法人税って何?わかりやすく解説

親や周りの大人が「会社の税金」「法人税」と言うのを聞いたことない?実は、自分たちが働く社会って、税金で動いてるんだよ。そして会社だって、個人と同じように税金を払ってるんだ。この記事を読めば、どうして会社は税金を払う必要があるのか、法人税がどういう仕組みなのか、そして私たちの生活とどう関係してるのかが、すっきりわかるよ。

先生、「法人税」ってよく聞くけど、それって何ですか?

いいね、いい質問だ。簡単に言うと、法人税は会社が稼いだ利益に対して、国に納める税金ってことだよ。君たちが給料から税金を引かれるように、会社も同じ。つまり、会社の利益は全部が会社のものじゃなくて、その一部を国に納めるってわけ。
なるほど。でも、どうして会社も税金を払わないといけないんですか?個人だけじゃダメ?

ここが重要だ。会社ってのは、社会の資源を使って、お金を稼ぐ組織だよね。道路、電気、通信網、警察、消防、学校で育った従業員……会社が稼ぐために使ってるものって、全部社会が提供してる。だから、その利益の一部を「社会に返す」という形で税金を払うんだ。これがないと、国が道路や学校を作ったり、みんなの生活を支えたりできなくなっちゃうんだよ。
あ、そっか。会社も社会の一部だから、責任があるってことですね。で、その税金ってどうやって計算するんですか?

うん、良い視点だ。基本的には、会社が1年で稼いだ利益に、一定の税率をかけて計算する。日本の場合、その税率は大体30%前後。だから、会社が100万円の利益を出したら、その30%の30万円が法人税として国に納められるってわけ。ただし、実際はもっと複雑で、経費や特例とかがあるんだけど、基本はそれだよ。
📝 3行でまとめると
  1. 法人税は 会社の利益に対する税金で、国が社会を支えるために必要な制度
  2. 会社の利益に 一定の税率(30%前後)をかけて、そこから納める金額を決める
  3. 法人税があることで、誰もが安心して生活できる社会が成り立つ仕組みになっている
目次

もうちょっと詳しく

法人税は、個人の所得税しょとくぜいと並ぶ大切な「税金の柱」だ。個人が給料から税金を引かれるように、会社も稼いだ分から税金を出すんだけど、その仕組みは少し違う。会社の場合は「利益」に対して税金がかかる。つまり、売上から経費を引いた、本当に「儲かった部分」に対してなんだ。これは公平性のためで、赤字の会社には法人税がかからないしくみになってる。税金を納めることで、会社も「社会の一員」として、学校や道路や警察といった、みんなが使う仕組みを支える側に回るわけだよ。

💡 ポイント
利益=売上-経費。税金がかかるのは、この「本当に儲かった部分」だけ

⚠️ よくある勘違い

❌ 「法人税ってすごく高くて、会社が苦しくなる」
→ そんなことはない。税率は約30%だけど、賢い会社は経費の仕組みや控除こうじょをうまく使って、払う税金を減らしてる。また、法人税は利益が出た時だけかかるから、もうけてない会社には関係ない。
⭕ 「法人税は、会社が利益を出した時に、社会に還元する仕組みの一つ」
→ 正解。税金以外にも、給料や配当を払うことで社会にお金が回る。法人税は、その中でも特に公共サービスを支えるための必要な仕組みなんだ。
なるほど〜、あーそういうことか!

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法人税ってそもそも何?基本を理解しよう

会社も税金を払う理由

君たちが「え、会社も税金?」と驚くかもしれないけど、これって当然のことなんだ。考えてみてほしい。君たちが親から給料をもらったら、給料から税金が引かれるよね。会社も同じ。売上から経費を引いて、残った利益に対して税金を納める。これが法人税だ。

でも、なぜ会社は税金を払う必要があるのか?それはね、会社が社会の資源を使って商売をしてるからなんだ。具体的に言うと、会社が使ってる道路は誰が作ったと思う?警察や消防が守ってくれるのに、その給料は誰が出してると思う?答えは、税金だ。学校で勉強した従業員たち、その学校も税金で建ってる。電気も、水も、通信網も、全部社会が提供してくれてるんだ。だから、会社が社会の資源を使って利益を出したら、その一部を社会に返す。それが法人税ってわけなんだよ。

これって、逆に考えると、会社も「社会の一員」だってことだ。個人がそうであるように、会社だって社会を支える責任がある。だから、もうけたら税金を払う。それが成熟した社会の仕組みなんだ。

法人税がない国ってあるの?

実は、法人税をほぼゼロにしてる国もあるんだ。例えば、アイルランドとか。そういう国は企業を呼び込もうとして「税金を安くするから、ここで商売してね」って言ってる。すると、大企業がその国に移って来て、雇用が増えるし、経済が活発になる。でも、その代わりに何が起こるか?その国の人たちが払う税金が増えるんだ。医療や教育にお金がちゃんと回らなくなることもある。日本は「みんなで社会を支える」という考え方だから、会社も個人も、きちんと税金を納める仕組みになってるんだ。

法人税はどうやって計算されるのか

利益×税率=法人税の基本形

法人税の計算方法は、実は思ってるより簡単だ。基本的には、こうだ:

会社の利益 × 税率 = 納める法人税

例えば、ラーメン屋さんを想像してみて。売上が100万円だとしよう。でもね、その全部が儲けじゃないんだ。麺の仕入れに30万円、バイトの給料に40万円、お店の家賃に15万円かかったとしたら、100万-(30万+40万+15万)=15万円が「利益」になる。ここに税率をかけるんだ。日本の法人税の税率は大体30%前後。だから、15万円 × 30% = 4.5万円が、このラーメン屋さんが納める法人税ってわけだ。

ここで大事なポイント:経費は税金の計算から引けるってこと。麺を買うお金も、バイトの給料も、家賃も、全部経費として引けるんだ。だから、実際に払った売上の値段ではなく、「本当に儲かった部分」に対してだけ税金がかかる。これって公平だと思わない?赤字のお店は、法人税をゼロ円で済むんだ。

法人税ってどれくらい?実際の数字を見てみよう

日本の法人税の税率は、大きく分けて2つある。普通の会社は、利益に対して約30%の税金がかかる。ただ、中小企業で利益が800万円以下の部分は、税率が15%になってる。これは「小さい企業も頑張ってね」という応援の気持ちなんだ。

例えば、利益が500万円の会社なら、全部が15%で計算されるから、500万 × 15% = 75万円。でも利益が2000万円だったら、最初の800万は15%で120万円、残りの1200万は30%で360万円。合わせて480万円が法人税ってことになる。

ちなみに、アメリカは約21%、ドイツは約30%とか。法人税の税率って、各国の「会社をどれくらい応援するか」という考え方が反映されてるんだ。高い国は「会社から多く取ろう」で、低い国は「会社を応援しよう」ってイメージだね。

法人税と個人の税金、何が違うのか

個人の給料から引かれる税金

君たちが親から給料の話を聞くときに「手取り」という言葉を聞いたことない?給料から税金を引いた後の、本当に手元に来るお金のことだ。この税金が所得税しょとくぜい。給料が100万円だったら、そこから所得税しょとくぜいと、あと社会保険料しゃかいほけんりょうとかが引かれて、80万円くらいが手取りになるみたいなイメージ。

この個人の税金と法人税、何が違うかって言うと、対象が違うんだ。個人の税金は「給料という所得」に対してかかる。会社の法人税は「利益」に対してかかる。そして、もう一つ大事な違いがある。個人の給料ってね、生活費として子どもの養育費とか、医療費とか、いろんなことに使われるでしょ?だから、配偶者控除はいぐうしゃこうじょとか、医療費控除いりょうひこうじょとか、「生活に必要な部分は税金の対象外にしよう」っていう控除こうじょがいっぱいあるんだ。

でも会社の利益は、企業活動のためのお金だ。だから控除こうじょの考え方が少し違う。「本当に事業に必要だった経費」っていう証拠がなきゃ、引くことができないんだ。これが「厳密さ」の違いだね。

法人税と消費税しょうひぜいの関係

ここで、もう一つ理解してほしいのが、法人税と消費税しょうひぜいの違いだ。君たちがお店で何か買う時、値段に10%の消費税しょうひぜいが上乗せされてる。これ、誰が払う税金だと思う?実は、表面的には消費者が払ってるけど、実は国に納めるのは「会社」なんだ。

例えば、1000円のお弁当を買うと、消費税しょうひぜい100円を含めて1100円払うよね。その100円は、お店を経営してる会社が国に納めるんだ。だから、会社にとっては、消費税しょうひぜいと法人税は別の「義務」なんだ。法人税は利益に対してだし、消費税しょうひぜいは商品の販売額に対して。どっちも払わなきゃいけないってわけだ。だから、会社って実は結構な税金を払ってるんだよ。

法人税が社会に与える影響、見えないけど大事だよ

法人税は何に使われるのか

会社が納めた法人税、最終的にはどこに行くと思う?それは、全部国の予算の一部になるんだ。国の予算ってのは、学校、道路、病院、警察、自衛隊、あらゆる公共サービスに使われてる。

例えば、君たちが通ってる学校。その建物、誰が作ったと思う?学校の先生の給料は?全部、税金だ。教科書だって、机だって。そして、その教科書を作ってる出版社だって会社。その会社が法人税を納めてる。道路だって同じ。舗装するために必要な建設会社も、その材料を売ってる会社も、全部法人税を払ってる。つまり、税金 → 政府の予算 → 公共事業・公務員の給料 → 社会全体の底上げ、っていう流れなんだ。

もし法人税がなくなったら?政府は道路を作れなくなる。学校の先生を雇えなくなる。警察も機能しなくなる。そしたら、個人の税金が爆発的に増える。つまり、君たちの親たちが払う給料の税金が、今の何倍にもなっちゃうってわけだ。だから、会社が法人税を払うことは、実は個人たちの税負担を減らすことにもつながってるんだ。

法人税が高いと、会社はどうなるのか

じゃあ、逆に法人税が高すぎたら?会社はどうなると思う?簡単に言うと、利益の大半を税金で取られたら、会社は新しい設備を買う余裕がなくなるんだ。新しい商品を開発する余裕もなくなる。給料を上げる余裕もなくなる。最終的には、従業員がクビになったり、給料が減ったり、サービスが悪くなったりする。

逆に法人税が低すぎたら?確かに会社は儲かる。でも、政府は税金が足りなくなって、学校や病院の予算を削らなきゃいけなくなる。すると、医療が悪くなったり、教育が受けられなくなったりする。つまり、社会全体にしわ寄せが来るんだ。

だから、法人税の税率ってのは、「社会全体のバランスを考えて、ちょうどいい税率は何%か」という問題なんだ。日本が30%にしてるのは、企業にも頑張ってもらいながら、社会もちゃんと支えられるくらい、ってバランスなんだよ。

日本の法人税は高い?安い?

ここで、一つのクイズ:日本の法人税率は、世界的に見たら、高いと思う?安いと思う?

昔は日本の法人税率は40%くらいあって、世界で一番高かった。だから企業が海外に逃げちゃうってことが起きた。で、日本の政府も「これじゃダメだ」って気づいて、税率を30%に下げたんだ。今、日本は「ちょうど真ん中くらい」の税率の国だ。アメリカは21%だし、イギリスも19%だし。その代わり、スウェーデンとか北欧の国は、法人税が高いけど、その代わり社会保障が充実してるんだ。

つまり、税率って、その国の「何を大事にするか」を表してるんだ。「企業をいっぱい儲けさせたい」って国は低いし、「社会全体の福祉を大事にしたい」って国は高い傾向がある。日本は「その真ん中」くらいのバランスを取ろうとしてるわけだね。

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この記事を書いた人

大人になってから「これ知らなかった…」と恥ずかしい思いをした経験から、このサイトを作りました。お金・仕事・社会のしくみって、学校で教えてくれないのに知らないと損することだらけ。むずかしい言葉を「あーそういうことか!」って思えるまでかみ砕いて説明するのが得意です。主に経済・法律・税金・ライフイベント周りの用語を毎日更新中。

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