デイサービスって何?わかりやすく解説

祖父母が最近、一人で出かけるのが心配になってきたな…」「親が仕事で昼間は誰もいないから、おじいちゃんが一人きりになってしまう…」そんな悩みを持つ家族って多いよね。でも心配しないで。「デイサービス」という、高齢者の人が日中に通える素晴らしい場所があるんだ。この記事を読めば、デイサービスが何なのか、どんなふうに役に立つのか、そして実際にどうやって利用するのかが、すっきりわかるようになるよ。

先生、「デイサービス」ってよく聞くけど、具体的には何をする場所なんですか?

いい質問だね。デイサービスってのは、高齢者の人が昼間だけ通う介護施設のこと。つまり、昼間は施設に行って、スタッフのサポートを受けながら過ごして、夜には自分の家に帰るという仕組みだよ。学校に通うのと似てるかな。
なるほど。では、そこでどんなことをするんですか?毎日同じことなんですか?

そこがいいところでね。朝は体の柔軟性を保つためのリハビリ(つまり、筋力やバランスを鍛える運動)をしたり、午前と午後にはゲームや音楽、工作などのレクリエーション(つまり、楽しい活動)をしたりする。お昼には栄養バランスの取れた食事を食べるし、定期的に入浴の手助けもしてくれるんだ。
そのサービス、利用するのにお金がかかりますよね?お金が心配なんですが…

いい質問だ。デイサービスは介護保険かいごほけん制度(つまり、高齢者の介護費用を国民で支える仕組み)の対象になってるんだ。だから、利用料金の全部じゃなく、一部だけを払えばいい。年齢や収入によって違うけど、1回の利用で数百円から数千円程度で済むことが多いんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. デイサービスは高齢者が昼間だけ通う 介護施設で、夜は自宅に帰る仕組みだ
  2. リハビリや食事、入浴、レクリエーションなど 様々なサービスを受けられる
  3. 介護保険かいごほけん制度を使うことで、費用負担を減らして利用できる
目次

もうちょっと詳しく

「デイサービス」という名前は、英語の「day」(昼)と「service」(サービス)から来てるんだ。つまり、「昼間のサービス」という意味。日本の高齢化が進む中で、介護保険かいごほけん制度ができた時に一緒に広がったサービスなんだ。高齢者が自分の家で生活し続けたいという気持ちを大事にしながら、必要な介護サポートを受けられるように考えられた仕組みなんだよ。昔は、介護が必要になったら施設に入所するしかなかったけど、デイサービスのおかげで、自宅にいながら支援を受けることができるようになったわけ。

💡 ポイント
デイサービスは「自宅で生活を続けたい」という高齢者の気持ちと「仕事で昼間は見守れない」という家族の事情の、ちょうど中間地点にある存在なんだ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「デイサービスは施設に入所する老人ホームみたいなところだ」
→ デイサービスは日中だけ通う場所。夜は自分の家に帰る。だから、完全に施設に入るわけじゃないんだ。
⭕ 「デイサービスは昼間だけの利用で、自宅生活がメインだ」
→ そう。デイサービスは、自宅での生活を支えるための補助的な役割を担ってるんだ。
❌ 「デイサービスに行くと、みんな同じプログラムで、つまらない」
→ 実際には、その人の状態に合わせた個別のプログラムが用意されてる。また、季節の行事や外出活動など、変化を楽しむ工夫もたくさんあるんだ。
⭕ 「デイサービスは、その人に合わせた様々なプログラムが用意されてる」
→ 利用者の健康状態や興味に合わせて、プログラムが工夫されてるんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

[toc]

デイサービスってどんなところなの?

デイサービスっていうのは、簡単に言うと「高齢者のための昼間の学校」みたいな場所だと思ってもらえばいい。朝、高齢者の人が自宅から施設に来て、昼間いろいろな活動をして、夕方には自分の家に帰っていくという流れなんだ。

施設には、介護福祉士や看護師などの資格を持ったスタッフがいて、利用者さんの安全をしっかり見守ってくれる。スタッフは、その人が歩くときにつまずかないようにサポートしたり、トイレに行くときに手を貸したり、わかりにくいことがあったら説明したりするんだ。だから、一人で施設に通ったり、施設内で生活したりするのに不安がある人でも、安心して過ごせるようになってるんだ。

建物の中には、リハビリの部屋があったり、食事をするダイニングがあったり、入浴施設があったり、みんなで遊んだり活動したりするホールがあったりする。つまり、一日を快適に過ごすために必要な設備が、全部そろってるんだ。何か困ったことが起きても、すぐにスタッフが対応できるっていう安心感があるから、利用者さんも家族も心強いわけなんだ。

朝と帰りの流れ

朝は、利用者さんが自宅から施設に来る。歩いて来る人もいるし、タクシーで来る人もいるし、家族に送ってもらう人もいる。施設によっては「送迎サービス」といって、スタッフが自宅に迎えに行って、施設に連れて来てくれることもあるんだ。朝礼で今日の予定を確認したり、「おはようございます」って挨拶したりして、一日がスタートする。

帰りは、大体夕方の4時から5時ぐらい。利用者さんが家に帰る準備をして、また送迎で自宅に送られる。もし送迎がない場合は、家族が迎えに来たり、本人が帰ったりするんだ。毎日、朝来て夜帰るという、その人のペースで続けていくことができるのが、デイサービスの大きな特徴なんだ。

スタッフはどんな人たち?

デイサービスで働いてる人たちは、高齢者の介護に関する専門的な知識や経験を持ってる。介護福祉士(つまり、介護に関する国家資格を持った人)や、看護師、理学療法士(つまり、身体のリハビリの専門家)なんかがいるんだ。彼らは毎日、利用者さんが安全で、楽しく過ごせるようにサポートしてるんだよ。

スタッフの仕事は、身体的なお世話だけじゃない。利用者さんの話をしっかり聞いたり、その人の気分や体調の変化に気づいたりすることも大事なんだ。だから、スタッフと利用者さんの間に信頼関係が生まれて、みんなが「明日もデイサービスに行きたい」って思えるようになるんだ。

デイサービスではどんなサービスが受けられるの?

デイサービスで受けられるサービスは、本当に多くの種類があるんだ。朝から晩まで、時間の流れに沿っていろいろなプログラムが用意されてるんだよ。その日その日で違う活動をすることもあるし、毎週同じ曜日には同じ活動をすることもある。利用者さんが「あ、今日は何をするんだろう」ってワクワクして、毎日施設に通いたくなるような工夫がされてるんだ。

リハビリはどんなことをするの?

デイサービスでのリハビリっていうのは、高齢者の人が今の体の機能を保ったり、もっと良くしたりするための活動なんだ。「リハビリ」って言うと、怖いイメージを持つ人もいるかもしれないけど、全然そんなことはない。体操のようにゆっくり動いたり、バランスを取る練習をしたり、指先の細かい動きを練習したりするんだ。

例えば、ボール投げゲームをして、肩の動きを良くしたり、足踏み体操をして、足の筋力を鍛えたり、机の上でビーズを移すゲームをして、細かい手の動きを練習したりする。楽しみながら、知らない間に体が元気になっていくっていう感じなんだ。理学療法士が、その人の体の状態に合わせて、どんなリハビリが必要かを判断して、プログラムを作ってくれるんだよ。

食事はどんなふうに提供されるの?

デイサービスの食事は、栄養士が考えたバランスの良いメニューなんだ。つまり、健康に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルなんかがちょうどいい量で含まれた食事ってわけ。高齢者の人は、一人で料理をするのが大変だったり、栄養のバランスを考えるのが難しかったりすることがあるんだけど、デイサービスなら、そういう心配がなくなるんだ。

また、利用者さんの中には、噛む力が弱い人や、飲み込みが難しい人もいるかもしれない。そういう人には、食べやすくするために、料理を小さく切ったり、やわらかくしたりする工夫がされてるんだ。みんなで一緒に同じ空間で食事をするから、「あ、これおいしいね」とか、「今日の料理、何ですか?」とか、利用者さん同士が会話を楽しむこともできるんだよ。

入浴のサービスについて

高齢者の人の中には、自宅のお風呂で転んでしまったり、体が不自由で一人では入れなかったりする人がいるんだ。デイサービスには、そういう人でも安全に入浴できるような設備と、スタッフによるサポートがあるんだ。手すりがついた浴室があったり、滑り止めのマットがあったり、スタッフが側にいて、転ばないようにサポートしてくれたりするんだ。

温かいお風呂に浸かることで、体の疲れが取れるだけじゃなくて、気持ちもリラックスできるんだよ。毎日、自宅の狭いお風呂だけだと、入浴が大変に感じることもあるんだけど、デイサービスの大きな浴槽に浸かることで、「あ〜、気持ちいい」って感じられるようになるんだ。

レクリエーションはどんなことをするの?

レクリエーション、つまり「楽しい活動」は、デイサービスの中でも、一番みんなが待ちのぞんでる時間かもしれない。麻雀や将棋などのゲーム、音楽を聴いたり一緒に歌ったり、絵を描いたり、工作をしたり、映画を観たり、いろいろなことをするんだ。

季節の行事も大事なんだ。春には花見、夏には七夕の飾りつけ、秋には紅葉狩りの話をしたり、冬には年末年始の装飾をしたり。こういう行事を通じて、季節の移ろいを感じたり、みんなで盛り上がったりできるんだよ。脳トレゲームなんかもあって、頭を使う活動をすることで、記憶力や判断力を保つこともできるんだ。

どうしてデイサービスが必要なの?

今、日本は「高齢化社会」という状況にあるんだ。つまり、全体の人口の中で、高齢者(65歳以上)の割合がすごく増えてるってことなんだ。一昔前だったら、祖父母は子どもや孫と一緒に住んで、そこで介護を受けるのが当たり前だったんだ。でも、今は子どもが都市部に仕事で移り住んだり、家族が小さくなったり、みんなが働いてたりするから、昔ながらの方法では介護ができなくなってきたんだよ。

高齢者の孤立を防ぐ役割

デイサービスがなければ、介護が必要な高齢者は、一人で自宅にいる時間が増えてしまうんだ。そうすると、何が起きるかっていうと、「孤立」だ。つまり、周りの人と関わることがなくなって、一人ぼっちになっちゃうってわけ。孤立がずっと続くと、「もう誰も必要としてくれないんじゃないか」とか、「生きてる意味があるのかな」とか、気持ちが落ち込んでしまうんだ。そうなると、心身の健康が悪くなって、実際の寿命も短くなってしまうって研究で言われてるんだよ。

でも、デイサービスに行くと、毎日スタッフや他の利用者さんと会える。「おはよう」って挨拶したり、ゲームをしたり、一緒にご飯を食べたり、世間話をしたり。こういう人間関係が、高齢者の人の心に大きな意味をもたらすんだ。「明日もデイサービスに行かなきゃ」って思うことで、生活に目的ができるんだ。

家族の負担を減らす役割

親の介護が必要になると、子ども世代は大変だんだ。仕事をしながら親の面倒も見なきゃいけないし、親のことが心配で仕事に集中できなくなったり、疲れて心身の健康が悪くなったりすることもあるんだ。中には、親の介護のために仕事を辞めちゃう人もいるんだよ。そうなると、家族全体の生活が成り立たなくなる場合もあるんだ。

デイサービスを利用すると、子ども世代は仕事をしてる時間、親が安全で楽しい環境で過ごしてることを知ってるから、心に余裕が生まれるんだ。「親は今、デイサービスでスタッフに見守られながら過ごしてるんだから、安心」ってわけ。だから、仕事に集中できるようになったり、帰宅後は親とのんびり過ごせたりするようになるんだよ。つまり、家族全体の生活のバランスが取れるようになるってわけなんだ。

介護予防の観点から

デイサービスでリハビリをしたり、レクリエーションをしたりすることで、高齢者の人の体の機能が保たれるんだ。つまり、「介護予防」(つまり、介護が必要になることを防ぐ)ってわけだ。

例えば、足の筋力が落ちると、転びやすくなって、骨折のリスクが高くなる。でも、定期的にリハビリで足を動かしてれば、筋力が保たれるんだ。また、毎日同じ人との人間関係しかなかったら、脳が刺激を受けずに、認知機能(つまり、考えたり思い出したりする力)が低下しちゃう。でも、デイサービスで新しい人に会ったり、新しいゲームをしたり、季節の行事をしたりすることで、脳に良い刺激が入るんだ。

デイサービスをどうやって利用するの?

デイサービスを利用したいって思ったら、すぐに利用できるわけじゃないんだ。いくつかの手続きを踏まないといけないんだよ。でも、仕組みを理解してしまえば、それほど難しくはないんだ。

介護保険かいごほけんと要介護認定

日本は、全員が介護保険かいごほけんに加入する「国民皆保険」という仕組みになってるんだ。つまり、誰もが高齢になったときのための介護保険かいごほけんの保険料を、働いてるうちから払ってるってわけ。40歳になると、介護保険かいごほけんの加入対象になって、給与から介護保険かいごほけん料が天引きされるんだ。

デイサービスを利用するには、まず「要介護認定」という審査を受けなきゃいけない。つまり、その人がどのくらい介護が必要な状態なのかを、役所が審査するってわけ。「寝たきりで全部の介護が必要」って人もいれば、「ちょっと歩くのが不安」って人もいて、その度合いを5段階に分けてるんだ。「要支援1・2」から「要介護1〜5」までの段階があるんだ。デイサービスは、この「要支援」または「要介護」の判定を受けた人が利用できるサービスなんだよ。

ケアマネジャーとの相談

要介護認定を受けたら、次は「ケアマネジャー」(つまり、介護サービスの計画を立ててくれる専門家)と相談するんだ。ケアマネジャーは、その人の状況や希望をしっかり聞いて、「あなたにはデイサービスが必要だ」とか、「訪問介護も組み合わせたほうがいい」とか、その人に合ったケアプラン(つまり、介護サービスの計画書)を作ってくれるんだ。

ケアマネジャーは、どのデイサービスの施設が、その人の希望に合ってるかとか、どのくらいの頻度で通うといいかとか、全部を一緒に考えてくれるんだよ。だから、「デイサービスに興味があるけど、どこにあるのか、どうやって申し込むのか、全然わからない」って場合は、まずケアマネジャーに相談するのが一番簡単なんだ。

デイサービスに申し込む手続き

利用したいデイサービスが決まったら、施設に申し込むんだ。電話で問い合わせたり、施設に出向いて説明を聞いたり、申込書に必要な情報を書いたりするんだ。その時に、必要な書類は「要介護認定の結果」と「ケアプラン」なんだ。施設のスタッフは、その人の状態を理解して、その人に合ったプログラムを組んでくれるんだよ。

また、最初は「試し利用」ができる施設も多いんだ。つまり、いきなり週に5日行くのじゃなくて、まずは週に1日だけ行ってみて、「この施設が自分に合ってるかな」って確認してから、本格的に申し込むことができるってわけなんだ。

費用はどのくらいかかるの?

デイサービスの費用は、介護保険かいごほけんが適用されるから、全額自己負担じゃないんだ。利用料金は、その人の介護度と収入によって決まるんだ。例えば、「要介護1」の人なら、1回の利用で数百円から数千円程度。「要介護5」の人でも、1回の利用で数千円程度なんだ。

介護保険かいごほけんには「上限額」というのが決まってるんだ。つまり、その人が月に受けられる介護サービスの費用の総額が決められてて、その範囲内なら自己負担は最小限で済むってわけ。デイサービスだけじゃなくて、訪問介護とか訪問看護とか、他のサービスも組み合わせて利用する場合は、その総額が上限額を超えないようにケアマネジャーが調整するんだよ。

デイサービスで何が変わるのか

デイサービスを利用することで、利用者さんと家族に、どんな変化が起きるんだろう。実は、本当にいろいろな良い変化が起きるんだ。

利用者さんの心身の変化

毎日デイサービスに通うようになると、その人の表情が明るくなるんだ。「今日はデイサービスに行く日」っていう目的ができることで、朝早く目が覚めたり、服装に気をつけたり、身なりをきれいにしたりするようになるんだ。こういう小さな変化が、実は心身の健康に大きな影響を与えるんだよ。

また、リハビリを定期的に受けることで、体の機能が改善することもあるんだ。「杖なしで歩けるようになった」とか、「階段を上り下りできるようになった」とか、そういう大きな変化が起きることもあるんだ。それに、新しい友人ができたり、施設内での役割(例えば、他の利用者さんのお世話をすること)を持ったりすることで、人生に「やりがい」が生まれるんだよ。

家族の心理的な安定

親をデイサービスに預けてるときは、仕事に集中できるようになるんだ。なぜなら、「親は今、スタッフに見守られながら、安全で楽しい環境にいる」ってわかってるから。帰宅後も、親の心身の状態が以前より良くなってることに気づいたら、家族も安心するんだ。「あ、親をデイサービスに行かせて、本当に良かった」って感じるようになるんだ。

また、親の自立度が上がることで、介護の手間が減ることもあるんだ。例えば、体の機能が改善すれば、トイレのときにスタッフの手助けが必要なくなったり、自分で食べられる量が増えたりするんだ。そうなると、夜間の介護の負担が減って、家族も熟睡できるようになるんだよ。

社会全体への波及効果

デイサービスが広がることで、社会全体にも良い変化が起きるんだ。働いてる世代が介護のために仕事を辞めることが減ったから、労働力が保たれるし、その分、経済も活性化するんだ。また、高齢者の人が孤立せず、社会との結びつきを保つことで、心身の健康が保たれれば、医療費も減るんだ。

つまり、デイサービスは、「個人の幸福」だけじゃなくて、「社会全体の幸福」にも寄与するサービスなんだってわけ。だから、政府も「デイサービスを増やそう」「もっと多くの人にこのサービスを知ってもらおう」って力を入れてるんだよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

目次