お兄さんやお姉さんが「保育士資格を取ろうかな」って言ってるのを聞いたことない?保育園や幼稚園で小さい子たちのお世話をする仕事をしたい人が持つ資格なんだけど、実は「資格を取る方法」「実際の仕事内容」「給料」とか、意外と知らないことが多いんだよね。この記事を読めば、保育士資格がどんなものかがバッチリわかるようになるよ。
- 保育士資格とは、保育園で子どもをお世話するために必要な国家資格で、幼稚園の先生とは役割が異なります
- 資格を取る方法は養成学校に通う方法と試験に合格する方法の2つがあります
- 保育士の仕事は子どもの生活をサポートし、成長を見守るとてもやりがいのある職業です
もうちょっと詳しく
保育士資格は「児童福祉法」という法律に基づいて国が定めた資格で、この資格を持っていないと保育園で保育士として働くことができません。つまり、医者や看護師と同じように、一定の知識とスキルを持った人だけが仕事をすることが認められているんです。保育園は小さい子どもたちを預かる責任ある場所だから、専門的な知識が必要とされているわけです。子どもの成長段階、心の発達、健康管理、安全対策など、専門的な勉強をした人だけが対応できるようになっているんです。
保育士資格は「国家資格」だから、持ってる人は必ず決まった勉強をして試験に合格した人です
⚠️ よくある勘違い
→ 実は違う資格です。保育士は「児童福祉施設の職員」という位置づけで、幼稚園の先生は「教育職員」という位置づけ。仕事の時間も内容も違います。
→ 正解です。保育士は保育園で生活支援を、幼稚園の先生は幼稚園で教育を中心にします。中には両方の資格を持ってる人もいます。
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保育士資格とは、子どもを預かる仕事に必要な国家資格
保育士資格がなぜ必要なのか
保育士資格がどうして存在するのかを理解するには、保育園の役割を知ることが大事です。保育園って、親が仕事をしている間、子どもたちを預かって、食事、トイレ、遊び、お昼寝などの生活全般をサポートする場所なんですよね。朝は7時から、夜は20時、21時まで開いてる園もあります。つまり、子どもたちが目覚めてから寝るまでの大事な時間を預かってるわけです。
この時間帯で、子どもたちは色々な感情を経験します。お友達とケンカしたり、何かができるようになって喜んだり、お家の人に会いたくて泣いたり。そういった「心の発達」や「人間関係の形成」の重要な時期を、専門的な知識を持った大人が見守る必要があるんです。だから、お兄さんやお姉さんなら誰でもいいわけじゃなくて、子どもの成長段階を理解して、安全にお世話できる専門家が必要なんです。それが保育士なんです。
また、小さい子どもたちは自分でケガを防ぐことができません。熱いお風呂に気づかずに入ろうとしたり、小さいものを口に入れたり。保育士は、そういった危険から子どもを守るための専門知識を持ってなきゃいけません。子どもが誤飲した時の対応、熱中症の予防、感染症の対策、怪我の応急処置など、命に関わることばかりです。だから「自分で学んだから」じゃなくて、国が「この人は信頼できる」って認める資格が必要なんです。
保育士資格を持つと何ができるのか
保育士資格を取得すると、保育園で保育士として働くことができます。保育園だけじゃなくて、児童養護施設(親がいない子どもたちが生活する施設)、乳児院(赤ちゃんのお世話をする施設)、障害児施設など、子どもたちをお世話する色々な施設で働けるんです。つまり、この資格一つで、子どもに関わるいろんな職場で活躍できるわけです。
また、保育士資格を持ってると「この人は子どもの成長について専門的な知識を持ってる」という証明になります。採用試験の際に、企業側も「この人は信用できる」って判断できるし、給料の決定の時も資格を持ってることが評価されます。子どもと関わるすべての職場で、この資格は信頼の証になるんです。
保育士資格を取るための2つのルート
ルート1:養成学校に通う方法
一つ目の方法は、保育の養成学校に通うルートです。これは「高校を卒業したら、保育の専門学校や短大、大学に進学する」という道ですね。学校によって期間が違います。短大や専門学校なら2年間、4年制大学なら4年間です。
学校では何を勉強するかというと、子どもの発達心理学(つまり、子どもはどうやって成長していくのかについての知識)、子どもの栄養と食事、子どもの病気、保育の遊び・教育の内容、実際に保育園で働く実習、などです。講義で知識を学んで、実習で実際に子どもたちと関わって、「学んだことを実際に使えるのか」を確認するんです。
この方法の良いところは、しっかり基礎から学べることです。2年間、または4年間かけて、子どもについて本当に深く学べます。同じ目標を持った友達も作りやすいし、先輩たちから「保育園はこんな感じだよ」という情報ももらえます。学校のキャリアセンターが、就職先の紹介もしてくれたりします。
ただし、2年間なり4年間なり、学校に通う時間が必要です。その間の学費もかかります。短大や専門学校なら100万円前後、大学なら200万円〜300万円くらいの学費が必要になることが多いです。また、働きながら学ぶのは難しいので、学生生活に専念する必要があります。
ルート2:試験に合格する方法
二つ目の方法は、試験に合格するルートです。高卒以上の学歴があれば、学校に通わずに試験を受けることができます。つまり、働きながら勉強して、試験に合格すれば資格が取れるということです。
試験の内容は、筆記試験で「児童発達論」「保育原理」「子どもの食と栄養」など9科目の知識を問われます。また、実技試験として「造形」「音楽」「言語」の3つの中から2つを選んで実施します。造形は、子どもたちに見せる壁画とか工作の製作、音楽はピアノを弾いて歌ったり、言語は子どもたちの前で読み聞かせをしたり、という実技です。
この方法の良いところは、働きながら目指せることです。実際に保育園でアルバイトをしながら、試験勉強をするという人も多いです。学費も少なくて済みます(試験の受験料は約13,000円)。すでに社会人で「保育の仕事がしたい」って思った人にぴったりのルートです。
ただし、自分で勉強計画を立てなきゃいけないし、わからないことがあっても学校の先生に聞けません。通信講座を利用したり、参考書で勉強したり、工夫が必要です。また、筆記試験に合格してから実技試験、という流れなので、合格まで時間がかかることもあります。
保育士の仕事内容と、実際の1日の流れ
保育園での保育士の役割
保育園で保育士が何をしてるか、想像つきますか?実は、思ってる以上に細かい仕事が多いんです。
朝、子どもたちが園に着いたら、まず「おはよう」と挨拶します。このとき、保育士は「この子は今日、元気そう?疲れてる?」って子どもの様子を観察してます。もし「いつもと違う」と感じたら、親に「夜、寝不足だったんですか?」って聞いたりします。小さい子どもは言葉でうまく伝えられないので、表情や行動から気持ちを読み取るスキルが必要なんです。
つぎに、朝の会があります。みんなで「朝の歌」を歌ったり、「今日の天気は?」「今日は何月何日?」という確認をしたり。これは子どもたちが「今がいつで、これからどんな一日が始まるのか」を理解するために大事な時間なんです。
そのあと、自由遊びや、保育士が計画した活動があります。ブロックで遊んだり、お外で砂遊びをしたり、お絵かきをしたり。この時も保育士は、ただ見守ってるだけじゃなくて、「この子はいつも一人で遊んでるな。お友達と遊ぶきっかけを作ってあげよう」「この子は集中力がついてきたんだな」という観察をしながら、必要なサポートをしてます。
食事の時間も大事な保育の時間です。小さい子どもたちは、スプーンやフォークをまだ上手に使えません。でも「自分で食べたい気持ち」を大事にして、保育士がそっとサポートします。「こぼしちゃった」「食べずに遊んでた」という時も、怒るんじゃなくて「次はどうしようか」って一緒に考える。そういう関わりが、子どもの「食べる力」を育てていくんです。
お昼寝の時間も、やることがあります。子どもたちが静かに眠ってる間も、保育士は起きてて、子どもたちの寝息を聞いたり、布団がズレてないか見たり。SIDS(乳幼児突然死症候群)という、寝てる間に突然亡くなってしまう症状があるので、この時間も気が抜けません。また、お昼寝から起きた子どもたちがグズグズしてることも多いので、その対応も必要です。
帰宅の時間が近づくと、片付けをして、帰りの会をします。「今日は何が楽しかった?」って振り返ったり、明日への期待を膨らませたりします。帰宅するまでに、子どもたちのリセットが必要な時もあります。
保育園での大事な記録と連絡
実は、保育士の仕事って、子どもたちと直接関わる時間だけじゃありません。記録も大事な仕事なんです。毎日、子どもたちの様子を「保育日誌」に記録します。「今日は〇〇君が初めてお友達に話しかけた」「□□ちゃんはトイレの練習を始めた」みたいなことを書きます。これは、保育園全体で子どもの成長を把握するために必要なんです。
また、親との連絡も大事です。帰宅の時に「今日はこんなことがありました」って説明したり、連絡帳に書いたり。特に小さい子どもたちは、親に「保育園での様子」を伝えることで、親も「子どもの成長」を感じることができます。
保育士になるために、今からできることと心構え
自分に向いてるか確認してみよう
保育士になりたいと思っても、「本当に自分に向いてるのかな」って心配になることあると思います。保育士に向いてる人の特徴を紹介します。
まず、「子どもが好き」っていうのは当たり前ですが、「子どもの成長を見守りたい」という気持ちが大事です。子どもってできないことばかりなんです。歩けない、話せない、自分でご飯が食べられない。でも、その「できない」が「できる」に変わる瞬間って、本当に素晴らしいんです。その瞬間に立ち会いたい、その成長をサポートしたい、という気持ちがあるかどうかが大事です。
次に、「忍耐強さ」が必要です。子どもたちって、同じ説明を何度もしても理解しないことがあります。靴を履くのに30分かかることもあります。イライラするんじゃなくて、「この子のペースなんだ」って受け入れる気持ちが必要です。
また、「体力」も大事です。朝は早く、帰りは遅く、その間ずっと動きっぱなしです。子どもを抱っこしたり、一緒に走ったり。元気いっぱいの子どもたちを相手にするから、保育士も元気がなきゃいけません。
そして、「協調性」です。保育園では、一人では成り立たない仕事ばかりです。他の保育士と「この子のこと、どう思った?」って話し合ったり、親と「家庭ではどう?」って相談したり。色々な立場の大人と一緒に、子どもたちのために動く力が必要です。
今からできることを始めよう
保育士を目指してるなら、今からできることがあります。例えば、小学校や中学校でも「職業体験」という機会があるかもしれません。保育園の実習に応募して、実際に子どもたちと関わってみるのはいい経験になります。また、ボランティアで保育園の活動をサポートするのもいいですね。
また、「子どもの気持ちを理解する力」を育てることも大事です。自分の弟妹がいれば、その子の気持ちを考える練習になります。親戚の子どもたちと遊ぶときに、「この子は今、何がしたいんだろう」「どうしたら楽しい時間になるかな」って考える習慣をつけるといいですよ。
勉強の面では、特に理科と社会が大事です。理科は「子どもの病気」「栄養」など、保育士試験に出てきます。社会は「社会保障制度」とか「福祉」とか、子どもと社会の関係を理解するのに必要です。今から、その科目に興味を持つといいですね。
保育士の給料と、やりがいについて
保育士の給料は、正直言うと、他の職業に比べて高くないんです。保育園は、親が払う保育料と国や市町村の補助金で運営されてます。保育料には上限があるから、給料も限られてしまうんです。平均的な保育士の給料は月給20万円前後で、全職業の平均よりも低いのが現状です。
でも、そういう経済的な問題があってもなお、保育士を選ぶ人が多いのは、「やりがい」があるからなんです。子どもが「できた!」って喜んだとき、親が「園で〇〇をして、成長しました」って感謝してくれたとき、そういう瞬間の喜びは、お金には代えられません。
また、保育士という仕事を通じて、「親としての目線」も育ちます。「子どもってこうやって学んでいくんだ」「この時期はこういう課題があるんだ」という知識が身につくので、自分が親になった時に、すごく役立つんです。
