血液検査って何?わかりやすく解説

学校の健康診断や病院の診察で「血液検査しましょう」と言われたことって、ありますよね。でも「血を取られるのは怖いし、何のためにやるのか意味不明…」って思っていませんか?実は血液検査は、あなたの体の中身を知るための超重要な調査なんです。この記事を読めば、血液検査がどんなことをしているのか、なぜ必要なのかが、スッキリわかります。

そもそも血液検査ってなんですか?何で血を取られるんですか?

いい質問だね。血液検査っていうのは、腕の静脈から少量の血液を採取して、その中身を調べる検査のことだよ。血液は体中の栄養、酸素、それに健康状態の情報を運んでいるんだ。だから、血液を調べれば、その人の体の状態がわかるというわけ。
血液を調べるって、どんなことがわかるんですか?

いろいろ見えてくるんだ。たとえば、赤血球の数が正常か、栄養不足じゃないか、白血球が多すぎないか。つまり、体が感染症にかかってないか、貧血じゃないか、糖尿病の傾向がないか、といったことがわかる。血液は体の健康状態を映す鏡みたいなものだね。
血液検査は、誰が受けるんですか?

いい質問だ。学校の定期健康診断を受ける子も多いし、病院の診察を受ける時に医者が勧めることもある。それにね、献血だって血液検査の一種だし、妊婦検診でも必ずやるんだ。つまり、人生のいろいろな場面で血液検査は必要になってくるんだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 血液検査は、腕から血を取って体の健康状態を調べる検査のこと。赤血球や白血球など、血液成分の数や状態を見る。
  2. 貧血、感染症、栄養不足、糖尿病など、いろいろな病気の有無がわかるから、予防や早期発見に役立つ。
  3. 学校の健康診断、病院の診察、献血、妊婦検診など、人生のさまざまな場面で必要になる重要な検査。
目次

もうちょっと詳しく

血液検査の正体は、あなたの血液に含まれる細胞やタンパク質、化学物質の数や状態を数値で示す検査です。学校の健康診断では、主に「貧血がないか」「栄養状態は大丈夫か」くらいしか見ないことが多いんですが、病院で医者に勧められる血液検査は、もっと詳しく調べます。肝臓の機能、腎臓の機能、血糖値、コレステロール値など、数十種類の項目をチェックして、「あ、この人は〇〇に注意が必要だな」という判断をするんです。つまり、血液検査は、目に見えない体の内部を数値で把握するツールなんですよ。

💡 ポイント
血液1滴で、体全体の健康状態がわかっちゃう!

⚠️ よくある勘違い

❌ 「血液検査で血がなくなっちゃうんじゃないか」
→ 採血する量は、ほんの5〜10ml程度。人間の体全体に約5リットルの血液があるから、検査に使う量は0.1〜0.2%くらい。すぐに新しい血液が作られるので、全然大丈夫。
⭕ 「血液検査は、健康診断には必須の重要な検査」
→ ほんの少量の血液でも、体の健康状態についてものすごく重要な情報が得られる。むしろ、採血量の少なさと、得られる情報量の大きさのギャップが、血液検査のすごいところ。
なるほど〜、あーそういうことか!

[toc]

血液検査ってそもそも何?

血液検査の基本

血液検査というのは、医学の中でも最も古くて、最も使われている検査の1つです。昔の医者たちは、患者さんの体を診察するのに、主に見た目と触った感触で判断していました。でも医学が進むにつれて「目に見えない体の中身を知りたい」という思いが強まって、血液検査という方法が開発されたんです。

血液検査の仕組みは、実はすごく簡単です。腕の静脈から血液をほんの少し取って、それを検査機器に入れると、その血液に含まれるいろいろなものの量が数値で出てくる、というわけ。たとえば、あなたが朝ごはんを食べた後、血糖値(血液の中のブドウ糖の量)が上がるでしょ。血液検査をすれば、その数値が正確に出てくるんです。

血液検査で調べるのは、主に次のようなものです。赤血球の数、白血球の数、ヘモグロビン(つまり、血液に含まれる酸素を運ぶ物質)の量、血小板(つまり、血が止まるようにする細胞)の数。そのほかにも、肝臓の機能を示す数値、腎臓の機能を示す数値、血液の中のタンパク質やコレステロールの量、血糖値、尿酸値など、数十種類の項目を一度にチェックできるんです。

採血の時間はどのくらい?

採血にかかる時間は、実は本当に短いんです。血管に針を刺すのは、ほんの2〜3秒。血液を採取するのに、大体10〜30秒くらいです。その後、止血に少し時間がかかって、全部で5分もあれば十分。学校の健康診断で「採血があります」と言われると、すごく不安になると思うんですが、実際にはあっという間に終わっちゃいます。

ただし、採血の直前にやることがあります。採血の少し前に、どの腕から血を取るか医者が決めて、その腕に「駆血帯」(つまり、採血をしやすくするために、腕に巻く紐みたいなバンド)を巻くんです。これで血管が浮き出やすくなって、針が刺しやすくなるってわけ。採血が終わったら、駆血帯を取って、採血した場所に綿を当てて、少し圧迫するんです。これで止血完了。

血液検査でわかること

貧血を見つける

血液検査でわかることの中で、最も一般的なのが「貧血」です。貧血というのは、つまり血液の中に含まれる赤血球やヘモグロビンが不足している状態のこと。赤血球というのは、肺で酸素をもらって、体全体にその酸素を運び回る重要な細胞なんです。ですから、赤血球の数が少なくなると、体全体に酸素が足りなくなって、倦怠感(つまり、すごく疲れた感じ)、めまい、息切れといった症状が出ちゃうわけです。

学校の健康診断で「貧血気味ですね」と言われることがありますよね。それはね、血液検査の結果から医者が判断したわけです。貧血になる原因はいろいろあって、女の子は月経(つまり、毎月の周期)のせいで、男の子より貧血になりやすいんです。それから、食事で鉄分が足りないのも原因になります。鉄分というのは、赤血球を作るのに必要な栄養素で、レバーとか小松菜とかに含まれているんですよ。

貧血を見つけるために、血液検査では「赤血球の数」「ヘモグロビンの量」「ヘマトクリット値」(つまり、血液全体に占める赤血球の割合)といった項目を見るんです。これらの数値が基準より低いと「この人は貧血気味だな」って判断されるわけです。

感染症にかかってないか確認する

風邪とかインフルエンザとか、体が感染症にかかっているかどうかも、血液検査でわかっちゃいます。その秘密は、白血球という細胞にあります。白血球というのは、つまり、バイ菌やウイルスから体を守る兵隊みたいな細胞のこと。体に侵入してきたバイ菌やウイルスと戦うために、白血球の数が増えるんです。

ですから、血液検査で「白血球の数が多い」という結果が出たら、医者は「あ、この人は今、感染症と戦っているんだな」って理解するわけです。たとえば、あなたが風邪をひいて、病院に行ったとしますね。医者は「念のため血液検査をしましょう」と言って採血するかもしれません。その血液検査の結果で「白血球が1000個以上増えてる」って出たら、細菌感染の可能性が高いって判断されるんです。

また、白血球にはいくつて種類があって、それぞれの役割が違うんです。好中球(つまり、バイ菌や死んだ細胞を食べる白血球)、リンパ球(つまり、ウイルスと戦う白血球)、単球(つまり、体の中をパトロールする白血球)とか。血液検査では、こうした白血球の種類ごとの数も見るんで、「どんな感染症か」ってことがもっと詳しくわかるってわけです。

栄養状態と生活習慣を確認する

あなたの食べた物が、ちゃんと体に吸収されているかどうかも、血液検査で見えてきます。たとえば、タンパク質が足りているか、ビタミンが足りているか、ミネラル(つまり、カルシウムとかマグネシウムとか、体に必要な鉱物みたいな物質)が足りているか、といったことがわかるんです。

それから、血液の中のコレステロール値や中性脂肪の量も見ます。コレステロールというのは、つまり、体の細胞を作ったり、ホルモンを作ったりするのに必要な脂肪の一種なんですが、多すぎると血管にたまって、動脈硬化(つまり、血管が硬くなる病気)になっちゃいます。中学生の時点では、そこまで気にする必要はないんですが、大人になると重要な項目になるんですよ。

また、血液検査では「肝臓が正常に働いているか」「腎臓が正常に働いているか」といったことも見られます。肝臓というのは、つまり、体に入ってきた有害な物質を処理して、尿や便として出す装置。腎臓というのは、つまり、血液をろ過して、不要な物質を尿として出す装置なんです。これらの臓器がちゃんと動いているかどうかは、血液の中の特定の物質の量を見ればわかるってわけです。

血液検査の流れ

検査前の準備

血液検査を受ける前に、やっておくべきことがあります。最も重要なのが「空腹状態で受ける」ということです。特に、血糖値やコレステロール値を調べる場合は、食事の後だと数値が変わっちゃうんです。ですから、朝の健康診断の採血なら、朝食を食べずに行くように指示されることが多いんですよ。

それから、採血の直前に、どの腕から血を取るか確認されます。普通は、利き手と反対の腕から採血するんですが、片方の腕に傷があったり、血管が見つけにくかったりしたら、もう片方の腕から採血することもあります。採血の少し前に、採血する腕を出して、医者に「どこからでもいいですか」って聞かれて、いい返事をするわけです。

採血の実際

採血が始まると、まず採血する腕に駆血帯を巻かれます。この駆血帯は、ゴムバンドみたいなもので、腕を圧迫することで、血管を浮き出やすくするんです。次に、採血する人(看護師さんとか医者)が、アルコール綿で採血する場所を消毒します。これは、バイ菌が入らないようにするためなんですよ。

消毒が終わると、いよいよ針を刺します。これがちょっと怖いと感じる人もいるんですが、実際には、ほんの一瞬だけ痛くて、その後はほぼ痛くないんです。针が血管に入ると、医者は血液を採血用の瓶に流し込みます。この時、医者は「採血瓶を揺らさないようにね」とか「腕の力を抜いてね」とか言うことがあります。これは、血液が固まらないようにするためなんですよ。

採血が終わると、医者は針を抜いて、採血した場所に綿を当てます。この時「このまま少し圧迫してていいですか」と言われることがあります。これは、血が止まるようにするためです。綿を当てたまま、少し腕を動かさないで待つ。大体1〜2分くらいで血が止まります。綿を取った後、もう大丈夫ですが、「採血後1時間は、採血した腕に力を入れないようにしてね」と言われることがあります。

検査結果はいつ出るか

採血した後、血液は実験室に送られて、検査機器で分析されます。学校の健康診断の場合は、検査結果が出るのに1週間〜2週間かかることが多いんです。病院の診察の場合は、その日のうちに結果が出ることもあります。ただし、特別な検査(たとえば、遺伝子検査)を依頼した場合は、もっと時間がかかることもあるんですよ。

検査結果は、通常、医者から説明を受けるか、検査結果の用紙をもらいます。用紙には、いろいろな項目と、その数値が書かれていて、基準値との比較も書かれていることが多いんです。「この項目は基準値より高い」「この項目は基準値より低い」という感じで、ぱっと見てわかるようになっていることが多いですよ。

血液検査の種類

一般血液検査と生化学検査

血液検査には、大きく分けて2つの種類があります。1つ目が「一般血液検査」(つまり、血液の中に含まれる細胞の数や状態を調べる検査)で、2つ目が「生化学検査」(つまり、血液の中に含まれるタンパク質や化学物質の量を調べる検査)です。

一般血液検査では、赤血球、白血球、血小板の数を見ます。これは、ほぼすべての血液検査に含まれる基本的な項目なんです。この検査だけで、貧血や感染症、血が止まらないような病気がないかどうかが、ざっくりわかっちゃいます。

生化学検査では、血液の中に含まれるタンパク質、脂肪、糖、ミネラル、酵素(つまり、体の中で化学反応を起こす物質)の量を見ます。これで、肝臓や腎臓がちゃんと働いているか、栄養状態は大丈夫か、糖尿病の傾向がないか、といったことがわかるんです。生化学検査は、一般血液検査より項目が多いので、より詳しい情報が得られるってわけです。

学校の健康診断での血液検査

学校の健康診断での血液検査は、実は結構シンプルです。ほとんどの学校では、一般血液検査(赤血球、白血球、血小板、ヘモグロビン)くらいしかやっていないんですよ。これで「貧血がないか」「感染症にかかってないか」「血液の一般的な状態」くらいはわかります。

でも、学校によっては「コレステロール検査もしましょう」とか「肝臓の機能も見てみましょう」という学校もあります。これは、学校の予算とか、健康診断に来てくれる医者の判断で決まるんですよ。

病院での血液検査

病院で医者が勧める血液検査は、もっと詳しいことが多いです。医者が「最近疲れやすいですね」とか「咳が続いてますね」という風に、何か気になることがあったら、より詳しい血液検査をするんです。その場合は、生化学検査も含めた、数十項目の検査をすることもあります。

また、特定の病気を調べるための血液検査もあります。たとえば、甲状腺(つまり、ホルモンを作る小さい臓器)の病気を疑ったら、甲状腺ホルモンの量を測る検査をするんです。糖尿病を疑ったら、血糖値とHbA1c(つまり、過去3ヶ月間の平均血糖値)を測るんです。

血液検査についてのQ&A

採血は痛いですか?

採血を受けたことがない人は「痛いんじゃないか」って心配することが多いんですが、実際には、そこまで痛くはないんです。もちろん、ちょっと痛みを感じることは感じるんですが、それは、ほんの一瞬だけ。針が血管に入った時に「あ、今針が入ったんだな」って感じるくらいです。その後は、ほぼ痛くないんですよ。

痛みの感じ方は、人によって違います。採血の経験が多い人は「全然痛くない」と言うし、初めてで緊張している人は「結構痛い」と感じることもあります。心理的な緊張が、痛みの感じ方を大きく左右するんですよ。ですから、採血の時は「深呼吸して、力を抜く」ことが大切なんです。

採血後の注意点は?

採血した直後は、採血した腕に力を入れないように、と言われることがあります。これは、血が止まるようにするためなんです。採血してから1時間くらいは、その腕を動かさない方がいいんですよ。それから、採血した場所が「青くなってないか」「腫れてないか」を時々チェックするといいです。普通は、青くなったり腫れたりすることはないんですが、希に「注射痕」が残ることがあります。これは、自然に治るので、心配する必要はありません。

血液検査の結果が悪かったら?

血液検査の結果で「数値が基準より高い」とか「数値が基準より低い」って出ることがあります。でも、これはね、決して絶望的なわけではないんです。たとえば、赤血球の数が少なかったら「ちょっと貧血気味だから、鉄分を多めに取ろう」という感じで、食事で改善することもできるんですよ。白血球の数が多かったら「今、体が何か感染症と戦ってるのかな」という情報になるだけです。

重要なのは「検査結果を怖がらず、医者の説明を聞くこと」なんです。医者は「この数値が悪いから、こういう生活習慣を心がけましょう」とか「この数値は様子を見ましょう」とか、次のステップを教えてくれます。血液検査は、あなたの体の状態を知って、健康を保つためのツールなんですよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

目次