「高校生なのに学校に毎日行かなくていいの?」「卒業資格はちゃんともらえるの?」通信制高校って聞いたことあるけど、実際のところがよくわかっていない人も多いよね。じつは日本の高校には、全日制・定時制・通信制という3つのタイプがあって、通信制高校は「自分のペースで高卒資格を取れる学校」なんだ。この記事を読めば、通信制高校がどんなところで、どんな人に向いているのか、すべてわかるよ。
- 通信制高校は自宅学習が中心で、登校日が少なく自分のペースで進められる学校のこと
- 全日制や定時制と同じ高等学校卒業資格が取れるので、進学や就職にも対応できる
- 自分で学習を進める力が必要で、メリット・デメリットが両方あるから、自分に合った選択を
もうちょっと詳しく
日本の高校は「全日制」「定時制」「通信制」の3つに分けられるんだ。全日制は毎日学校に行くのが当たり前だけど、通信制はスクーリング(つまり、学校に行って授業を受けたり面接指導を受けたりすること)の時間が大幅に少ない。代わりに、自分でテキストを読んだり動画を見たりして学習する「通信教育」が中心になる。でも、ちゃんと試験を受けて、決められた単位を取れば、全日制高校と同じ高卒資格がもらえるんだよ。昔は「通信制は進学に不利」と思われていたけど、今はそんなことはないよ。きちんと勉強すれば、大学に進学することも、就職することもできるんだ。
高卒資格は同じだけど、取り方が違う。それが通信制高校の基本。
⚠️ よくある勘違い
→ その通り、よくある誤解だ。でも実は違う。通信制高校で取った高卒資格は、全日制高校の資格と法律上まったく同じなんだ。大学受験にも、就職にも、使える資格だよ。
→ これが正解。文部科学省(国の教育を管理する部門)が決めているルールだから、資格としての価値は同じなんだ。実際に大学に進学した人も、有名企業に就職した人も、通信制から大勢いるよ。
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通信制高校と全日制高校は何が違うの?
毎日の過ごし方が全然違う
全日制高校に通ってる友だちを思い浮かべてみてほしい。朝8時に学校に着いて、1時間目から6時間目まで授業があって、お昼は給食か弁当を食べて、放課後は部活に行く。だいたい夕方4時や5時くらいまで学校にいるよね。それが毎日、週5日だ。
一方、通信制高校の生活はぜんぜん違う。基本は自宅学習なんだ。指定されたテキストを読んで、動画で授業を見て、課題をやって、メールで提出する。あるいはオンラインで授業に参加することもある。つまり、教室で机に座って先生の話を聞く「授業」がないんだ。その代わり、自分の好きな時間に、好きなペースで勉強を進められるんだよ。
では学校には行かないのか?というと、そうではない。スクーリングという制度で、年に数回から月1回くらい学校に来る必要があるんだ。これは「通信教育だけだと、実際にみんなで学んだり実験したり、先生に相談したりする機会がなくなるから、ちゃんと学校に来て面接形式で学びなさい」というルールだからね。このスクーリングで初めて同級生や先生に会うという人も多いよ。
だから、通信制高校の生活は「自宅で自分で勉強する時間がほとんどで、月1回とか年に数回、学校に行って実習や面接指導を受ける」という感じになるんだ。これができる人には最高だけど、「学校に行く」という強制力がないから、やりきれない人もいるんだよ。
スクーリングとはどんなもの?
「スクーリング」って聞くと難しい言葉だけど、つまり「実際に学校に来てリアルに授業を受けること」って意味だ。全日制高校では毎日これをやってるけど、通信制高校では必要最小限に抑えられてるんだ。
スクーリングでは何をするかというと、いろいろある。まず、実験が必要な科目(化学とか物理とか)は、自宅ではできないから、学校に来て実験室でやる。それから体育の授業も、自宅では難しいから、学校で体育館を使ってやることが多い。あと、先生が「これはちゃんと説明するから学校に来てほしい」って思う授業の面接指導も、スクーリングの一部だ。
スクーリングの期間や回数は学校によって違うんだ。「月に1回、土曜日に半日だけ」という学校もあれば、「夏休みや春休みに1週間、集中してスクーリングを受ける」という学校もある。自分の生活に合わせて選べるのが、通信制高校のいいところだったりするんだよ。
通信制高校を選ぶ人は、どんな事情があるの?
スポーツや芸能活動と両立したい
通信制高校の生徒の中で、一番多い理由がこれだ。プロ野球選手を目指してる野球少年、バレーボール選手として活動してる女の子、YouTuberやアイドルとして活動してる人、アーティストとして音楽活動をしてる人、そういう人たちが「毎日学校に行ってたら、自分の活動ができない」という理由で、通信制高校を選ぶんだ。
つまり、全日制高校は「朝から晩まで学校に拘束される」から、プロの活動をしてる人には向かないんだ。でも通信制高校なら、活動の時間を優先できて、空いた時間で勉強を進められるから、両立がしやすいんだよ。これは通信制高校の大きなメリットの一つだ。
実際、プロ野球の選手たちの中にも、「高校時代は通信制高校にいた」って人、結構いるんだよ。野球に全力で取り組みながら、高卒資格も取る。そういう選択ができるのが、通信制高校なんだ。
全日制高校に行きづらい理由がある
もう一つの大きな理由は「全日制高校がしんどい」ということだ。これは人によって理由が違うんだ。例えば、いじめを受けた。学級内での人間関係がうまくいかなかった。発達障害や不登校の傾向がある。そういう人が「全日制高校は毎日行かなきゃいけないし、人間関係も多いし、つらい」って感じて、通信制高校に入り直すってケースが多いんだ。
通信制高校なら、登校日が少ないから「毎日の人間関係のストレス」が減るんだ。それに、自分のペースで勉強できるから、焦る必要もない。やり直したい人にとって、心理的な負担が少ない環境を作れるんだよ。
実際、全日制高校に1年いて、「ここは合わない」って思った人が、通信制高校に転校して、初めて「あ、高校って楽しいかもしれない」って思えたって話も多く聞くんだ。
働きながら高卒資格を取りたい
昼間は働いて、夜間に勉強して高卒資格を取る。そういう人向けの選択肢が通信制高校だ。定時制高校(つまり、午後4時くらいから夜間に授業をする高校)もあるけど、定時制高校は週5日で毎日学校に行く必要があるんだ。それに対して、通信制高校なら「月1回だけ学校に来て、あとは自分の時間で勉強」という選択ができるんだよ。
仕事をしてる人にとって「週5日、毎日学校に行く」のは難しいけど、「月1回くらい、スケジュールを調整して学校に行く」なら、何とかできるかもしれない。だから、働く人の選択肢として、通信制高校が選ばれるんだ。
病気や体調が不安定
難病を抱えてる人。週のうち何日かは体調が悪くて学校に行けない人。そういう人たちにとって、全日制高校は「毎日出席が当たり前」という制度が、すごく大変なんだ。
通信制高校なら、病気で学校に行けない日があっても「自宅で勉強を進めちゃえばいい」という柔軟な対応ができるんだ。体調のいい日に勉強を進めて、体調が悪い日は無理をしない。その中で、月1回のスクーリングだけは工夫して参加する。そういう調整ができるのが、通信制高校の強みなんだよ。
通信制高校の「いいところ」と「大変なところ」
通信制高校のメリット
まず、自分のペースで学習できるというのは、本当に大きいんだ。全日制高校は、先生のペースで授業が進むから、わからないままもどんどん進んじゃう。でも通信制なら「この部分がわからないから、動画を何度も見直そう」とか「得意な科目は先に進もう」とか、自由にできるんだ。これは、学習効率がいい人にとって、すごくいい環境だよ。
次に、時間に余裕ができるというメリットがある。毎日学校に行かないから、その分の時間を他のことに使える。バイトを増やすこともできるし、趣味に没頭することもできるし、自分のやりたいことに時間を費やすことができるんだ。
そして、人間関係のストレスが少ないというのも大事だ。全日制高校は「毎日、決まったメンバーと過ごす」から、相性の悪い人がいると本当にしんどい。でも通信制なら、スクーリングの時だけ学校に来るから、人間関係のプレッシャーが軽いんだよ。
通信制高校の大変なところ
一番大事なのは「自分で勉強を進める力が必要」ってことだ。学校が強制してくれないから、やる気がないと、やることが溜まっちゃう。「課題の期限が来週までだ」って決まってても、やらない人はやらないんだ。そうすると、後々になって「あ、これやってない」「これもやってない」って気づいて、パニックになることもあるんだよ。
全日制高校は「毎日学校に行く」という強制力があるから、それが「やらなきゃいけない」っていう気になる。でも通信制は「自分でやるしかない」んだ。この自己管理ができるかどうかで、人生が変わるくらい大事なんだ。
もう一つは「同級生との関係が薄い」ということだ。登校日が少ないから、友だちが少なくなる傾向があるんだ。全日制高校なら「毎日顔を合わせてるから、自然と友だちになる」けど、通信制は「月1回しか会わない」から、関係が深まりにくいんだよ。もちろん、それが気にならない人もいるけど、「学校生活で友だちがほしい」って人には、つらいかもしれないね。
あと、スクーリングに参加できないと、単位がもらえないんだ。これは「自宅学習だけだと、実際に学んだかどうか確認できないから、学校に来て確認させてください」というルールだからね。だから「仕事が忙しくてスクーリングに参加できない」とか「病気が悪化して学校に来れない」ってなると、単位がもらえず、卒業が遅れることもあるんだ。
通信制高校卒業後の進路は?
大学に進学できるのか
ここはすごく多くの人が誤解してるんだけど、通信制高校から大学に進学することは、もちろん可能なんだ。なぜなら「高卒資格は同じ」だからね。大学の受験要件は「高等学校卒業程度の学力を有すること」なんだ。つまり、通信制高校で高卒資格を取れば、その条件を満たすんだよ。
ただし、注意点がある。通信制高校だから「勉強しなくてもいい」わけではなくて、むしろ「自分でちゃんと勉強できる人」じゃないと、大学受験には勝てないんだ。全日制高校の生徒は、毎日学校で先生に教えてもらってるから、ある程度の学力がつく。でも通信制高校の生徒は「自分で勉強した人だけ」成績が伸びるんだ。だから、大学進学を目指すなら、通信制高校に入った時点で「自分で勉強する覚悟」が必要なんだよ。
実際、有名大学に進学した通信制高校出身者もいっぱいいるんだ。彼ら・彼女たちは「通信制でも、自分のペースで集中して勉強した」って人たちなんだ。つまり、本気度次第で、大学進学は十分可能ってわけだよ。
就職活動はどうなるの?
高卒資格があれば、就職活動もできるんだ。企業の採用要件は「高等学校卒業程度の学力」って書いてあることが多いけど、通信制高校卒でもそれを満たすんだから、応募することができるんだ。
ただし、企業によっては「学校推薦」っていうのがあるんだ。これは「この学校の生徒なら、うちの会社として採りたい」って企業と学校が関係を持ってて、先生が「この子をうちの会社に推薦します」って言ってくれるシステムなんだ。全日制高校だと、この学校推薦がいっぱいあるんだけど、通信制高校だと少ないことが多いんだ。なぜなら「企業が通信制高校とつながりが薄い」からなんだよ。
だから、通信制高校の場合は「学校推薦に頼らず、自分で企業を探して、自分で応募する」という一般受験の形になることが多いんだ。これは「手間がかかる」という見方もあるけど、「自分のやりたい仕事を見つけやすい」という見方もあるんだよ。
実は専門学校も選択肢
高卒資格があれば、専門学校に進学することもできるんだ。看護師になる、トリマーになる、プログラマーになる、そういう専門スキルを学べる学校だ。通信制高校から専門学校に進学する人も、結構いるんだよ。
むしろ「大学には進学したくないけど、手に職をつけたい」って人にとっては、専門学校の方が合ってるかもしれないね。4年制大学より早く社会に出られるし、実践的なスキルが身につくからね。
