お父さんの車から「オイル交換の時期ですよ」って通知が来たり、ガソリンスタンドで「オイル交換しませんか?」って勧められたことありませんか?でも実は、オイル交換がなぜ必要で、何をしてるのか、よくわからないって人も多いんじゃないかな。この記事を読めば、オイル交換の正体と大切さが、スッキリわかるようになりますよ。
- オイル交換は、エンジンの中の油を新しいものに取り替えることで、エンジンの部品が傷つかないようにする作業です
- 油は時間とともに汚れたり性質が悪くなるので、定期的に交換しないとエンジンが壊れる可能性があります
- 交換の目安は3000~5000kmごと、または3ヶ月ごとなので、その手前で交換するといいでしょう
もうちょっと詳しく
エンジンオイルというのは、単なる「油」ではなく、いろいろな役割を担っている大事な液体です。潤滑以外にも、エンジンの熱を逃がしたり、汚れを吸収したり、錆を防いだりしています。だからこそ、古くなったオイルだと全部の役割が弱くなってしまって、エンジン全体のパフォーマンスが落ちるんです。定期的にオイル交換することで、エンジンの寿命を延ばせるだけでなく、燃費も良くなったり、加速もスムーズになったりするんですよ。
新しいオイルは単なる潤滑油ではなく、冷却・清浄・防錆などエンジン全体を守るための魔法の液体です
⚠️ よくある勘違い
→ 距離だけじゃなく時間も重要です。ずっと乗らずに駐車してある車でも、3ヶ月経ったらオイル交換が必要。油は日々、空気に触れて酸化(さんか、つまり劣化)しているんです。
→ 3000km走ったら交換、3ヶ月経ったら交換。つまり、走らない人は時間で交換を判断し、よく走る人は距離で判断することが大事です。
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オイル交換とは何か、基本をおさえよう
まず、オイル交換が何かをしっかり理解しましょう。車のエンジンの中には、たくさんの金属でできた部品があります。ピストン、クランクシャフト、カムシャフト…難しい名前ばかりですね。でも大事なのは「いっぱい動いている部品がある」ということです。エンジンというのは、つまり小さな爆発を何度も何度も繰り返して、その力で動いている機械なんです。想像してみてください。金属同士がこすれ合う…普通なら、どんどん傷つきますよね。
そこで大活躍するのがエンジンオイルです。このオイルは、つまり潤滑油という、部品同士のすき間に入り込んで、部品がスムーズに動くようにする油です。油でコーティングされた部品同士は、直接こすれずに、油の膜を通して動くので、傷がつきにくくなるんです。これは、滑り台にバターを塗ったら、スルスル滑りやすくなるのと同じ原理ですね。
ところが、このオイルは時間がたつと、汚れたり、粘り気が失われたりします。すると、その潤滑性能が低下して、また部品がこすれやすくなってしまうんです。そこで、新しいオイルに取り替える、それがオイル交換というわけです。簡単に言うと「エンジンの血液を新しいものに入れ替える」という感じですね。
なぜオイルは劣化するのか
油が劣化するって、どういうことなんでしょう。新しい油を見たことありますか?きれいな琥珀色で、サラサラしていますよね。でも、古い油は黒っぽくなります。これは、エンジンの中で燃焼するときに出たすすや、燃料の一部が混ざるからです。つまり、油は単に「部品を潤滑するだけ」じゃなくて、エンジンの中の汚れやゴミを吸収する役割も担っているんです。だから、時間がたつと汚れが溜まって、黒くなるんですね。
さらに、油は空気に触れると酸化します。酸化というのは、つまり油が化学変化して、その特性が悪くなることです。鉄がさびるのと似た現象ですね。酸化が進むと、油の粘り気が失われて、サラサラになってしまいます。そうなると、部品をちゃんとコーティングできなくなって、潤滑性能が落ちるんです。これはまるで、新しい絵の具がドロドロなのに対して、古い絵の具が水っぽくなるのと同じですね。古い絵の具だと、きれいに色が塗れないでしょう?オイルも同じで、古くなると本来の働きができなくなるわけです。
なぜオイル交換が必要なのか、理由を知ろう
では、なぜ定期的にオイル交換をしないといけないのか。放っておいたらどうなるのか。その理由と影響を説明します。
エンジンの寿命を守るため
古いオイルでエンジンを動かし続けると、エンジンの部品がどんどん傷つきます。小さな傷が積み重なると、部品がすり減ったり、隙間が大きくなったり、最終的にはエンジンが完全に壊れてしまう可能性があります。新しい車でも、オイル交換を怠ると、10年待たずにエンジンがダメになることもあるんです。逆に、定期的にオイル交換をしている車は、10万km、15万km走ってもエンジンがしっかり動きます。これってすごいことですよね。つまり、オイル交換はエンジンの寿命を数倍も延ばすための最も簡単で効果的な方法なんです。
燃費や走行性能に直接影響
古いオイルはサラサラで粘り気がないので、エンジンの部品をちゃんとコーティングできません。そうなると、部品同士のこすれが増えて、エンジンが動かすのに必要な力が増えてしまいます。これは、自転車のチェーンが錆びていて、ゴリゴリしているのと同じ状態ですね。すると、同じ走りをするのに、より多くのガソリンが必要になってしまう、つまり燃費が悪くなるんです。
さらに、エンジンオイルはエンジンの熱も逃がす役割があります。古いオイルは熱を逃がす能力も低下しているので、エンジンが過熱しやすくなります。すると、エンジンの出力が落ちて、加速が鈍くなったり、力がなくなったりします。新しいオイルに交換すると、加速がスムーズになったり、走りが気持ちよくなったり、という経験をした人も多いと思います。それは、オイル交換でエンジンの性能が本来の状態に戻るからなんです。
エンジンの損傷を防ぐ
古いオイルには、すすや燃料の一部などの汚れが混ざっています。この汚れが溜まると、油の通り道(つまり「オイルパス」という、エンジンの中を油が通る細い道)が詰まったり、油が流れにくくなったりします。そうなると、エンジンの奥の方まで油が届かなくなって、そこの部品が潤滑されず、傷つきやすくなるんです。
また、古いオイルは防錆性能(さびを防ぐ能力)も低下しています。エンジンの中は水分が発生することがあるんです。新しいオイルなら、その水分を吸収して、部品がさびないようにしてくれます。でも古いオイルだと、その能力が落ちているので、部品が錆びやすくなってしまうんです。錆びた部品は、もう直せないこともあります。だから、古いオイルで走り続けるのは、すごく危険なんですね。
オイル交換の流れ、どうやってやるのか
では、実際にオイル交換はどうやって行うのでしょう。自分でやる人もいますし、ガソリンスタンドや整備工場でやってもらう人もいます。流れを説明します。
古いオイルを抜く
まず、エンジンを温めます。温かいオイルは粘り気が下がって、流れやすくなるんです。その後、エンジンの下にあるドレンプラグ(つまり、油を抜くための栓)を外します。すると、古いオイルがジャバジャバと流れ出てくるんです。この時、エンジンを少し傾けたり、ドリルのような道具を使ったりして、古い油をできるだけ全部抜き出します。
同時に、オイルフィルター(つまり、油を通すときにゴミをこす機械)も交換します。このフィルターは、オイルが通るときに、すすや汚れをキャッチするんですが、長く使うと汚れが詰まって、油が通りにくくなります。だから、新しいフィルターに交換する必要があるんです。
新しいオイルを入れる
古いオイルと古いフィルターを取り外したら、今度は新しいオイルを入れます。車によって、入れる量が決まっているので、その量だけ注ぎます。ガソリンスタンドでは、量を測るための棒(オイルゲージ)を使って、正確な量を注ぎます。多すぎてもダメ、少なすぎてもダメです。多すぎると、エンジンの中が油でいっぱいになって、部品がちゃんと動かなくなりますし、少なすぎると、潤滑ができなくなります。
エンジンを運転して循環させる
新しいオイルを入れたら、エンジンをかけて、少し運転します。こうすることで、新しいオイルがエンジンの隅々まで行き渡るんです。これはウォーミングアップと似た感じですね。そして、また油の量を確認して、必要に応じて調整します。
オイル交換の時期と周期、いつやるべき?
では、いつオイル交換をすればいいのでしょう。目安があります。
走行距離による目安
昔は「3000kmごと」という目安が一般的でした。今でもこの周期を守っている人は多いです。ただし、最近の車は、オイルが長く持つように設計されているので、「5000kmごと」でいい車も増えています。自分の車がどうなのか、確認したければ、説明書を見るか、ディーラーに聞くといいですよ。
走行距離が長い人(毎日長く乗る人)は、距離で判断するのが目安です。逆に、あんまり乗らない人は、どうすればいいかというと…
時間による目安
ガソリンスタンドでよく「半年ごと」「3ヶ月ごと」という目安を聞きませんか?これは、走行距離じゃなくて、時間で判断する基準です。オイルは、走ってなくても、空気に触れて酸化が進むんです。だから、3ヶ月間ほとんど乗ってなくても、その間にオイルは劣化しているんですね。
一般的には、「3000km走ったら交換、または3ヶ月経ったら交換。どちらか先に来た方」という基準を使っている人が多いです。これなら、走行距離が短い人も、走行距離が長い人も、両方に対応できます。
オイル交換の通知機能
最近の車には、オイル交換の時期が来たら、ダッシュボードに表示される機能がついている車もあります。これはオイル交換時期を自動計算する機能で、走行距離と走り方(急加速が多いとか、アイドリングが長いとか)を考慮して、ちょうどいいタイミングを教えてくれるんです。こういう機能がついてる車なら、その通知を目安にするといいですよ。
よくある質問に答えよう
全く乗らない車のオイル交換はどうする?
「この車、ほとんど乗ってません」という人も、3ヶ月~半年ごとには交換した方がいいです。理由は、走ってなくても酸化が進むから。さらに、長く乗ってない間に、エンジンの中に水分が溜まることもあるんです。新しいオイルなら、その水分を吸収して、部品が錆びないようにしてくれます。
軽自動車と普通の車で、オイル交換の周期は違うの?
基本的には、「3000~5000km、または3ヶ月」という目安は、どの車でも同じです。ただし、車によっては設計が違うので、説明書に書いてある周期を守った方が無難ですよ。高級車の中には、「10000kmごとでいい」という車もあります。
安いオイルと高いオイルの違いは何?
オイルにもいろいろな種類があります。安い鉱物油(つまり石油から取った油)から、高い合成油(つまり人工的に作った油)まで。合成油の方が、酸化しにくく、高温にも強いので、長く持ちます。だから、走行距離が多い人や、スポーツ走行をする人は、高い合成油を選ぶ方がいいんです。逆に、あんまり乗らない人なら、安い鉱物油でもいいです。
自分でオイル交換できるの?
できます!ただし、難しいので、初心者は絶対にやめた方がいいですよ。古いオイルを抜く時に、やけどの危険もありますし、新しいオイルの量を間違えると、エンジンが壊れることもあります。最初はガソリンスタンドや整備工場でやってもらって、どんなふうにやるのか見学するのがいいですね。
