物、医療、教育などを提供してるんだ。」

難民キャンプって見たことあるかな?テレビニュースで、テント張られてて、何千人もの人が生活してる場所。そういう場所で、ONUの職員たちが水を配ったり、病気の治療をしたり、子どもたちに教育を提供したりしてるんだ。

平和維持活動

平和維持軍(つまり、紛争地域で平和を守るための兵士たち)を派遣するのもONUの大事な役割なんだ。

例えば、二つの国が戦争を始めようとしてる時に、ONUが平和維持軍を派遣して、その間に「話し合いで解決しましょう」って持ちかけるわけだね。平和維持軍は、どちらの国にも味方しないで、中立的に両国の間に入るんだ。

飢饉対策

世界中には、食べ物が足りなくなっている地域がいっぱいあるんだ。干ばつで作物が育たなくなったり、戦争で農業ができなくなったり、色々な理由があるんだね。

ONUは、そういう地域に食べ物や医療用品を届けるんだ。「世界食糧計画」っていう機関が中心になって活動してるんだけど、ここはお金がなくて本当に困ってる子どもたちに食事を提供してるんだ。

子どもたちへの支援

「ユニセフ」って聞いたことあるかな?これはONUの機関の一つで、正式名称は「国連児童基金」なんだ。つまり「子どもたちを助けるための基金」ってことだね。

ユニセフは、貧しい国の子どもたちに対して、ワクチン(病気を防ぐ注射)を配ったり、学校に行けるようにサポートしたり、虐待から守ったりしてるんだ。テレビで「ユニセフに寄付してください」なんていう呼びかけを見たことあると思うけど、それだね。

環境問題への取り組み

地球温暖化とか、海のプラスチック汚染とか、みんなの未来に関わる環境問題にも、ONUは取り組んでるんだ。

「IPCC」(気候変動に関する政府間パネル)っていう組織があるんだけど、ここは世界中の環境科学者が集まって、地球温暖化について研究してるんだ。この研究結果をもとに、各国が「2030年までにCO2を何%削減する」とか目標を決めるんだね。それがパリ協定とか、いろいろな気候協定につながるわけなんだ。

人権問題

世界中には、自分の国で人権が守られていない人たちがいるんだ。例えば、勝手に逮捕されたり、言論の自由がなかったり、女性や少数民族が差別されたり、いろいろなことが起きてるんだね。

ONUは「人権理事会」という機関を持ってて、こういった問題に目を光らせてるんだ。もちろん、強制的に変えることはできないんだけど、「人権が守られていない国があります」って世界に発表したり、その国に改善を促したりするんだ。

日本とONU

最後に、日本とONUの関係について説明するね。

日本の加盟

さっき言ったように、日本は1956年にONUに加盟したんだ。第二次世界大戦が終わって、11年後だね。

最初、日本を含む敗戦国は、ONUに加盟することが許されなかったんだ。でも、その後、国際的な関係が改善されて、日本が加盟することが認められたんだ。今では、日本はONUの活動に積極的に参加してるんだよ。

日本の貢献

日本は、ONUに対して、たくさんのお金を支払ってるんだ。これを「分担金」って言うんだ。つまり「ONUの活動に必要なお金をみんなで分け合う」ってわけだね。

日本は世界でも3番目くらいに大きな経済を持ってる国だから、分担金も結構大きいんだ。この分担金で、平和維持活動とか、難民支援とか、いろいろな事業が行われてるんだ。

日本の国際的な役割

日本は、ONUの安全保障理事会に常任理事国として入りたいって言ってるんだ。つまり、安全保障理事会のメンバーに常にいたいってことだね。

今のところ、常任理事国は5ヶ国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)だけなんだ。でも、世界は今、昔と比べて色々な国が力を持つようになってるから、「もっと多くの国が常任理事国に入るべき」っていう意見もあるんだ。日本も「自分たちも安全保障理事会に参加すべき」って主張してるんだよ。

ONUの中での日本人職員

ONUには、日本人の職員も働いてるんだ。事務局で働く人もいるし、UNICEF(ユニセフ)とか、他の機関で働く人もいるんだ。これらの人たちが、世界中で活動するONUをサポートしてるんだよ。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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