アパートやマンションを借りるときって、何か難しい書類を書かされるよね。「契約書」とか「重要事項説明書」とか、大人でも読みにくい感じがするし。でも実は、賃貸契約がどういうものか理解していないと、後々トラブルに巻き込まれたり、損をしてしまったりする可能性があるんだ。この記事を読めば、賃貸契約の仕組みから、契約を結ぶときに気をつけるポイント、そして引っ越しするときの注意点まで、全部わかるようになるよ。
- 賃貸契約は、家を借りるときに貸し手と借り手が約束を書類に書いて交わすもので、後のトラブルを防ぐために重要です。
- 契約書には賃貸人と賃借人の情報、家賃、契約期間、退去時の条件など、生活に関わる大事なルールが全部書いてあります。
- 契約を結ぶときは、内容をしっかり確認してから判を押すことが大切で、わからないことは質問しておくべきです。
もうちょっと詳しく
賃貸契約は、お店で商品を買うときのレシートとは違う。なぜなら、一度契約を結ぶと、その契約期間中ずっと関係が続くからだ。だから書いてあることの意味を理解してから、判を押さなきゃいけないんだ。また、賃貸契約書は、国のルール(民法という法律)によって、「こんなことが書いてあるはず」という標準的な形が決まっている。だから、どこで借りても大体同じような項目が書いてあるんだよ。
賃貸契約は法律で守られている関係。勝手に変更したり、一方的に破ることはできません。
⚠️ よくある勘違い
→ 不動産屋さんは説明してくれますが、自分で読まないと、後で「そんなこと知らなかった」という後悔につながります。特に修繕費や退去時の条件など、後で問題になりやすいことは自分の目で確認する必要があります。
→ これが正解。契約は一度結ぶとなかなか変更できません。疑問に思ったことや、説明がよくわからなかったことは、絶対に質問してから判を押しましょう。
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そもそも「賃貸契約」って、どういう意味なの?
賃貸契約という言葉は、2つの言葉からできている。「賃貸」というのは、つまり「物を借りたり貸したりすること」という意味だ。そして「契約」というのは、つまり「二人以上の人が、互いに守ることを約束する決まり」という意味なんだ。だから「賃貸契約」は、「家を借りることに関する約束」という意味になるわけだ。
具体的には、こういう図式になる。家を持っている人(これを「貸す人」という意味で「賃貸人」と呼ぶ)が、その家に住みたい人(「借りる人」という意味で「賃借人」と呼ぶ)に対して、「この家を月々いくらで貸しますよ」と提案する。そして借りたい人が「その条件で借ります」と同意すると、そこで契約が成立する。この関係をずっと続けていくための、細かいルールを全部書いたのが「賃貸契約書」なわけだ。
大事なのは、この契約は「どちらか一方が勝手に終わらせることはできない」という点だ。もし家の持ち主が「やっぱり売ってしまいたいから出ていってほしい」と言っても、契約期間中は借りている人は住み続けられる権利がある。これを「借地借家法」という法律で保護されている。逆に、借りている人が「急に引っ越したい」と思って、一カ月で出ていってしまったら、残りの家賃を払う義務が発生する場合が多い。こういう「双方の権利と義務」をはっきり決めておくのが、賃貸契約なんだ。
賃貸契約と売買契約の違い
ここで「契約」という点で、売買契約と区別して理解しておくといいよ。売買契約というのは、つまり「物を売ったり買ったりするときの契約」だ。これは一度契約が成立したら、モノの所有権が売り手から買い手に移る。つまり、その物はもう売り手のものじゃなくなるわけだ。
でも賃貸契約は違う。家はあくまで持ち主のものだ。借りている人が死ぬまで住んだとしても、その家は持ち主のものなんだ。だから、借りている人は「使用権」、つまり「この家を使う権利」は持つけど、「所有権」という「自分のものとして売ったり壊したりする権利」は持たないわけだ。このあたりが、売買と賃貸の大きな違いだ。
賃貸契約書に必ず書いてある5つのこと
では、実際に賃貸契約書を見てみようか。不動産屋さんから渡される契約書は、けっこう分厚くて、細かい字がいっぱい書いてある。でも大体のことは、決まった項目に書いてあるんだ。知っておくと、「何が書いてあるのかわけわかんない」という状態が、ずっと楽になるよ。
その1:賃貸人と賃借人の情報
まず一番最初に、この家を貸す人の名前と住所、借りる人の名前と住所が書いてある。これは「誰と誰が契約を結ぶのか」をはっきりさせるためだ。特に借りる人の欄には、自分の本名、生年月日、職業、連絡先などが全部書かれる。これは「この人が契約を守れない人じゃないか」を確認するためだ。昔お金を借りるのに失敗したとか、前に賃貸契約を破ったことがあるとか、そういう人かどうかを調べるんだ。だから「正確な情報を書く」というのが大事なわけだ。
その2:物件の説明と家賃
次に、「どこにある、どんな家か」というのが書いてある。住所は当然として、「2階建てなのか、マンションなのか」「部屋の広さは何平方メートルか」「トイレはついてるのか」なんていう細かいことまで書いてある。
そして月額の家賃(家を借りるときに毎月払うお金)が書いてある。大事なのは、「家賃」は、あくまで部屋を借りるお金であって、ガス代や電気代、水道代は別だということだ。これを混同している人がけっこういるから気をつけてね。また「敷金」と「礼金」という、最初に払うお金のことも書いてある。敷金というのは、つまり「退去するときに壊したとこを直すのに使うお金」という意味で、返ってくるお金だ。礼金というのは、つまり「家を貸してくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めたお金で、返ってこないお金だ。
その3:契約期間
「いつからいつまで借りるのか」という契約期間が書いてある。日本では「2年間」という契約期間がスタンダード(つまり標準的)だ。2年経ったら、「もう1回2年で契約を更新しますか?」という話になるわけだ。新しく契約を結び直すことを「更新」と呼ぶ。このとき「更新料」という、また別のお金を払う場合が多い。これも地域や物件によって違うから、契約書を見てチェックしておく必要がある。
その4:退去するときの条件
引っ越すときに、どういう状態で返さなきゃいけないのか、というのが書いてある。「どんな傷は直す必要があって、どんな傷は仕方ないのか」というのが、結構トラブルの原因になるんだ。例えば、子どもが壁に落書きしちゃった場合、それは借りた人が直すべき傷なのか、それとも「普通に住んでれば仕方ないもの」として扱われるのか。こういうことが詳しく書いてある。
昔は「引っ越すときは全部きれいに直して返さなきゃいけない」という流儀が強かったけど、今は「普通に暮らしていて自然にできた傷は、貸す人が負担すべき」という考え方が強くなってきた。だから契約書に「どこまでが借り手の責任か」がはっきり書いてあるわけだ。
その5:禁止事項と特別なルール
最後に、「この家ではこういうことをしちゃダメですよ」という禁止事項が書いてある。ペットを飼ってもいいのか、友だちを泊めてもいいのか、壁に穴を開けてもいいのか、なんていう細かいことが全部書いてある。また、「隣の人に迷惑をかけたら退去させられる」とか「家賃を3カ月滞納したら契約を解除される」なんていう、特別なルールも書いてあるんだ。
賃貸契約を結ぶまでの流れ
では、実際に賃貸契約を結ぶまで、どういう流れで進むのかを説明しよう。これを知っておくと、不動産屋さんから「次はこれをしてください」と言われたときに、戸惑わなくなるよ。
ステップ1:物件を探す
まず、インターネットのサイトや不動産屋さんに行って、「こんな条件の家を探してください」と言う。「駅から近い」「家賃が安い」「一人暮らしに向いてる」なんていう希望を伝えるわけだ。そして候補を絞ってから、実際に見に行く。これを「内見」という。
ステップ2:申し込みを出す
「この家を借りたい」と決めたら、「申し込み書」というのを不動産屋さんに出す。これは「買い付け申し込み」みたいなもので、つまり「私はこの家を借ります」という宣言だ。まだ契約してるわけじゃなくて、「仮の約束」みたいな感じだ。このときに、「クレジットカード払いで大丈夫か」とか「ペット飼ってもいいか」みたいな質問も一緒にしておくといいよ。
ステップ3:審査を受ける
申し込みが通ると、不動産屋さんや大家さんが、「この人は家賃をちゃんと払える人か」「問題を起こさない人か」という審査をする。職業を確認されたり、前の引っ越しのときに問題がなかったかとか、そういうことを調べるわけだ。この審査に通らなかったら、その家は借りられない。
ステップ4:重要事項説明を受ける
審査が通ったら、不動産屋さんが「重要事項説明書」という書類を使いながら、契約の内容を説明してくれる。この説明を受けるときに、わからないことがあれば「これはどういう意味ですか?」と質問するのが大事だ。説明してくれた人が、その物件についての第一人者だからね。
ステップ5:契約を結ぶ
いよいよ契約書にサインして判を押す。このとき、敷金と礼金、それから最初の月の家賃(日割り計算されることがある)を払わなきゃいけない場合が多い。銀行振込の場合もあるし、現金で払う場合もある。こういう「いつまでに、どうやって払うのか」というのも、契約書に書いてあるから確認しておくことが大事だ。
また、契約書は2部(または3部)作られて、不動産屋さん、大家さん、借り手が1部ずつ持つ。だから「自分の契約書のコピーをもらう」ということを忘れずにね。これは後で「言った言わない」というトラブルになったときの証拠になるんだ。
賃貸契約でよくあるトラブルとその対処法
最後に、実際に起こりやすいトラブルと、それへの対処法を説明しておくよ。こういう話を知っておくと、事前に問題を防ぐことができるんだ。
トラブル1:敷金が返ってこない
引っ越すときのトラブルで一番多いのが、これだ。「壁が傷んでるから」「床が汚れてるから」という理由で、敷金から大量にお金を引かれてしまうわけだ。でも実は、日本の法律では「普通に暮らしてて自然にできた傷は、家の持ち主が直すお金を払うべき」と決まってるんだ。
対処法としては、引っ越すときに大家さんや不動産屋さんと一緒に物件をチェックするときに、「これはどうします?」ときちんと確認しておくことだ。そして、敷金の精算書が送られてきたとき、「この傷は自分がつけたものじゃない」と思ったら、その旨を書いた手紙を送り返すんだ。ひどい場合は、弁護士や消費者センターに相談することもできるよ。
トラブル2:更新のときに家賃が上がる
2年ごとに契約を更新するときに、「今度から家賃が月3000円上がります」と言われることがある。これ自体は、法律では禁止されてないんだ。でも、値上げの理由が納得できなかったり、相場より明らかに高い場合は、不動産屋さんと交渉することができる。「この辺で同じくらいの物件はもっと安い」という証拠を集めて交渉してみるといいよ。
トラブル3:修繕をしてくれない
天井から雨が漏ってるとか、トイレが壊れてるとか、そういう「生活に必要な部分が壊れてる」場合は、家の持ち主が直す義務があるんだ。でも、大家さんが「修繕はまた後で」と言ってくれないことがある。この場合は、不動産屋さんに「修繕の日程を決めてほしい」と相談するか、最悪の場合は「修繕が終わるまで家賃を払わない」という手段もある。ただし、これをするなら、弁護士に相談してからの方が安全だ。
こうしたトラブルを防ぐためには、契約のときに「修繕について、誰の責任か」をはっきりさせておくことが大事なんだ。壊れたときに「これは誰が直すんですか?」と契約書を見ればわかる状態にしておくわけだ。
