風邪や骨折で病院に行ったことはあると思うけど、「入院」ってどういう意味なのか正確に説明できますか?ただ病院に行く(外来)とは違う、病院に泊まって治療する「入院」のこと。この記事を読めば、入院がどんなものか、どんなときにするのか、病院ではどんな生活をするのかが、すっきりわかるようになるよ。
- 入院とは、病気や大きな怪我で病院に泊まり込んで治療を受けることだよ。
- 毎日医者の診察や手術、リハビリなどを受けて、24時間医療スタッフのサポートがある。
- 治って元気になったら退院して家に帰るんだけど、健康保険で医療費の負担が減るんだ。
もうちょっと詳しく
入院は、イメージとしては「学校の修学旅行で旅館に泊まるけど、代わりに治療を受ける」ってとこかな。朝起きて、朝食を食べて、医者の診察を受けて、治療をしてって感じで毎日が決まったスケジュールなんだ。1日で帰れないほど、しっかりした治療が必要なときに使われるんだよ。手術をしたあと、その傷が治るまで観察する必要があるときとか、急性肺炎みたいに症状が重いときとか、そういう場面で出番が来るんだ。
入院の時間の長さは、病気や怪我の重さによって全然違う。1週間で退院するときもあれば、1ヶ月近く入院することもあるよ。
⚠️ よくある勘違い
→ 違う。通院(つうのいん、つまり病院に通うこと)は毎日は行かずに、数日に1回とか週に1回とか診察に行くこと。入院は病院に泊まり込むんだ。
→ 正解。入院は24時間病院にいる。通院は診察を受けたらその日のうちに帰るんだ。
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入院とは何か
入院の基本的な意味
入院とは、つまり病院や診療所に泊まり込んで治療を受けることだよ。毎日の生活の中で、急に大きな怪我をしたり、重い病気になったりすることってあるよね。そんなときに、家にいながらの治療じゃ足りなくて、医者がずっと近くにいる必要があるときが入院の出番なんだ。
普通、病院に行くというと、朝行って診察を受けて、その日のうちに帰ってくるよね。そういうのを外来診療(つまり、病院に通いながら受ける診察)って呼ぶんだけど、入院はそれとは別物。病院のベッドで夜も寝泊まりして、朝から晩まで医者や看護師のサポートを受けるんだ。
入院が必要な状況
では、どんなときに入院することになるんだろう。それは、一言で言うと「1日では治せない、重い病気や大きな怪我」のときなんだ。
例えば、盲腸(ようちゅう、つまりお腹の右下にある小さな器官)が炎症を起こして破裂する危険があるとき。これは手術が必要になるんだけど、手術したあと、その傷がちゃんと治っているかを毎日確認する必要がある。だから、手術の当日と翌日、その次の日って、病院に泊まる必要があるわけだ。
あるいは、すごく高い熱が出て、肺炎(はいえん、つまり肺に炎症が起きる病気)になってしまった場合。この場合、毎日注射で抗生物質(つまり、ばい菌を退治する薬)を体に入れる必要があるし、1時間ごとに体温や血中酸素濃度(血液の中に含まれる酸素の量)を測る必要があるかもしれない。そんなふうに、24時間医者や看護師のサポートがいるときが、入院が必要な状況なんだよ。
それからね、ずっと症状を観察している必要がある場合もある。例えば、脳卒中(のうそっちゅう、つまり脳の血管が詰まったり破れたりする病気)になって、リハビリをしながら体の機能を回復させるときとか。こういう場合は、1日では終わらない、長期戦の治療が必要だから、やはり入院するんだ。
入院中の生活はどんな感じ
毎日のスケジュール
入院しちゃうと、毎日が決まったスケジュールで動くんだ。まるで、学校の時間割みたいにね。
朝は、たいていの病院で6時とか7時に起床時間があって、看護師さんが「おはよう」って来てくれる。その後、体温(熱)と血圧(血管の中の血液がどのくらいの力で流れているかを示す数値)を測るんだ。これをバイタルサイン(つまり、生きている人の基本的な体の状態を示す数値)って言うんだよ。
それから朝食が出されるんだけど、これは病院で管理された食事だ。もし塩分を控えないといけない病気なら、塩分控えめな食事。もし栄養をいっぱい取らないといけないなら、栄養たっぷりな食事。そういうふうに、その人の病気や治療に合わせた食事が出されるんだ。
朝食のあとは、医者の診察だ。お医者さんが毎日来て、「どんな調子?」「痛いところはない?」って聞いて、聴診器(つまり、心臓の音とか肺の音を聞く道具)で体の状態を調べるんだよ。
その後は、治療の時間。手術後なら傷を消毒したり、包帯を替えたり。薬が必要な病気なら、注射を打ったり薬を飲んだり。毎日繰り返すんだ。
お昼になったら昼食。やはり、医療スタッフによって用意された食事だ。そして午後は、リハビリの時間があるかもしれない。骨折で入院してたら、足や腕を動かして、筋肉が弱くなるのを防ぐ練習をするんだ。物理療法士(ぶつりりょうほうし、つまりリハビリの専門家)という人が手伝ってくれるよ。
夕方になったら夕食。そして夜は、また医者や看護師が来て、夜間のバイタルサインを測る。そして就寝。病院の外では、もう夜は静かだから、医者や看護師がいるから、もし夜中に何かあったら、すぐに対応してくれるんだ。
入院中の過ごし方
治療の時間以外は、どうするんだろう?暇じゃないかな?そう思うかもしれないね。でも、病院はいろいろと工夫されてるんだ。
まず、テレビを見たり、本を読んだり、スマートフォンをいじったり。そういう娯楽(つまり、楽しむための活動)が許可される病院が多いよ。もちろん、医者が「これはダメ」と言った場合は、その通りにしないといけない。例えば、目の手術をした直後は、スマートフォンの画面を見ると、目に負担がかかるから見ちゃダメってわけだ。
それから、病院によっては、リハビリの一環として、廊下を歩く時間があるんだ。これも医者の指導のもとで。骨折して動けないと、筋肉がどんどん弱くなっちゃう。だから、少しずつ動かしていくことが大事なんだよ。
それから、家族の面会。親とか兄弟が来てくれて、一緒にいることができるんだ。もちろん、病状によって面会できる時間が決まってるし、感染症(つまり、ばい菌やウイルスがうつる病気)を防ぐために、来た人は手を洗わないといけないとか、そういうルールがあるんだよ。
病院によっては、ボランティアさんが来てくれて、話し相手になってくれたり、マッサージをしてくれたりすることもある。また、臨床心理士(りんしょうしんりし、つまり心の健康の専門家)が来て、心の不安を聞いてくれることもあるんだ。入院中は気が沈むことがあるからね。
入院にかかるお金
医療費の仕組み
入院するときに、絶対に気になるのがお金だよね。病院に泊まるんだから、当然費用がかかるんだ。
お医者さんの診察代、看護師さんのお世話代、薬代、手術代だとか、いろんなものがあるんだけど、全部の合計は、びっくりするくらい高いんだよ。1日に何万円もかかることがある。1週間入院したら、何十万円。もし手術が必要だと、さらに手術代が加わる。
でもね、日本には健康保険制度っていう素晴らしい制度があるんだ。つまり、国民みんなが月々少しずつお金を払って、誰かが病気になったときに、医療費を助けてくれるという約束なんだ。
この制度のおかげで、患者さん(病院に来る人)は、医療費の全額を払うんじゃなくて、3割だけ払えばいいんだよ。残りの7割は、国が負担してくれるわけ。例えば、医療費が全部で30万円だったら、患者さんは9万円だけ払えばいい。残りの21万円は、国や自分が加入してる健康保険が払ってくれるんだ。
入院にかかる具体的な費用
では、具体的には何にお金がかかるんだろう。それは、いろいろだよ。
まず、ベッド代。つまり、病院のベッドに寝泊まりするのに毎日かかる基本的なお金だ。これは全ての患者さんに等しく請求される。
次に、検査代。血液検査(血液を取って、その中に異常がないか調べること)とか、レントゲン検査(つまり、X線という特殊な光で体の中の骨とか臓器を見る検査)とか、超音波検査(つまり、音の波を使って体の中を見る検査)とか。こういった検査は、何度も何度もするんだ。
それから、薬代。注射で入れる薬とか、飲む薬とか。毎日いろいろな薬を使うんだよ。
手術が必要な場合は、手術費っていう大きな出費がある。盲腸の手術なら数十万円。大きな手術だと百万円を超えることもあるんだ。
それからね、長く入院してると、差額ベッド代(つまり、個室を希望した場合の追加料金)がかかることがある。個室だと、プライバシーが守られるし、静かだから、別途でお金がかかるんだ。
高額医療費制度
でも、ちょっと待ってよ。さっき言った3割負担でも、1ヶ月の入院で、もし医療費が100万円だったら、患者さんは30万円払わないといけない。これ、すごく大きな金額だよね。
そういう場合のために、日本には高額療養費制度(つまり、医療費が高くなりすぎたときに、一定の金額まで払えばいいという制度)があるんだ。
例えば、患者さんが40代で、月の医療費が100万円だったとしよう。通常は3割で30万円払うことになるんだけど、この制度を使うと、月に約8万円だけ払えばいいんだ。残りの22万円は、あとから戻ってくるんだよ。つまり、どんなに医療費が高くても、月8万円程度の負担で済むってわけだ。これ、本当にありがたい制度だよね。
入院から退院まで、その流れ
入院が決まるまで
では、実際に入院することになったら、どういう流れで進むんだろう。
まず、医者が「君は入院が必要だ」と判断するんだ。例えば、急性肺炎で熱がずっと下がらなくて、在宅(つまり、家)での治療では危ないと感じたら、「入院しましょう」ってわけだ。
そしたら、患者さんと医者で、入院の日程を決めるんだ。緊急の場合は、その日のうちに入院することもある。例えば、突然の腹痛で盲腸だとわかったら、すぐに手術が必要だから、その日に入院して翌日手術、みたいなことになるんだよ。
そして、親(または保護者)と一緒に、病院の入院手続き(つまり、入院するための書類に署名したり、必要な情報を申告したりすること)をするんだ。健康保険の保険証を見せたり、緊急連絡先を聞かれたり、入院中のルールを説明されたり。この手続きが大事なんだ。
入院中の診察と治療
入院したら、さっき説明した通り、毎日決まったスケジュールで医者の診察と治療を受けるんだ。
医者は、毎日患者さんの状態を把握してる。治療がうまくいってるか、副作用(つまり、薬が本来の効果以外に起こす悪い影響)はないか。そういったことを毎日チェックしてるんだよ。
もし、治療がうまくいってなかったら、医者は治療方法を変えるんだ。例えば、薬をAからBに替えてみるとか、注射の量を増やすとか。
退院の判断
治療が進んで、患者さんの症状が良くなってくると、いよいよ退院の時が近づくんだ。退院とは、つまり病院を出て家に帰ることだね。
医者が「もう大丈夫。自宅での生活に戻ってもいいし、それでも定期的に通院(つまり、病院に通いながら診察を受けること)して様子を見ましょう」と判断したら、退院が決まるんだ。
例えば、骨折なら、骨がかなり治ってきたら退院。その後は、外来でリハビリを続けるんだ。肺炎なら、熱が下がって、酸素の数値が正常に戻ったら退院。その後は、しばらく抗生物質を飲み続けるんだよ。
退院後のフォローアップ
退院したら終わり?いや、そうじゃないんだ。多くの場合、医者は「1週間後に来てね」とか「1ヶ月後に来てね」って、外来での診察日を指定するんだ。
これは、家に帰ってから、何か問題がないか確認するためなんだよ。例えば、手術の傷が化膿(かのう、つまり、ばい菌が増殖して悪くなること)してないか、薬の副作用がないか。そういったことをチェックするんだ。
それからね、退院するときに、医者から退院指導(つまり、家に帰ってからどんなふうに過ごすかを医者が説明すること)を受けるんだ。例えば「当分、重いものは持たないでね」とか、「この薬は毎食後に飲んでね」とか、「激しい運動は避けてね」とか。こういう指導を守ることが、早く完全に治るためにはすごく大事なんだよ。
