電気代が上がったニュースで「再生可能エネルギー」って言葉をよく聞くけど、結局何のこと?太陽光発電って本当に環境に優しいの?そういう疑問、ありますよね。実は私たちの生活を支えるエネルギーが大きく変わろうとしているんです。この記事を読めば、グリーンエネルギーが何で、どうして今注目されているのか、スッキリわかるようになりますよ。
- グリーンエネルギーは 太陽・風・水など自然の力 を使って、環境を汚さない電気を作るもの
- 石油やガスは いつかなくなる けど、自然のエネルギーは 永遠に使える のが強み
- 完璧ではない課題もあるけど、 技術を進化させながら 地球の未来を守ろう、ってのが大事
もうちょっと詳しく
グリーンエネルギーの「グリーン」は、実は英語で「緑」という意味の色。緑いっぱいの自然を思い浮かべながら読んでもらえばいいんだけど、要するに「環境に優しい」という気持ちが詰まった言葉なんだ。太陽光発電、風力発電、水力発電、そして地熱や波力などいろんな種類があるんだけど、共通点は「二酸化炭素を出さない」っていうところ。化石燃料(石油やガス)みたいに燃やして汚い煙を出さないから、大気を汚さない。だから地球に優しいエネルギーなんだよ。
再生可能エネルギー = 使ってもなくならないエネルギー。太陽は明日も昇るし、風も明日も吹く。
⚠️ よくある勘違い
→ 実は太陽光パネルやプロペラを作るときに、わずかながら環境に負荷がかかる。でも、使い始めたら石炭を燃やし続けるより、ずっとずっと環境に優しいってわけ。
→ 何事も完璧はない。でも、石油や石炭よりは圧倒的に地球を傷つけないから、今はこれを広げることが大事なんだよ。
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グリーンエネルギーって何?基本のキをおさえよう
エネルギーって何から作られているの?
毎日、電気をつけたり、ガスでお湯を沸かしたり、誰もがエネルギーを使ってるよね。でも、その電気やガスがどこから来てるか、考えたことあります?実は、世界中のエネルギーの大部分は、昔の恐竜の時代の植物や動物が、何百万年もの間に変わってできた「化石燃料」なんだ。石炭、石油、天然ガスのことだね。これらを掘り出して燃やすことで、熱を出して、それで電気を作ってるんだ。
でもね、ここで問題が出てくるんだ。化石燃料を燃やすと、二酸化炭素という毒のない気体(つまり、体に毒じゃないけど、地球の温かさを閉じ込めちゃう気体)が出るんだよ。それが毎日毎日たまっていくから、地球全体が温かくなっちゃう。これが「温暖化」っていう問題だね。北極の氷が溶けたり、台風が強くなったり、いろんな悪いことが起きてるんだ。
そこで登場するのがグリーンエネルギー。これは太陽、風、水のような自然の力を使って電気を作るんだけど、燃やさないから二酸化炭素が出ないんだ。つまり、地球を温かくしないエネルギーってわけ。「グリーン」は「環境に優しい」っていう意味だから、緑いっぱいの自然を守るためのエネルギーなんだよ。
日本でも使われてるの?
「グリーンエネルギーって外国の話じゃ?」って思うかもしれないけど、実は日本でも急速に増えてるんだ。日本の南の方に行くと、屋根に光ってるパネルが乗ってるお家、見たことありませんか?あれが太陽光パネル。太陽の光を電気に変えるんだ。それにね、日本の海には風が強く吹く場所がいっぱいあるから、風力発電もどんどん増えてるんだよ。
実は、2012年から日本で「再生可能エネルギー買取制度」(つまり、グリーンエネルギーで作った電気を、電力会社が必ず買い取りますよ、ってルール)が始まったんだ。だからお家の屋根に太陽光パネルを付ける人が増えたんだね。それに、日本には昔からダムがいっぱいあるから、水力発電も使われてるんだ。雨が降って、水がダムにたまって、その水が下に流れるときの力で電気を作ってるんだよ。
太陽、風、水──グリーンエネルギーの種類と違い
太陽光発電はなぜ昼間だけなの?
グリーンエネルギーの中でも一番よく見かけるのが太陽光発電だね。お家の屋根に付いてるパネルに太陽の光が当たると、その光が電気に変わっちゃう。すごい技術だよね。でも、ここで気づくことがあるはず。昼間は太陽が照ってるけど、夜は真っ黒だよね。だから、太陽光発電は夜は電気を作れないんだ。
「じゃあ、雨の日はどうするの?」って疑問が出てくるよね。雨の日でも、曇りの日でも、太陽光パネルは電気を作ってるんだ。ただ、晴れた日より少なくなっちゃう。だからバッテリーに電気をためておくことが大事なんだ。つまり、昼間にいっぱい作った電気の一部を、夜に使うために箱の中に詰めておく、ってわけだね。こういう「ためておく箱」を「蓄電池」(つまり、電気を貯金する銀行みたいなもの)と呼ぶんだよ。
南日本(九州や沖縄)は一年中晴れの日が多いから、太陽光発電に向いてるんだ。一方、北日本は冬が曇りやすいから、太陽光だけに頼るのは難しいんだね。だからこそ、風力や水力と組み合わせることが大切なんだ。
風力発電の意外な強み
風力発電は風の力で羽根をくるくる回して、電気を作る方式だね。山の上や海の近くに、ものすごく大きなプロペラ(飛行機の羽根みたいな形)が立ってるでしょ?あれが風力発電の装置なんだ。風が吹くとクルクル回って、その回る力が電気に変わるんだよ。
太陽光発電の課題は「夜間は発電できない」だったけど、風力発電はどう?答え:夜でも風は吹くんだ。特に冬は強い風が吹くから、冬こそ風力発電の出番なんだね。それにね、太陽光は南に面した場所が得意だけど、風力はどの向きでもOK。山の頂上でも、海の沖でも、とにかく風が強く吹く場所なら発電できるんだ。
ただ、課題もあるんだよ。風力発電の機械はすごく大きいから、景観が変わっちゃう。つまり、風景が変わって見えるから、「景色が損なわれた」と感じる人もいるんだ。それに、鳥が羽根に衝突しちゃう危険もあるし、風で揺れるから音も出るんだね。だから、風力発電を作る場所は慎重に選ぶ必要があるんだ。
水力発電は昔からあるんだね
太陽光、風力より、実は昔からあるのが水力発電だ。ダムって見たことありますか?山をブロックみたいなコンクリートでふさいで、水をいっぱいためておく施設だね。そこに雨が降ると、ダムに水がたまる。その水が高い場所から低い場所に流れるときの力(つまり、スピードとエネルギー)を使って、タービン(回る器械)を動かすんだ。そのタービンが回ることで電気が作られるんだよ。
水力発電の強みは何か。それは安定してることなんだ。太陽光は天気に左右されるし、風力も風の強さで変わる。でも水力は、ダムに水がたまってれば、いつでも同じくらいの電気を作れるんだ。つまり、「いつ電気が必要になっても対応できる」ってわけ。
ただね、ダムを作るのは環境に大きな影響を与えるんだ。川の流れが変わっちゃうから、川に住んでた魚が困っちゃう。それにね、ダムを作るのにすごく時間とお金がかかるんだ。だから、今は新しくダムを作ることは少なくて、昔から使ってるダムを大事に使ってるんだよ。
なぜグリーンエネルギーが大事なの?地球の未来のために
化石燃料はいつなくなっちゃうの?
「グリーンエネルギーって大事らしいけど、今のままじゃダメなの?」って思う人も多いと思うんだ。でもね、化石燃料には大きな問題があるんだよ。一番大事な問題は「限られた資源」だってこと。つまり、石油も石炭も天然ガスも、地球に埋まってる量は決まってるんだ。
いま世界中で毎日毎日、化石燃料をバンバン使ってるよね。日本だって、電気を作るのに化石燃料をいっぱい使ってるんだ。でもね、計算してみると、今のペースで使い続けたら、あと何十年かでなくなっちゃうんだよ。つまり、君たちのお父さんお母さんの時代はいいかもだけど、君たちの子ども時代には、石油がなくなっちゃってる可能性があるんだ。
「え、そんなの大変!」って思いますよね。だからこそ、なくならないエネルギーを使う必要があるんだ。太陽は明日も昇るし、風は明日も吹く。雨が降れば、ダムに水がたまる。こういう「自然が繰り返してくれるエネルギー」を再生可能エネルギー(つまり、何度も何度も生まれ変わるエネルギー)と呼ぶんだよ。
二酸化炭素で地球が病気になってる
もう一つ大切な問題が、温暖化だね。化石燃料を燃やすと二酸化炭素が出る。この気体は、大気の中にたまると、太陽の熱を地球に閉じ込めちゃう。温室のガラス戸みたいに、熱を中に閉じ込めちゃうから、地球全体が温かくなっちゃうんだ。
「地球が温かくなるのって、冬は過ごしやすくていいじゃない」って思うかもしれないけど、全然そんなことないんだ。地球全体の気温が上がると、北極の氷が溶けちゃう。すると、海の水かさが増えて、島国が水に沈んじゃう危険があるんだよ。それにね、雨の降り方が激しくなったり、台風が強くなったり、いろんな自然災害が増えちゃうんだ。
だから、グリーンエネルギーが大事なんだ。太陽光や風力で発電すれば、二酸化炭素が出ないから、地球を温かくしないんだ。つまり、地球という「患者さん」が病気にならないようにする、医者の役割をしてるってわけだね。
グリーンエネルギーの課題と、それでも進む理由
太陽光パネルのごみ問題
ここで大事な話をしておこう。グリーンエネルギーって聞くと「完璧に環境に優しい」って思う人が多いんだ。でもね、実は課題があるんだよ。その一つが太陽光パネルのリサイクル問題だね。
太陽光パネルは大体20年〜30年使ったら、効率が落ちてきちゃう。つまり、「新しい頃は100%の力で発電してたけど、古くなると70%くらいの力になっちゃう」ってわけだ。そうなると、新しいパネルに交換する必要があるんだ。でもね、古いパネルってどうするの?そのまま捨てちゃったら、もったいないし、ごみが増えちゃう。
ここで大事なのが「リサイクル」だね。つまり、古いパネルから値打ちのある材料を取り出して、新しいパネルを作るんだ。実は、太陽光パネルの中には、金やアルミニウムみたいな貴重な金属が使われてるんだよ。日本の企業も、古いパネルをリサイクルする技術を開発してるんだ。だから、課題があるけど、「その課題を解決する技術も一緒に進んでる」ってわけだね。
不安定さという課題
もう一つの課題が、グリーンエネルギーは「天気に頼る」「風に頼る」から、不安定だってことなんだ。太陽光は雨の日は力が落ちるし、風力は風がなくなると発電できない。だから、いつも必要な量の電気を作れるとは限らないんだよ。
でも、これにも解決策がある。一つは「蓄電池」(電気をためておく器械)をどんどん大きくすること。もう一つは「複数の種類を組み合わせる」こと。太陽が出てない時は風力で、風がない時は水力で、という感じにね。それにね、スマートグリッド(つまり、全国の発電所と電気を使う場所をコンピューターでつなぐシステム)という技術も進んでるんだ。これで、電気が不足してる地域に、ほかの地域から電気を送ることができるんだよ。
初期投資がかかる
もう一つ忘れちゃいけない課題が、初期投資だね。つまり、グリーンエネルギーを始めるのに、最初にいっぱいお金がかかっちゃうんだ。太陽光パネルは1枚だけでも数万円。お家の屋根全体に付けようと思ったら、100万円以上かかっちゃう。風力発電の大きな機械となると、もっともっと高いんだ。
「じゃあ、お金持ちだけがグリーンエネルギーを使えるってこと?」って思うかもしれないけど、違うんだ。政府が補助金を出したり、銀行がローンを組んだり、いろんな応援をしてるんだ。それにね、長い目で見たら、グリーンエネルギーは化石燃料より安いんだよ。なぜなら、太陽や風は「タダ」だから、一回パネルを付けたら、ずっと無料で電気を作り続けられるんだ。
グリーンエネルギーの未来──君たちの世代が作る
世界はどんどん変わってる
実は、世界中でグリーンエネルギーへのシフト(つまり、化石燃料から自然エネルギーへの切り替え)が急速に進んでるんだ。ヨーロッパの国々は、2050年までに化石燃料をやめよう、って目標を立ててるんだよ。デンマークなんて、もう風力発電で国の半分以上の電気を作ってるんだ。
アメリカやオーストラリアでも、太陽光パネルを付ける人が増えてるし、中国は世界で一番たくさんのグリーンエネルギーを使ってるんだ。日本も遅れてはいけない、ってことで、どんどんグリーンエネルギーを増やそうとしてるんだね。
技術はどんどん進んでる
もう一つ大事なのが、グリーンエネルギーの技術が進化し続けてるってことなんだ。太陽光パネルは毎年、もっと効率がいい(つまり、少ないパネルでもいっぱい電気を作れる)ものが作られてるんだよ。蓄電池だって、昔より大容量で、もっと長く使えるものができてきた。
それにね、太陽光や風力だけじゃなくて、新しい種類のグリーンエネルギーも開発されてるんだ。例えば、波力発電(海の波の力を使う)とか、地熱発電(地球の中の熱を使う)とかね。これらはまだ実験段階だけど、将来はすごく大事になるかもしれないんだよ。
君たちの世代の仕事が変わる
最後に大事なことをね。グリーンエネルギーが増えるってことは、新しい仕事がいっぱい生まれるってことなんだ。太陽光パネルを作る人、付ける人、管理する人。風力発電の大きな機械を作る人。蓄電池やスマートグリッドの開発をする人。こういう新しい仕事がどんどん増えてるんだよ。
だからね、君たちが大人になったとき、「グリーンエネルギーに関わる仕事をしたい」って思ったら、すごくいい時代になってるんだ。電気なしに生活できない世界で、「環境に優しい電気をどうやって作るか」を考える仕事は、これからの社会でめちゃくちゃ大事な仕事なんだよ。
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