就職活動って何?わかりやすく解説

高校生になると、「就職活動」という言葉をよく聞くようになるよね。親や先輩が「就職活動が大変だった」とか「面接ってドキドキする」って話しているのを聞いたことあると思う。でも実際のところ、就職活動って具体的に何をするのか、なぜこんなに大事なのか、よくわからない人も多いはず。この記事を読めば、就職活動の全体像がつかめて、将来の自分の進路をイメージしやすくなるよ。

先生、『就職活動』ってよく聞くけど、そもそも何ですか?

いい質問だね。就職活動とは、高校や大学を卒業して会社で働くために、企業に採用してもらおうと活動することなんだ。つまり、自分がどの会社で働きたいのか探して、その会社に「私を雇ってください」と自分をアピールするプロセスのこと。思いっきり簡単に言うと、「会社の入学試験を受ける」みたいな感じだよ。
「会社の入学試験」ですか。何か難しそうですね。具体的には何をするんですか?

大きく分けると、①気になる会社を探す、②エントリーシート(応募書類)を書く、③筆記試験を受ける、④面接を受ける、という流れ。エントリーシートというのは、会社に提出する「自己紹介シート」みたいなもので、自分の学生時代の経験や、なぜこの会社に入りたいのかを書く。その後、筆記試験と面接で、本当にこの人は欲しい人材かどうかを会社が判断するわけ。
面接って、何人かの人の前で質問に答えるやつですか?

そうそう!面接官という人たちが、君に色々と質問するんだ。「なぜ当社に入りたいのか」「学生時代にがんばったことは」みたいな質問をされて、その返答から「この人は当社に合ってるか」「一緒に働きたいか」を判断する。つまり、試験というより、会社と君がお互いに『この関係うまくいきそうだな』って確認する時間だと思うといいよ。
📝 3行でまとめると
  1. 就職活動は 高校や大学卒業後に会社で働くための採用試験 で、企業に自分をアピールするプロセスのこと
  2. エントリーシート・筆記試験・面接 などを通じて、企業が「この人と一緒に働きたい」かを判断する
  3. 準備期間は約半年~1年 で、多くの生徒が3年生の夏から秋にかけて本格的に活動を開始する
目次

もうちょっと詳しく

就職活動がなぜこんなに大事かというと、これから40年以上も働く「会社」を選ぶ人生の大きな分岐点だから。選ぶ会社によって、毎日の生活、給料、やりがい、人間関係が全部変わってくる。だから、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな環境で働きたいのかを真剣に考えて、企業側も「この人に来てほしい」と思ってくれる状態を作る必要があるわけ。つまり、就職活動は「自分探しの冒険」でもあるんだ。

💡 ポイント
就職活動は企業の試験じゃなくて、「自分と会社のマッチング」を確認する双方向のプロセス。だから、企業研究をして、自分がその会社で何がしたいのかを言えることが大事だよ。

⚠️ よくある勘違い

❌ 「就職活動は、できるだけたくさんの企業に応募すればいい」
→ いっぱい応募すればいいわけじゃない。むしろ、自分のやりたいことを明確にして、本当に合っている企業に集中した方が、企業側にも気持ちが伝わって採用されやすくなる。「どこでもいい」という気持ちは、意外と相手に伝わってしまうんだ。
⭕ 「就職活動は、自分の軸を決めて、本当に合う企業を見つけることが大事」
→ 「自分は何がしたいのか」「どんな環境で働きたいのか」という軸を決めてから、企業を探す。そうすると、企業研究も応募理由も書きやすくなるし、採用試験でも自分らしさが出る。
なるほど〜、あーそういうことか!

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就職活動って、いつから始まるの?

一般的なスケジュール

就職活動が本格化するのは、高校3年生(または大学3年生)の夏から秋にかけて。もちろん、その前から準備している人もいる。例えば、3年生になる前の冬休みに企業研究を始めたり、学校の進路ガイダンスに参加したり、という感じだね。

でも、ほとんどの企業は、採用試験を解禁する時期が決まっていて、それが大体3年生の夏。つまり、「この時期から本気で採用活動を始めますよ」という合図。それまでは、説明会に参加したり、企業のホームページを見たり、という情報収集の時期なんだ。そして秋から冬にかけて、本格的なエントリーシートの提出や筆記試験、面接が行われる。これを「採用試験シーズン」って呼ぶよ。

早期の準備が大事な理由

就職活動は「試験」だから、もちろん準備が大事。学校の試験だって、前の日に勉強するより、1ヶ月前から少しずつ勉強した方がいいのと同じ。就職活動も、本格化する前から、自分がどんな仕事をしたいのか考えたり、企業のことを調べたり、という準備をしている人は、本番で落ち着いて対応できるんだ。

また、企業によっては「インターンシップ」という、在学中に実際に会社で短期間働く経験をさせてくれる制度がある。これは本来、会社と学生がお互いに「本当に合ってるか」を確認するためのもの。インターンシップに参加して「あ、この会社いいな」って思ったら、そこに本格的に就職活動をかけるというパターンもあるわけ。だから、早めに動いている人は、こういうチャンスを逃さずに準備できるんだよ。

💡 ポイント
スケジュールは学年によって違う。高卒(高校卒業後すぐ働く)と大卒(大学卒業後に働く)で時期は違うから、自分の進路に合わせて確認することが大事!

エントリーシート、筆記試験、面接って何?

エントリーシートについて

エントリーシートは、企業に提出する「自己アピール書類」だと思おう。学校の願書みたいなもの。「私はこんな人間です。なぜこの会社に入りたいのか」ということを、限られた紙面(またはネット上の入力フォーム)に書く必要がある。

よく聞かれる質問は「学生時代にがんばったことは?」「当社を志望する理由は?」「10年後、どんな仕事をしていたいか?」という感じ。これらの質問に答えることで、採用担当者は「この学生は何を大事にしているのか」「うちの会社の仕事をちゃんと理解しているか」を判断する。

大事なのは、いい加減に書かないこと。「どの会社でも使える、テンプレート的な回答」は、採用担当者にすぐバレてしまう。例えば、「あなたの高校時代の経験で、一番がんばったことは?」という質問に「勉強をがんばった」と書くだけでは、採用担当者には「この人は個性がない」って思われてしまう。でも「部活動のサッカー部では、初心者から始まったけど、毎日自分で動画を見て練習方法を研究して、3年生の時にレギュラーを獲得しました。この『どうしたら上手くなれるか』を考える癖は、仕事でも活かせると思います」という風に、具体的でかつ会社に関連付けると、採用担当者の目に止まるようになるんだ。

筆記試験について

筆記試験は、国語や数学の学校の試験とは違う。大きく分けて3種類の試験がある。

まず「適性検査」というのがあって、これは「この人の性格や適性が、会社の仕事に向いているか」を診断する試験。時間内にたくさんの質問に答えるもの。「困った時はどう対応する?」「集団で仕事をする時、あなたはどんな役割をしますか?」みたいな質問が出る。この試験は、「正解・不正解」っていうより「その人の性格や考え方の傾向」を見るものだから、『いい回答を目指す』というより『自分らしく答える』ことが大事。

次に「学力試験」というのがあって、これは国語・数学・英語など、学校で習うような問題が出ることもある。特に、企業によっては「会社に入ってから、ちゃんと教育を受けられるような基礎学力があるか」を確認したい場合がある。

最後に「SPI」(エス・ピー・アイ)という試験が一番多い。これは、言語分野と非言語分野に分かれていて、簡単に言うと「国語と算数」みたいなもの。言語分野では「文章を読んで、正しい意味の選択肢を選ぶ」という問題が出るし、非言語分野では「順序を並び替える問題」「確率の計算」みたいな問題が出る。高校までの勉強をちゃんとしていれば、特別な対策がなくても大丈夫だけど、苦手な人は参考書で対策をすることもある。

面接について

面接は、いわば「対面での自己アピール」。採用担当者と向かい合って、質問されたことに答える。学校の面接試験と基本は同じだけど、企業の面接は「その人の本当の姿勢や個性を知りたい」という目的がある。

面接の流れは、大体こんな感じ。①待合室で待つ→②面接官に「どうぞ、入ってください」と言われてドアを開ける→③席に座る→④面接官が自己紹介(「私はこの会社の〇〇という部署の人事です」)→⑤面接官が質問をして、あなたが答える→⑥最後に「何か質問はありますか?」と聞かれて、あなたが質問する→⑦終了。大体20~40分程度で終わることが多い。

面接で大事なのは、マナー。入室の時に「ノックは3回、ドアはゆっくり開ける」「椅子に座る時は面接官に『座っていいですか』と言ってから座る」「お辞儀の角度は45度」みたいなルールがある。これらは全部、「会社で働く人として、基本的なマナーが身についているか」を見ているわけ。でも最も大事なのは、マナーの技術じゃなくて「相手の目を見て、堂々と自分の考えを言う」ということ。オドオドしていたり、つい目をそらしたりすると「この人、本気じゃないのかな」って思われてしまう。

💡 ポイント
面接で答える時は、短すぎず長すぎず、「1分~1分半」くらいが目安。長すぎると面接官は「結局何が言いたいんだろう」ってなってしまうし、短すぎると「この人、真剣じゃないのかな」って思われちゃう。

企業研究と自己分析、何が違うの?

企業研究とは

企業研究は、「その会社のこと、しっかり調べること」。つまり、志望企業がどんな会社なのか、何をしている会社なのか、どんな社風なのか、給料や福利厚生はどうなのか、という情報を集めるんだ。

調べる時は、まず企業のホームページを見る。だいたいのホームページには「会社の歴史」「事業内容」「従業員数」「本社の場所」みたいな基本情報が載っている。そして、その会社が出している採用ページを見ると、「この会社はどんな人を探しているのか」「入社後のキャリアはどうなるのか」みたいなことが書いてある。

さらに、企業説明会という、会社の人が来て「うちの会社ってこんな会社ですよ」と説明してくれるイベントに参加したり、インターンシップで実際に会社の中を見たり、という方法もある。あるいは、新聞記事やニュースで「その会社の最近の動き」を調べるという方法もあるよ。

大事なのは、「その会社でなぜ働きたいのか」を、具体的に説明できるようになること。例えば「自動車メーカーで働きたいです」じゃなくて「A自動車会社は電動車の開発に力を入れていて、私はこの会社で環境に優しい車づくりに携わりたいです」という風に、具体的で、かつその会社の特徴に触れた答え方ができると、採用担当者は「あ、この人はうちの会社のこともちゃんと調べてくれてるんだな」って思う。これが「就職活動で企業研究が大事」と言われる理由なんだ。

自己分析とは

自己分析は「自分のこと、しっかり知ること」。つまり、「自分は何が好きなのか」「自分は何が得意なのか」「自分の弱点は何か」「学生時代で一番がんばったことは何か」みたいなことを、真剣に考える。

これは、エントリーシートを書く時や面接で答える時に、「自分のことを自分の言葉で説明できる」ようになるためのプロセス。例えば、面接で「あなたの強みは何ですか?」と聞かれた時に、自分が自己分析をしていなければ、「えっと…何だろう…」ってなってしまう。でも、自己分析をしていれば「私の強みは、目標を決めたら、それを達成するまで粘り強く取り組むことです」みたいに、堂々と答えられるわけ。

自己分析の方法としては、「高校時代の思い出を全部書き出す」→「その中で『楽しかった』『がんばった』と思うことを選ぶ」→「なぜそれが楽しかったのか、自分の何が活躍したのかを考える」という流れが一般的。時間がかかるけど、この過程を通じて「あ、自分ってこういう人間だったんだ」って気づくことが多いんだ。

企業研究と自己分析のつながり

企業研究と自己分析は、一見別々のもののように見えるけど、実は密接に関連している。自己分析をして「自分は人間関係を大事にするタイプだ」って気づいたら、「では、そういう自分に合った会社はどこだろう?」という風に、企業研究につながる。逆に、「営業職ってどんな仕事なんだろう?」という企業研究をしていく過程で「あ、自分は営業に向いてるかも」って自己分析も深まる。だから、この2つを同時並行で進めるのが、効果的な就職活動のポイントなんだよ。

💡 ポイント
企業研究と自己分析は、つなげて考えることが大事。「自分がどんな仕事をしたいのか」が分からないと、企業研究もピンボケになってしまう。

就職活動で気をつけるべきこと、これだけは知っておこう

企業選びで失敗しないために

企業選びで一番大事なのは「給料や企業の有名度だけで判断しない」ということ。例えば、すごく有名な大手企業でも「自分のやりたいこととは全く関係ない仕事をさせられる」「人間関係がドロドロしている」という場合もあるし、聞いたことないような中小企業でも「自分のやりたいことができる」「会社の人みんなが仲がいい」という場合だってある。

だから、「自分が何をしたいのか」「自分がどんな環境で働きたいのか」を明確にしてから、企業を選ぶことが大事。そして、もし内定をもらった後で「あ、これ思ってたのと違う」って気づいても、内定を辞退することもできる。つまり、就職活動は「ここで決めたら絶対変えられない」ってわけじゃなくて、「自分が納得できる選択をするまで、何度もやり直せるプロセス」なんだ。もちろん、何度もやり直すと時間がかかるし、疲れるけど、自分の人生に関わることだから、妥協しない方がいいよ。

親や先生に相談する大事さ

就職活動をしていると、「エントリーシートをどう書こう」「面接が不安だ」「本当にこの企業でいいのか」という悩みがたくさん出てくる。そんな時は、絶対に親や学校の先生、キャリアカウンセラーに相談することをお勧めする。

例えば、エントリーシートを書いた時に「この文章で大丈夫?」って先生に見てもらうと「ここはもっと具体的に書いた方がいいよ」とか「この例え話は分かりにくいから直してみて」とか、アドバイスをくれる。そういう第三者の視点は、自分では気づけないアドバイスをくれることが多いんだ。また、面接前に「面接ってどんな感じですか?」って先生に聞くと、実際に企業の採用試験を見たことがある先生からは「こういう質問がよく出るよ」とか「この時はこんなマナーが大事」とか、実践的なアドバイスがもらえる。

親に相談するのもいい。親は「あなたのこと」を一番長く見ている人だから「あなたは実は〇〇が得意じゃん」とか「あなたはこういう環境で活躍できるタイプだよ」とか、自分では気づけない本当のことを言ってくれることが多い。だから、親の意見も参考にしながら、最後は自分で決める、という進め方が理想的。

心身の健康を保つことの重要性

就職活動は、正直ストレスが多い。毎日エントリーシートを書いたり、企業研究をしたり、面接の練習をしたりして、「うまくいくのかな」「不採用になったらどうしよう」という不安と隣り合わせだから、心が疲れやすい。だから、就職活動中も、十分な睡眠をとったり、好きなことをしたり、友達と遊んだり、という「気分転換」が絶対に必要。

実は、心と体が疲れている時の面接は、絶対に上手くいかない。疲れている時は、目も虚ろだし、声も覇気がなくなるし、考えたことを上手く言葉にできなくなる。だから「就職活動が全て」みたいに、24時間就職活動のことを考えるんじゃなくて「朝9時から夜8時までは就職活動に集中して、それ以外の時間は自分のために使おう」という風に、メリハリをつけることが、結果的に就職活動を成功させるコツなんだ。

💡 ポイント
就職活動で落ち込むことはいっぱい出てくる。内定がもらえず、不採用通知をもらうこともある。でも、それは「自分ダメなんだ」じゃなくて「その会社と自分が合わなかったんだ」くらいの気持ちで、切り替えることが大事。
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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。